自衛官だったけどクローンになったのでジェダイを救ってみた   作:みどり色

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第50話 取り敢えずコルサント戻りましょう

俺とアナキンが行方不明のパダワンを捜索するにあたって、アディス達にはそれぞれ行動抑制チップの除去をするカミーノアンに同行してもらう事になった。

オーリーに関しても、リハビリがてらカミーノアンに同行してもらっている。

 

という訳で、今回の任務は援軍無し。

正真正銘の二人での任務だ。

 

「それで、レイはこの事件については本当に知らないんだな?」

 

「マジで全くわからないです・・・取り合えずコルサントに戻って、パダワンのマスター達に会うんだろ?」

 

「話を聞いてみないと探しようがないからな。急ぎコルサントに戻ろう」

 

 

 

<ニュー級アタックシャトル船内>

 

うーん、頑張って思い出そうとしているがこんな事件は記憶にない。

やはり、俺が本来の歴史をいじってしまった事で生じたケースなんだろうな。

・・・まあ、気にしても仕方がない。

俺は俺の大切だと思う人の為に戦うと決めたんだ。

今更、生き方を変えるつもりはない。

 

「アナキン、そう言えばあっちの方はどうなんだ?」

 

「ん?あっちと言うのは?」

 

「いやだから、お前たちの子作・・・」

 

「(!?)おいレイ!急に何てこと言うんだ!?」

 

「なんだ、その〇貞みたいなリアクションは・・・」

 

「・・・まあ、それなりに(小声)」

 

ピュアなティーンでもあるまいし・・・

イケメンで奥さん一筋なアナキンも、下ネタで盛り上がれる友人はいなかったか。

・・・ジェダイだから、そんな相手いるわけないか。

 

下品ですんません。

軍人は皆こんなものよ。

 

「別にふざけてるわけじゃないぞ?幼いパダワンが行方不明と聞いて思い出しただけだ。アナキンは、生まれてくる子供にはジェダイになって欲しいとかって考えはあるのか?」

 

「突然だからビックリしたんじゃないか・・・子供か・・・レイは前の世界では子供はいたのか?」

 

「あん?なんだそれは、俺の傷口を抉ろうっていうのか?」

 

子供どころか、彼女すらいなかったわ!

バーに入っただけ女性から注目されたり、どこかの国のお姫様をメロメロにさせる、ジェダイ・マスターとは違うんだよ。

史上初のクローン・トルーパーver.ダークサイドになるぞ、この野郎。

 

「い、いや別に他意はないんだ・・・自分が父親になるという実感がわかないだけだ。それにレイからの質問に応えるなら、答えはNOだな」

 

まあ、何となくそんな気はしていたけどな。

ジェダイは本当に大変だ。

責任の大きさに対して、そのリターンが全くない。

自己犠牲の塊のような存在だし、前の世界では少し憧れていたような部分もあったが、今じゃ頼まれてもなりたくない。

フォースは使えるようになりたいけどね?

 

俺はもっと自由な生活が良い。

・・・賞金稼ぎとかも良いかもな。

 

「子供には、僕が歩めなかった自由な人生を送って欲しいって言うのが素直な気持ちかな」

 

「別に遅くはないんじゃないか?」

 

「え?」

 

「アナキンだって、まだまだ若いだろう?自分の生き方は自分で選べるはずだ」

 

何かを始めるのに遅いなんてことはない。

これからだって好きなように生きていけば良いんだ。

そういう思いで言ったが、伝わったかどうかはアナキンだけが知っている。

 

まあ、顔を見れば大体わかるけどな。

素直な奴め!

 

 

 

<惑星コルサント ジェダイ聖堂>

 

俺達は既にコルサントに到着し、行方不明になっているパダワンのマスター達と会っていた。

・・・全員知ってる人だな。

いや、面識はないんだけどね?

 

今回行方不明になっているのはケイレブ・デューム、トリラ・スドゥリ、カル・ケスティスの三人だ。

この狙ったかのような人選は何なんだ・・・。

どうやら三人とも、師匠である彼、彼女らの下に居ないタイミングで行方不明になったようだ。

 

「・・・と言う事は、全員に共通している事は貴方達の目の届かないタイミングで、行方不明になったと言う事ですね?」

 

「そう言う事になるな」

 

そう答えるのはジェダイ・マスターのジャロ・タパルだ。

彼はラサットの男性で、厳格な人物として知られている。

 

「コルサントだからと油断していたわ、先日聖堂の爆破事件があったばかりだと言うのに・・・」

 

「戦況は共和国が有利です。内部を混乱させる目的・・・分離主義者たちの犯行であるという可能性も視野に入れて捜査すべきですね」

 

そう話すのはジェダイ・ナイトのシア・ジュンダと、ジェダイ・マスターで評議会のメンバーでもあるデパ・ビラバだ。

 

「ポング・クレルやバリス・オフィーの件もあります。この時期に聖堂にいた者はマスターと言えども捜査から外れてもらうと、マスターヨーダからの要請です」

 

「仕方あるまい、だが我々も独自に調べるつもりだ。弟子が行方不明になった時にはフォースの暗黒面を感じた。フォース感応者の犯行だと考えて事に臨むべきだ」

 

フォースの暗黒面か・・・

と言う事はジェダイ、もしくはシスが何らかの形で関わっていると考えて捜査した方が良いだろう。

厄介な事になってきたな。

 

 

 

俺達は彼らと別れて、今後の事を話し会っていた。

 

「それでどうする?」

 

「そうだな・・・取り合えずクレルに会うのはどうだろう?何か知っているかも」

 

クレル先生か・・・

確かに彼は未来を予見する力も強いし、共和国崩壊のビジョンを見ているくらいだ。

加えて、暗黒面に堕ちているから今回のようなケースでは参考になるかもしれないな。

 

 

 

 

 

<ギャラクティック・シティー 共和国司法局中央拘留センター>

 

ここはコルサントの最高レベルの刑務所で、重犯罪を犯した犯罪者が拘留されており、クローン・ショック・トルーパーが警備を任されている。

 

「トルーパー、元ジェダイ・マスターのポング・クレルに面会に来た」

 

「スカイウォーカー将軍、少々お待ちを」

 

そう言ってトルーパーは必要な手続きに入り、程なくして特別な監獄ブロックに案内された。

 

「これは、これはスカイウォーカー将軍に変わり者のクローン・コマンダーじゃないか?今日はどういったご用件で?」

 

当時と変わらないクレルがそこにいた。

相変わらずいやらしい笑みを浮かべる奴だな。

 

「クレル、お前に聞きたいことがある」

 

「ほう、惑星アンバラでの事じゃないだろう?今回は別件か?」

 

「最近このコルサントでパダワンが行方不明になる事件が起きた。お前は何か知っているんじゃないかと思ってな」

 

「はっはっはっはっはっ!先日のあの予知夢はそういう事か?言っただろう、このままでは共和国は崩壊し、新しい秩序が生まれると!まあ、私が以前に見た予知夢とは変わっていたようだが、共和国崩壊の未来が待っている事に変わりはない!私はその時が来るまでここでのんびりと待たせてもらう。そして新世界で私は支配者となるのだ!!」

 

・・・相変わらず話が長いな。

喋り出すと気持ち良くなって止まらないパターンのヤツだな。

 

「戯言は良い、何を見たか早く教えろ」

 

「複製の使い捨て如きが、随分と生意気な口を叩くじゃないか?まあいい、お前らクローンにはどうすることもできないだろう、少し教えてやる。パダワンの行方不明になったと言う時期、フォースの暗黒面の力をハッキリと感じた・・・素晴らしい力だ!間違いなくシスの暗黒卿が絡んでいるだろう!そして私はその力を学び、銀河の支配者になるのだ!はーっははははははっ!!」

 

俺とアナキンは二人で顔を見合わす。

またそれか?

クレル先生の頭の中は、銀河の支配者になる事で一杯のようだな。

 

だが、今回の件でハッキリしたな。

マスター・タパルも言っていたがフォースの暗黒面、シスの暗黒卿絡みなのは間違いないようだ。

 

しかし、これ以上の事はクレルからは聞き出せないな。

ブツブツ独り言を呟き始めている。

 

これ以上は時間の無駄だと判断して、俺達は共和国司法局中央拘留センターを後にした。

 




はい、お疲れさまでした。
久しぶりの登場だったクレル先生ですが、最後には時間の無駄認定されていましたね。

クレル「解せぬ・・・」

次回も何かとお世話になっている方が登場します。
お楽しみに。

それではまた近いうちに・・・
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