自衛官だったけどクローンになったのでジェダイを救ってみた 作:みどり色
俺は今までの事をボ=カターンに伝え、彼女の協力を取り付ける事に成功する。
ここの事も詳しいし、ボ=カターンがいれば心強い。
そ、それだけだよ!?
別に彼女と一緒に居られるのが嬉しいわけじゃないんだから!
・・・ふぅ。
「それじゃあ、モールが犯人という線が濃厚なのね?」
「ああ、その可能性は高いだろうな」
彼女が協力してくれるのは、何も善意からだけではないだろう。
実質、この星を支配しているモールが共和国の人間を拉致、しかもそれがジェダイのパダワンだとしたら、共和国、ジェダイ評議会は動くしかない。
彼女はこの星を取り戻すために戦っている。
今回の事件は、彼女にとっては追い風になる出来事であるのは間違いないだろう。
「それで最近のモールの動向は掴めているのか?」
「それが全くと言って良い程、奴は表舞台には出てこないわ。コルサントに現れたと聞いて驚いたくらいだもの」
うーん
モールはどんな目的でパダワンを攫ったんだ?
組織の戦力にする為?
歴史通りなら、サヴァージ・オプレスはパルパティーンに殺されているだろうからな。
その線も十分に考えられるだろう。
「取り敢えず仲間と合流したい。その後、落ち着いて話せる場所に案内してくれるか?」
「わかったわ、私も仲間に連絡を取っておく」
<首都サンダーリ ナイト・アウル隠れ家>
俺はアナキン、ヴェントレスと合流し、ボ=カターンの案内でナイト・アウルの隠れ家に来ていた。
どうやらモールはコルサントから戻ってきており、最近ドームの外に建造された新しい施設に引きこもっているようだった。
この惑星は砂漠に覆われており、首都であるサンダーリは強大なドームの中に建造されている。
その外に新たな施設を作ったとなると、かなり臭うな。
「となると、その施設にパダワン達が居る可能性が高いな」
「アナキンの言う通りだろう。ボ=カターン、その施設に気づかれずに潜入することは可能か?」
「物資運搬用のゲートがある。タイミング次第ではあるけど、そこからなら可能性はあるわね」
最悪正面突破になるかと思ったが、静かにやれる可能性もあるか・・・
憶測だけでは仕方ないし、まずは偵察からだな。
<惑星マンダロア 新施設>
・・・あれだな。
ナイト・アウルを警戒してか、施設の外にもデス・ウォッチの見張りが数人いる。
あ、ちなみに装備はいつも通りの物に換えてある。
ブラスター一丁では心もとないからな。
「ここから見える範囲では・・・敵は三人のようだねぇ」
「ああ、だがもっといるだろうな。物資運搬用のゲートは反対側のようだし、そっちを確認してくる」
「私も行くわ」
そう言ってボ=カターンが俺に同行してくれる。
ちなみに今回は潜入任務の為、人員は最低限。
ジェダイ、クローン、賞金稼ぎの愉快な仲間たちとボ=カターンというメンバー構成になっている。
と言うのも、他のナイト・アウルのメンバーも人員に余裕があるわけではないようで、今回はボ=カターンのみの参戦だ。
ARCSのメンバーがいればかなり楽になるんだろうが、今回は仕方ない。
アナキンとヴェントレスもいるし、何とかなるだろう。
「あれよ、あそこが物資運搬用のゲートだわ」
「見張りは・・・二人か。思ったよりかなり手薄だな」
もっと見張りがいると思ったが・・・
まあ、内部にはもっといるだろうな。
潜入するにあたって概ねの見取り図が欲しいところだが、そんな贅沢は言っていられないよね。
「よし、奴らを片付けてからアナキン達を呼ぼう。やれるだろ、ボ=カターン?」
「もちろんよ、それとも私の事をか弱い女性だと思っていたのかしら?」
「まさかそんな訳ないだろ?・・・やるぞ」
レディーに向かって、まさかって言うのも失礼な気もするが・・・
まあ、そんな事を言う方がボ=カターンは怒るだろうな。
彼女と一緒に音を立てないよう見張り二人に近づき、それぞれ一人ずつ担当する。
相手はヴェスカー製のアーマーを装備しているからな。
遠距離からやるよりも確実だ。
俺は高周波ダガーを取り出して、アーマーの隙間から素早く相手の喉を切りつけて動脈を切断する。
即死はしないが声を出すことも出来ず、一定量の血を失えばコイツはすぐに冷たくなるだろう。
ボ=カターンも問題なく片付けたようで、俺はアナキンに連絡を取った。
<マンダロア新施設内部>
その後俺たちは無事に合流し、既に施設内への侵入を果たしていた。
デス・ウォッチのメンバーもいるが思ったよりも多くない。
大部分は別の任務でいないのか?
だが、ボ=カターンに聞いてもこの惑星マンダロアから出た様子はないと言う。
「思ったよりも敵の数は多くないね。本当にモールはここにいるのかい?」
「ヴェントレス、君の方が暗黒面の力には敏感なんじゃないのか?」
「今は特に何も感じないね・・・」
うーん
施設はそこまで広くないし、パダワンがいればすぐに見つけられそうだがモールの気配がしないと言うのは気になるな。
「・・・ん?これはエレベーターか?」
その時、たまたま地下に続くだろうエレベーターの入り口を見つけた。
なぜ地下だとわかるのかって?
上には建物がないのだよ・・・。
<新施設 地下>
うわぁ・・・
何か軍事基地みたいになっとるがな。
地下には、上の施設の数倍の規模になるであろう基地が建造されていた。
デス・ウォッチだけでなく、一個大隊クラスのバトルドロイドが確認できる。
「これは・・・」
さすがのボ=カターンも驚いたようで、言葉が出ないようだ。
しかし、何故この規模のバトルドロイドが?
やはり歴史に差異が出てきたのは間違いないな。
「ここからは二組に分かれよう。固まって動いていてはすぐに見つかってしまうからな」
「いや、ボ=カターンはすぐに地上に戻って仲間に知らせた方が良い。これほどの戦力に対応するにはそれなりの時間が必要だろ?」
「わかったわ・・・無事でいてね、レイ」
「「(ニヤニヤ)」」
おい、そこの二人!?
何ですか、その視線と笑みは!?
「・・・お前もな、ボ=カターン」
ボ=カターンと別れた俺たちは、ゆっくりだが確実に基地内を進んでいた。
やはり少数だと見つかる確率が下がって良いな。
別にボ=カターンの悪口じゃないですからね?
ん?
休憩しているデス・ウォッチが四人いるな。
丁度ヘルメットを外しているし、ヘッドショットなら何とかなるだろう。
・・・やるか?
俺はスタン・モードにした二丁のハンド・ブラスターで二人を気絶させ、残りの二人はアナキンのフォース・プッシュで壁に叩き付ける。
「・・・なんだい、アタシの出番がないじゃないか。レイはクローンだろ?あの剣使いと言い、どうなっているんだよ全く」
剣使いと言うのは、ヒュメルの事を言っているんだろうな。
まあ、言い方は悪いが俺たちは一般のクローンとはレベルが違う。
そもそも訓練水準が段違いなのだから、比べるのもおかしいだろう。
って言うか、いつから俺の事を名前で呼ぶようになったんだよ・・・。
俺達は小さい物置に彼らを拘束して、アーマーを頂くことにした。
これでおかしな行動をしなければ、敵にバレる事は無い・・・はず!
ん?
アナキンがデス・ウォッチの一人を目覚めさせている。
何する気ですか?
拷問ですか?
アニー、怖い・・・。
「“お前はパダワンの居場所を言う”」
そう言いながらアナキンは、兵士に向かって手をヒラヒラさせている。
ジェダイみたいに、手をヒラヒラさせて無駄な事はよしな!
「・・・K68区画にジェダイを捕らえている」
そう言い残し、彼は気を失った。
やはりここにいたか。
「急いで向かおう」
俺達は急ぎK68区画に向うのだった。
・・・K68区画ってどこやねん。
俺達は物置まで戻り、先ほどの兵士を起こして区画の位置を聞き出すのだった。
お休みの所、申し訳ありません・・・。
はい、お疲れさまでした。
ちなみにK68区画は、K(監獄)68(牢屋)です。
え?
何でもダジャレにするなって?
だって考えるの大変なんだもん!!
それではまた近いうちに・・・