自衛官だったけどクローンになったのでジェダイを救ってみた   作:みどり色

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第82話 取り敢えず最後にして欲しい防衛戦

帝国はカミーノを落とす事に全力を注ぐことに決めたようだ。

今までとは明らかに敵の規模が違う。

さらに今回はクローンを全面に押し出してきている為、ドロイドのチンケな戦略とは訳が違う。

 

だがこちらの戦力も中々だ。

アナキンをはじめ、オビ=ワン、アソーカというジェダイの中でも屈指の実力者が参加しているのに加え、歴戦の第501大隊やARCSの面々や俺の部隊である第117コマンド大隊もいる。

こちらの守りを突破するのは容易なことじゃないぞ?

 

「レックス、部隊を率いて僕に続け!」

 

「将軍、どちらに?」

 

「守りはマスターに任せて、僕たちは攻めに転じる」

 

「はい将軍、聞いたな野郎ども!?」

 

『『『サー・イエッサー!!』』』

 

・・・某将軍は守るよりも攻めが好きなのは昔から変わらないな。

 

「レイレイ、俺も向こうに行きたいんだけど?」

 

「・・・はぁ、わかった。ライズ! 部隊の指揮を任せる。俺はアディスとオーリーと共にスカイウォーカー将軍を援護する」

 

「イエッサー、お気をつけて」

 

 

 

 

 

現在敵はティポカシティ東側からの攻撃を主としており、こちらの軍も殆どは東側に集結している。

膠着状態が続く戦況を打開する為にアナキンを指揮官とした第501大隊と、俺たちARCSトルーパーの3名が敵を側面から叩く作戦に打って出た。

 

その時、まさかの事態が起きた。

敵さんも同じことを考えていたようで、相手の別動隊とぶつかったのだ。

 

「ゴホッゴホッ・・・連合も同じことを考えていたようだな」

 

「グリーヴァス! 相変わらず風邪気味か?」

 

「アナキン・スカイウォーカー・・・ゴホッゴホッ、ジェダイの馬鹿めが!!」

 

グリーヴァスがそう言うと彼の護衛であるマグナガードと、帝国のクローンが襲い掛かってきた。

今や彼らはストームトルーパーと呼ばれ、部隊を示したカラーリングも廃止し、純白のアーマーに身を包んでいる。

 

「散開しろ! 敵を通すわけにはいかない」

 

アナキンはそう言うと自らの光剣を起動して、向かってくるマグナガードと対峙する。

俺たちはストームトルーパーを相手に、グリーヴァスをけん制する。

 

「奴を逃がすなよ。 逃がせばこちらの作戦が敵に知られてしまう」

 

俺は周りに注意を促し、オーリーと敵に向かって突撃する。

オーリーは既に専用装備の【ラース】を起動している。

 

「へへへ、こうやって戦うのも久しぶりな気がするな、レイレイ!」

 

「腕は落ちていないだろうなオーリー?」

 

「余裕、余裕♪」

 

オーリーはそう言いながら【ラース】を巧みに使い、洗練された射撃能力で敵を次々に葬っていく。

この長引く戦争の経験から、生き残っているトルーパー達の戦闘技術は飛躍的に向上している。

それは敵さんも同じだが、皇帝の為に服従している彼らは命を軽んじており、戦術を雑にしている。

 

アナキンは既に2体のマグナガードをスクラップにしており、フォースジャンプで一気にグリーヴァスの下まで跳躍する。

落下の重力加速度も加えた強力な斬撃を繰り出し、堪らずグリーヴァスは交代する。

 

「グリーヴァス、今まで殺されたジェダイやクローンの為にも、今日ここでお前を倒す」

 

「ゴホッゴホッ、評判は伊達じゃない様だなアナキン・スカイウォーカー。貴様を倒せばシディアス卿もさぞお喜びになるだろう・・・ゴホッゴホッ」

 

グリーヴァスはそう言うと両腕を上下に分割し、四本のライトセーバーを起動する。

それらを機械の身体の特性を活かし、激しく回転させる。

 

「さあ来い、スカイウォーカー!」

 

アナキンはその激しい回転に少しも怯まず、逆にグリーヴァスに向かって攻撃を仕掛ける。

今までこの攻撃を見せると殆どのジェダイは距離を取り、様子を伺っていた。

 

それが彼はどうだろう?

怯むどころか、逆に向かってくるではないか?

 

この男は今までのジェダイとは全く違う。

彼は喜びにも似た感情を覚えた。

 

それは彼が機械の身体になる前、まだ生身の肉体であった頃に味わっていた懐かしい感情だった。

グリーヴァスはこの戦いを楽しんでいた。

 

だがそんな感情もつかの間、アナキンの洗練された攻撃にグリーヴァスは次々に腕を切断されていく。

数秒の間に3本の腕を切り落とされ、残る1本もアナキンの強力なフォースによって潰され、引きちぎられた。

 

「ぐはぁぁぁぁぁ!! そんな馬鹿な、ワシはドゥークー伯爵からジェダイの技を学んでおるのだ! ゴホッゴホッ」

 

「僕はドゥークーよりも強い。そんな彼に技を教わったところで、お前が僕に勝てるわけはない」

 

圧倒的な敗北感、それをグリーヴァスは生まれて初めて感じていた。

プライドのせいで負けを認められないが、心の奥底でははっきりとわかってしまった。

“彼には勝てない”と・・・

 

「ゴホッゴホッ、ワシは認めない。死ぬなら貴様らも道ずれだ!!」

 

そう言うと、自らの身体に仕込んでいた自爆装置を起動する。

 

 

 

 

 

アナキンとグリーヴァスの部隊が戦闘を始めた頃、オビ=ワンらの前にも馴染みの顔が現れていた。

 

「ケノービ・・・!」

 

「これはこれはモールじゃないか? マンダロアで捕まったお前が何故ここにいる?」

 

「白々しい! 我が弟のおかげで、こうして再び貴様を殺す機会を得たのだからダース・シディアスには感謝しなくてはな」

 

そう言うと、彼の傍に弟のサヴァージ・オプレスが現れる。

 

「君も生きていたとはな。つくづくしぶとい兄弟だよ君たちは」

 

「ケノービ!! 今日を貴様の命日にしてやる!!」

 

モールがそう叫び声を上げると、サヴァージと共に深紅の光剣を起動してオビ=ワンに向かって攻撃を仕掛けてきた。

 

「おっと、マスターはやらせない」

 

そこにアソーカが助太刀に入る。

彼女も今ではジェダイの中でもトップクラスの実力を誇る騎士へと成長している。

後れを取ることは無いだろう。

 

「どけ小娘!!」

 

サヴァージの荒々しい攻撃をしなやかな動きで避け、隙を伺うアソーカ。

彼女の洗練されたテクニックと反射神経の前に、思うような戦いができないサヴァージは怒りに震える。

 

「があぁぁぁ!!」

 

怒りの雄叫びを上げ、暗黒面の力を増大させる。

さらに荒々しくなる攻撃も、アソーカは紙一重の所で避け、受け流していく。

パワーや体格では勝っている小娘に、良いように弄ばれているサヴァージは、その怒りを放出するかのように暗黒面の力が乗ったフォースで敵味方関係なく吹き飛ばしてしまう。

 

「おい、君の弟に少しは自重してくれるように頼んでくれないか?」

 

「ケノービィィィ!!」

 

モールはオビ=ワンからの言葉に答える事なく、攻撃的なフォームであるジュヨ―を用いて洗練さと激しさを合わせた斬撃を繰り出す。

 

その攻撃をオビ=ワンは受け止め、受け流す。

メイス・ウィンドゥから“ザ・マスター(ソレスを極めし者)”と言わしめる程の実力を持つオビ=ワンの完璧な防御を、モールは思うように崩せないでいた。

 

彼らがシスを抑えている間にカミーノを防衛しているクローン部隊が、敵のストームトルーパーを次々に撃破していく。

コーディーをはじめ、ライズやグレガー、ドミノ分隊の面々が参加していることで、銀河連合側の防御は今までにない程強固なものになっていた。

 




はい、お疲れさまでした。
いやぁ、本当に久しぶりになってしまって申し訳ございませんでした。

久しぶり過ぎて、話がどこまで進んでいたのか思い出しながら書いていたので、過去の話から矛盾が出て来てしまうかもしれないので、その時は教えてくれると助かります。(人任せ)

出来るだけ更新の感覚を開けないように頑張りますが、気長に待って頂けると助かります。


それではまた近いうちに・・・
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