自衛官だったけどクローンになったのでジェダイを救ってみた   作:みどり色

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第85話 取り敢えず最終局面に入った

ボガーノのドロイド軍が合流し、銀河連合国の軍は新たな体制へと変化した。

元々分離主義派だった者たちはバトル・ドロイドがいることに違和感はないようだったが、元々共和国だった俺たちは違和感満載だ。

 

コルサントをバトル・ドロイドが闊歩(かっぽ)しているんだぞ?

頭がおかしくなりそうだ。

どうしてこんな事になってしまったんだ・・・

 

ああそうか。

あの爺さん(コルドヴァ)のせいか・・・

俺は何も知らないぞ。

 

この隙に銭湯へ—————

 

「ア! マスター、お疲れ様でス!」

 

「本当ダ! マスター、お久しぶりでス!」

 

現実逃・・・身体と心のケアの為に銭湯へと向かおうとしていた俺に声を掛けて来たのは、グレーに塗装されたゴツめのB-1バトル・ドロイドだった。

通常のバトル・ドロイドとは違い、タティス(女性型のスーパー・戦術・ドロイド)によって大幅なアップグレードされている彼らは、大量生産のB-1でありながらスーパー・バトル・ドロイドに匹敵する体躯を備えている。

 

随分とマッチョになられましたね・・・

本来だと骨しかないからな。

っていうか、ドロイドってマッチョになれるんだね(迷走)

 

「ま、マスター? なんの事かな? 私にバトル・ドロイドの知り合いはいないはずだが・・・マスターと言う名称からジェダイの誰かと勘違いしているのかな?」

 

彼らは2人で顔を見合わせている。

いや、ドロイドだから2体か?

 

そ、そんな事はどうでも良いんだ!

とにかくこの状況を何とかしたい・・・

軍の高官がバトル・ドロイドに“マスター”と親しげに話し掛けられているこのカオスな状況に、周りのクローンたちが俺を変な目で見ているのです・・・

 

俺の威厳が地に落ちてしまう。

え?

そんなものは元々無いって?

やかましいわっ!!!

 

2人・・・2体のドロイドは俺を不思議そうな顔で見てくる。

いや、そもそも表情なんて無いんだけど、なんかこう・・・雰囲気的な?

と、とにかく可哀想な奴を見るような目をしている気がする。

 

なんで、どうして?

っていうか俺ってこんなキャラだったっけ?

 

「マスター、メモリーに異常があるようでス」

 

「安心してくださイ。 オイラ達が責任を持って姉御の所にお連れしまス!!」

 

えぇぇ??

何その扱い・・・

っていうか姉御って、十中八九タティスの事だよな?

それだけはやめて?

アイツ、ドロイドのくせにメンヘラ気質っていう質の悪い特性を持っているから。

 

 

 

 

 

<アウター・リム・テリトリー某所>

 

「この艦を中心に編隊を組んで後に続け!!」

 

アナキンの声がブリッジに響き渡る。

 

帝国軍との戦いが最終局面を迎えている俺たちは、アウターリムに存在する名も無き惑星を抑えるために部隊を率いている。

 

先頭に立つのは共和国時代から第501軍団と共に数々の功績を挙げて来たヴェネター級スターデストロイヤー<レゾリュート>だ。

不沈艦と呼ばれ、今では生ける伝説となっている。

 

その艦が先陣を切っている事で、兵たちの士気は非常に高い。

新たな世代のクローン・トルーパーはもう存在しないが、タティス率いるバトル・ドロイドの部隊が戦力に加わったことで、銀河連合国の軍事力は大幅に向上している。

 

「この星を抑えれば、帝国への足掛かりになる」

 

そう呟くのはアナキンだ。

コルサントの戦い(EP3)から数年が経過した現在、彼は若さと経験を積んだ素晴らしいジェダイへと成長した。

今ではジェダイ評議会の中心人物として、ヨーダやウィンドゥからの信頼も厚い。

 

そんなアナキンの成長した姿を見て、オビ=ワンが少し寂しがっていたのは秘密だ。

 

「はい、将軍。加えて諜報部隊からは、帝国が新型の宇宙ステーションを開発しているとの情報がありました」

 

「デス・スター・・・」

 

レックスの言葉に、俺はそう呟いた。

やはりあの兵器が出てくるのか・・・

 

「以前レイが言っていた、惑星を丸ごと破壊できるという帝国の最終兵器か?」

 

「ああ、コードネーム“スターダスト”・・・兵器と呼ぶにはあまりにも巨大だけどな」

 

直径で言うと120㎞程の大きさを誇っていたはずだ。

勿論、他の惑星と比べると小さいかもしれないが、人工物として考えるとその規格外な大きさが分かるはずだ。

 

「将軍、敵クルーザーとコンタクト、多数の熱源を探知しました」

 

「お客さんがやって来たようだな、こちらもファイターを発進させろ」

 

「イエッサー」

 

ブリッジにいるオフィサーが、各艦へと命令を伝達する。

こちらにもバトル・ドロイドによる無人機がいる為、戦略の幅が広がっている。

やはりクローンとドロイドの組み合わせは強い。(小並感)

 

「さあ、パーティーの始まりだ」

 

 

 

 

 

帝国はグレーに塗装されたクルーザーで、こちらに攻撃を仕掛けてくる。

帝国の質実剛健さが現れており、威圧感もあるな。

だがまだこちらとの距離があり、クルーザー同士では効果的な攻撃が行えないでいた。

 

帝国もトルーパーとバトル・ドロイドの混成部隊で対抗してくる。

だが、どうにも帝国側のクローン達の練度が低いように感じる。

加えて敵のバトル・ドロイドよりも、こちらのバトル・ドロイドの方が性能が良いこともあり、戦況は誰が見てもこちらが有利だ。

 

「タティス将軍、そちらのファイターを前面に押し出してくれ! 敵の守りを一気に突破する」

 

『はい、スカイウォーカー将軍。ヴァルチャー・ドロイド・スターファイターとドロイド・トライ=ファイターを中心に編隊を組め』

 

アナキンの指示を受け、タティスはドロイド達に命令を出した。

不思議な画だが、最近は少しずつ慣れて来た。

クローン達も初めは違和感満載だっただろうに・・・。

 

だが、バトル・ドロイド達のおかげでクローンの殉職率は大幅に低下した。

もう既に次世代への道は閉ざされたが、クローン大戦から生き残っているクローン達は非常に練度の高い、精強な部隊へと成長している。

本当に頼もしい限りだ。

 

「よし、守りを突破した! ファイターで敵艦の砲を潰すんだ!」

 

こちらが敵ファイターの守りを突破したことにより、直接敵艦を狙う事が可能になった。

重武装大型戦闘機であるARC-170スターファイターの強力なレーザー砲とプロトン魚雷によって、敵艦へダメージを与えていく。

 

「オッド・ボール、相変わらず良い腕だ」

 

『ありがとうございます将軍』

 

クローン・コマンダーであるダヴィジャン、通称オッド・ボールをはじめ、彼が率いるスクワッド・セブンもこの戦いに参加している。

彼らの活躍のおかげで、敵艦のほとんどが主砲や対空砲にダメージを負い、文字通り丸裸の状態となっていた。

 

 

 

だが敵艦は投降する気は無いらしい。

スラスターの出力を上げ、こちらに向かってくる。

それもファイターや、ヴェネター級からの攻撃をその身に受けながら・・・

 

それから程なくして、この戦闘は銀河連合国の勝利に終わった。

気持ちの良い物じゃないな。

帝国のやり方には反吐が出る。




はい、お疲れさまでした。

お久しぶりです!
お待たせしてしまって申し訳ない・・・

リアルが忙しいので更新が遅くなってしまいますが、気長に待って頂けると幸いです。
(いつも同じこと言っている気がする)

暑い日が続いておりますので、皆さんお身体に気を付けてお過ごしください。



それではまた近いうちに・・・
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