デート・ア・ライブ 黒姫ofクレイジー 作:ゴア・マガラ好き
小さな幸せというものだと思います(?)
私は楽しい戦いが好きだ。
一体のボスが子分を率いて私に挑んできた時、それは少し楽しかった。
群れの統率もできていて、なかなかやるじゃないか、と今になって思う。
暴れまわる竜と戦った時は、実に楽しかった。
辺りを走り回り、岩を投げ、大きな咆哮をあげていた。
そいつは後で私の鱗粉を吸いすぎたのか、狂ってしまったが、今はどうしているのだろうか。
そんな私だが、常に戦いたいとは思わない。
戦えばそれ相応に疲れるし、怪我もする。
まあ、この地でそんなことはないだろうが。
とにかく、万全の状態で全力で戦うのが楽しいのだ。
そんなことができる相手がいない今、私は何をするのか。
決まっている────。
「黒姫ちゃん、行くよ!」
「ああ、待たせてすまないな」
────
私は今、友である亜衣麻衣美衣と友に、ショッピングモールというところに来ている。
どうやら、買い物や食事、ゲームというものができる場所らしい。
来る意味もなかったので来なかったが、なかなか楽しめそうだ。
「昼も近いし、まずはご飯食べに行こうよ!」
「そうだな。その後、ゆっくりと遊べばよいな」
亜衣の言葉に、私はそう返す。
そして、ショッピングモール内にあるファミレスという場所に向かう。
ファミレスに到着した私たちは、それぞれ飯を注文する。
私は正直なんでもよかったが、ハンバーグを注文した。
待ってる間は、雑談を楽しんだ。
どこから来たのか、何故このような話し方をしているのか、というようなことを訊かれた。
どこから来たかに対しては、頭に浮かんだ地名を言った。
話し方については、竜としての威厳を保つためと言った。
「お待たせしました」
店員がそう言い、私の前にハンバーグを出す。
亜衣麻衣美衣も、それぞれ頼んだものが出されている。
「いただきます」
私はそう言い、ハンバーグを食べ始める。
······うむ、美味である。
一度だけ草食獣の舌を食ったが、それと比べられるほど美味である。
これは、あの暴れまわる竜共がいれば、かぶりついたかもしれんな。
昼食を終えた私たちは、次に服屋に来ていた。
普段巣で過ごす時は、ジャージを着ている。
それを聞いた三人は、目の色が変わり、私をこの店に引っ張ってきたのだ。
「黒姫ちゃんにはこっちでしょ!」
「いや、こっちじゃない?」
「マジ引くわー」
亜衣麻衣美衣は、私の服を選んでいるようだ。
しばらく話し合い、三人は、私に服を渡す。
「これ、私たちが選んだの!着てみてくれる?」
「······わかった、着てみよう。暫し待っていろ」
亜衣に言われ、私は試着室に服を持って入る。
今来ている服を脱ぎ、渡された白いワンピースを着る。
そして、試着室から出る。
「おぉ······」
私の姿を見ると、そう声を漏らす。
「どうだ?」
「!最高だよ!」
「うんうん!」
「マジ引くわー!」
どうやら、好評らしい。
しかし、私に白は、まだ早い気がする。
「ならよかった。しかし、私に白い服はまだ早い。これの黒い服を買うよ」
「え?十分似合ってると思うけど」
私の言葉に、麻衣はそう言う。
「似合う似合わないの問題ではなく、早いのだ。私はそう思う」
「そう······なら、私たちは止めないわ!」
亜衣の言葉を聞き、私は微笑む。
その後、私は服を元の服に着替え、黒いワンピースを買い、店を出た。
······なかなか、楽しいな。
────今日は、とても楽しかった。
あの人間との戦いほどではなかったが、十分に楽しめた。
このような平穏も、悪くはない。
が、私は竜であり、「龍」になる存在。
いくら平穏に身を預けようと、闘争からは逃れられない。
そもそも、逃れようとなどしない。
私は我慢できない性格らしい。
待ちはするが、戦いたいと思えば、どうしても戦いたくなる。
だから、平穏な生活を送ろうと、私の本能が、戦いを望む。
それを苦とは思わない。
むしろ、戦っている時こそ、確実に「龍」に近づいているという「安心感」がある。
だから、私は戦い続ける。
そして「龍」となり、あわよくば────あの人間と、もう一度戦いたい。
黒姫の亜衣麻衣美衣とのおでかけです。
黒姫は「龍」になった自身の姿を知りませんが、白はまだ早いと直感で思ったのでしょう。
所々にあるモンスターを思わせる表記があるので(二箇所ほどですが)探してみてください!
そういえばアンケートについてですが、ハッピーエンドとバッドエンド、どちらも黒姫(ゴア・マガラ)にとってのハッピーとバッドです。
決して、全てが救われるとか、全てが滅びるとか、そんなものではありません。
そして、先に書くほうがストーリーの終わりになります。
あとから書く方は、ifという扱いになります。
バッドエンドとハッピーエンド、どちらを先にみたいですか?
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バッドエンド
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ハッピーエンド