デート・ア・ライブ 黒姫ofクレイジー 作:ゴア・マガラ好き
私はなんなんだ?
私は放課後の学校で、昨日の夜のことを思いだしながらそう考える。
あの美九とかいう精霊。
少し調べてみると、アイドルとして活動しているらしい。
しかし、私はそういうのに一切興味はない。
ならどこで知り合ったのだろうか。
そんなことを考えながら、適当な場所を歩く。
「······ん······?あれは······」
私が歩いていると、見覚えのある顔の女(?)がいた。
しかし······メイクはしているが、私にはわかる。
少し遊んでやるか。
「そこの女、少し良いか」
「えっ?え、あ、はい。なんですか······?」
声は変えているようだな。
「私は黒姫というのだが、シドウという男を探しているのだ。特徴は······そうだな、お前と似たような顔をしている」
私がそう言うと、女(?)は明らかに焦る。
「え、ええと······見ていませんよ······?」
「ほう、それはすまなかった。して、お前の名は?」
「ええと、私は五河士織です」
「ほう、五河か。シドウも同じ姓なのだ。もしかして双子か?」
「い、いえ。私は士道君の従兄弟なんですよ」
ほう、なかなか面白い言い分だな。
士織がシドウ本人であるということに気づいているのだがな。
「従兄弟か。私もシドウとはそこそこの仲でね。士織とも仲良くしたいのだが、いいだろうか?」
私はそう言い、手を差し出す。
「え?あ、え、っと······はい。よろしくお願いしますね」
士織はそう言い笑みを浮かべて私の手をとる。
私はその手を握る。
そして引っ張って、士織を私に近づける。
「お前の犬から伝言は聞いたか?シドウよ」
私がそう言うと、シドウは私から離れる。
「お、お前まさか······最初から······!?」
「ああ。当たり前であろう」
私が言うと、シドウは顔を赤くする。
なかなか面白かったな。
「それで、伝言は聞いたのか?」
「······犬っていうのは?」
「折紙のことだが。いつもお前につきまとっているうえ、欲情しているだろう。犬ではないか」
「っ······聞いたよ。朝に」
「ほう。なら躾ておけよ。飼い主」
私はそう言い、近くにある美九の気配に向かって歩く。
さて······昨日のことを問い詰めねばな。
「美九よ。今は構わんか?」
私は女に囲まれている美九に声をかける。
「あなた、お姉様に何か用ですか?」
「今はプライベートですよ。お引き取り下さい」
何だこのハエは。
「死にたくないのであれば、今すぐその口を閉じろ」
私がそう言うと、女たちは何も言わなくなる。
「あらぁ?黒姫じゃありませんかぁ」
「美九、二人きりにさせてくれ」
私が言うと、美九は嬉しそうに答える。
「ええ!いいですよぉ!皆さん【どこかに行ってください】」
美九が言うと、周りにいた女たちは美九から離れていく。
「それが精霊としての力か」
「ええ、そうですよぉ。こっちにステージがあるので、そこに行きましょうよぉ」
私は「ああ」と言って頷いて答える。
ステージに向かう美九に、私はついていく。
しばらく歩くと、ステージに入れるだろう扉があった。
私たちはその扉を開け、中に入る。
······見られていたな。
それもシドウだ。
首を突っ込まれては困る。
話が終わるまで開けられないようにしておくか。
「で、何を話したいんですかぁ?」
「私のことについてだ。美九は私の何を知っている?」
「何って言われてもぉ。家庭の事情とかぁ、顔とか声とかくらいですよぉ」
「構わん。全て話せ」
「わかりましたぁ」
美九はそう言うと、一度咳払いをして話を始める。
「黒禍黒姫。確か父親がカルト宗教の教祖で、黒姫さんはそれが原因でいじめられてたんですよねぇ。それに、父親が黒姫さんを「竜の巫女」とか言ってましたね。黒姫さんはそういうのは嫌だったんですけどねぇ」
······何だそれは。
私にそのような記憶はない。
だが、デタラメとは思えない。
「いじめられ続けた結果、黒姫さんは遂に耐えきれなくなり、姿を消してしまったのです。それが、ほんの数ヶ月前の出来事です」
······ちょうど私が現れた時期と姿を消した時期と近いな。
「私も黒姫さんのことは気に入ってたんですよねぇ。でもまさか、精霊さんだったなんてぇ」
「······ありがとう。私の用はこれで終わりだ」
竜の巫女、という言葉に何かあるのだろうか。
聞いた時から何か引っかかっていた。
「お役に立てたのなら良かったですー」
美九は笑顔でそう言う。
「それでは私は下がることにするよ。もう一人いることだしな」
私はそう言い、扉の細工を解く。
すると扉が勢いよく開く。
「おわっ!」
シドウは高い声でそう言いながら倒れる。
私は扉の方に歩く。
シドウとすれ違う瞬間、私は小さい声で言う。
「何もしていない」
「······わかってる」
ほう。
少しは私への理解が深まったということか。
シドウの言葉を聞いた私は、軽い笑みを浮かべて扉から外に出る。
さて、少し調べなければいけないな。
美九が話したことは真実なんでしょうか······?
ここら辺の話、かなりノリノリで書いてます。
楽しいんですよねぇ!
バッドエンドとハッピーエンド、どちらを先にみたいですか?
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バッドエンド
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ハッピーエンド