デート・ア・ライブ 黒姫ofクレイジー 作:ゴア・マガラ好き
私は何者か。
美九と出会ってから、ずっとそう考えてしまう。
やはり私ではない「私」。
ゴア・マガラという呼ばれている竜ではない「黒禍黒姫」を知りたい。
それさえ知れば、私の疑問は消えるはずなのだ。
しかし、私にそんなことを調べることができるような力はない。
一つ一つ、小さなことから見つけなければいけない。
「さて、祭りの始まり、か」
話を聞いて数日。
明日には天央祭が開催される。
まあ、そんなことはどうでもいい。
「黒禍黒姫」のことを独自で調べたが、家族構成は両親と私、弟の三人。
私以外の全員が宗教に入っており、今では全員謎の死亡。
死因は身体の至る所に大きな傷があるため、多量出血として処理されているようだ。
だが────私にはわかる。
おそらく、本当の死因は、私の鱗粉を吸いすぎた故の感染。
それにより死んだと考えられる。
死体の特徴として、目が赤くなっていた、というものと、肌が紫がかっている、という情報がある。
それは、狂竜化した竜の特徴であり、三人は克服できず、身を蝕まれ、死んだのだ。
しかし、私にこの三人と直接あったことはない。
ということは、やはり「黒禍黒姫」がやったのだろうか。
しかし、三人が死んだのは、私がこの世界に来る前の話だ。
いくら考えても、今の情報では噛み合わない。
探りを続けていくしかないな。
天央祭当日。
私は「メイドってキャラじゃない」と言われ、暇を持て余していた。
「む、美九とシドウか?」
適当に歩いていると、何か言い争っている美九と女装したシドウを見つけた。
美九は最後に何か言い、シドウから離れる。
さて、何を話していたのか少し聞いてみるか。
「久方ぶりだな。士織と呼んだ方がいいか?」
「!······黒姫か······お前この数日なんで無断欠席してたんだ?」
「どうしても調べないといけないことがあってな。なかなか辿り着けず、今は羽を伸ばしているのだよ」
「その調べたいことってのは気になるけど、何の用だ?」
「いや何、美九と言い争っていたようなのでな」
私がそう言うと、シドウはつばの悪そうな顔をする。
「見られていたのか······ちょっと勝負することになっただけだ」
「ほう?勝負、とな?」
「ああ。演し物で票を多く獲得した方の勝ちってルールだ」
なるほど、殴り合うわけではないのだな。
「ではその勝負、私も参戦しても良いか?」
「······は?」
シドウは理解できないというような顔をする。
「何、ちょっとした羽休めの延長だ」
「······なら、非常時には頼む」
「ああ。任された」
私はそう言うと、その場を離れた。
さて、殺し合い以外の勝負はあまりしないから楽しみだ。
何で競うのか、それだけでも聞いておけば良かったか?
「歌······だと?」
「ああ。緊急事態なんだ······頼む、このとおりだ」
シドウはそう言って私に頭を下げる。
なんと決戦のステージは、そのままステージの上だった。
「ふむ、なるほど。その歌を聴かせろ」
「え?あ、ああ、わかった」
シドウはそう言い、機械のボタンを押して歌を流す。
······なるほど、このような感じか。
「覚えた。これで参戦しても良いな?」
私は歌が終わってすぐシドウに言う。
「た、たった一回で覚えたのか······!?」
「ああ。しかし、歌というものに興味はなかったが······なかなか良いものだな。覚えたという証に歌ってやろうか?」
「······いや、俺は黒姫を信じるよ」
「ほう。して、その根拠は?」
「お前はこんな嘘はつかないだろう?なんて言ったって────」
『面白くない』
私とシドウの声が被る。
そうだ。
こんな所で嘘をついても、面白くなるはずがないのだ。
そこまで考えが行っているかわからないが、わかったとか抜かした日よりは理解してきたようだな。
「はははっ。その調子で精進するがいい」
「······はいはい」
「それで、私と十香以外のメンバーはいないのか?」
「それなら、耶倶矢と夕弦が手伝ってくれることになった」
「ほう。で、勿論シドウも「士織」として参戦するのだろう?」
「ま、まあな······」
やはりそうであったか。
戦いを持ってくるだけで参加しないのであれば、今ここで鱗粉を吸わせていた。
「では、お互い頑張ろうぞ。士織」
「あ、ああ。黒姫」
この戦いが終われば、私がやることはなくなるな。
であれば、私は「黒禍黒姫」のことを知らなければならない。
私の目的とは離れるが、気になるのなら調べねば。
そう、生きてきたのだから。
最初の方の情報が謎すぎますね(すっとぼけ)
この話とは全く関係ありませんが、XXをゼロから始めました。
一人でG級まで上がってみせますよ(ドヤ顔)
最初から始めるにあたって、弓を初めて使いましたが、なかなか楽しいですね。
バッドエンドとハッピーエンド、どちらを先にみたいですか?
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バッドエンド
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ハッピーエンド