デート・ア・ライブ 黒姫ofクレイジー 作:ゴア・マガラ好き
美九の天使によって操られた人間が、街を徘徊し始めて数時間たった。
私はシドウの気配を探しながら飛んでいた。
お、見つけた······が、まさかこの反応は······狂三か?
なるほど、完治しているようだし、研究はとりあえず終わったのか。
褒めてやる必要があるな。
私はシドウがいる方に向かって飛び、目の前に下りる。
「久方ぶりだな、狂三よ」
「っ───あなたは、黒姫さんではありませんの」
「く、黒姫!?無事だったのか!」
「当たり前だ。私は歌如きに惑わされぬ。それより、狂三は完治したのだな。あれの研究をしたやつは褒めてやろう」
「······それで、黒姫はどうしてここに来たんだ?」
「何となくだ。逃げているシドウに、救いの手。いや、厄災の手を伸ばしてやろうと思ってな」
「······狂三、大丈夫か?」
「······ええ、大丈夫、ですわ」
狂三は明らかに調子が悪いようだ。
私に対する恐怖が染み付いているのだろうか。
そうであれば、脅して無理やり「あれ」をさせることもできそうだな。
「よし、決まったな。で、どこに行くのだ?DEMか?美九がいる場所か?」
「ち、ちょっと待ってくれ!美九がいる場所を知っているのか······!?」
「ああ。私の目の代わりは人間と精霊の違いを微妙に感じることができる」
この世界に来て現れた効果の一つである。
これを使えば、精霊、もしくは精霊だった人間の感知ができる。
私にとってはとても嬉しい能力だ。
「なるほど。それで居場所を探った、ということですわね」
「その通りだ。ちなみに、学校に通い始めてすぐに十香と狂三が精霊だと気づいていたぞ」
「やはりそうでしたのね······」
私が言うと、狂三が力なく言う。
まさか精霊だと言っていない相手に知られるとは思っていなかったのだろう。
「それでどうする?」
「······いや、まずは美九の家に行く。美九の過去に何があったのかを知りたい」
なるほど、シドウは優しいのだな。
「ではそうするか」
私はそう言い、翼脚を広げる。
「掴まれ。その方が早い」
「わ、わかった······」
「狂三も掴まるといい。治ったばかりであまり体力もないだろう?」
「······では、お言葉に甘えますわ」
二人が私の手を掴んだのを見て、私は空を飛ぶ。
「案内頼めるか?」
「ああ。向こうの方だ!」
「承知した。しっかり掴まっておけ」
私はそう言い、美九の家に向かった。
ここが美九の家か。
勝手に中に入っているが、別にいいだろう。
······さて、私はどうしようか。
正直、美九の過去に興味はないし、知る気もない。
となれば、やることは一つだろう。
DEM社に襲撃だ。
そうと決まれば早速行くか。
私は翼脚でDEM社に向かって飛ぶ。
······くっ、頭が痛いな。
何故かDEMのことを考えると頭が痛くなる。
「黒禍黒姫」と間接的にでも関係があるのだろう。
そして、身体が拒絶している。
考えることを、向かうことを拒絶している。
「······この程度の痛み。これから起きるだろう戦いの楽しさに比べれば、どうってことない」
私は自分に言いつけるような言う。
こうでもしなければ、身体が動かなくなってしまいそうだ。
何故、ここまで拒絶するのかわからない。
あんなやつを最強としている程度の会社に、私が止められるはずがない。
そうだ。
私は止められてはダメだ。
「······よし」
頭の痛みが引いてきた。
これなら暴れ尽くすことができる。
さて、どう暴れてやろうか。
私がDEM社に行くと、大量の狂三がASTと戦っていた。
ちっ、先回りされたか。
······いや、私がモタモタしすぎたな。
私がそう思っていると、狂三が近づいてきた。
「黒姫さん。随分遅かったですわね。士道さんなら十香さんを助けに行きましたわ」
「わかっている。で、あの建物は壊しても────」
その瞬間、建物から黒い光が発生した。
待て、この反応は······!
私は急いで光の元へ向かった。
「十、香······?」
「どこだ、ここは」
士道は十香の変化に困惑している。
十香の霊装と似た黒い霊装を見に纏った少女。
だが、雰囲気が十香とは全く違う。
「────素晴らしい」
そう発したのは誰だろうか。
士道が声がした方を見ると、そこには黒姫がいた。
「ああ。十香十香十香十香十香!そのような力を持っていたとはなァ!」
士道は黒姫を見て恐怖する。
いつも十香と仲良く話をしていたのに、今では対戦相手としてしか見ていないからだ。
「誰だ?貴様。十香というのは私のことか?」
「私は黒姫。そしてお前は十香と呼ばれている。ああ!私は今、拒絶する自分の身体を無理やり持ってきてとても良かったと思っているよ!何故なら────」
黒姫はそう言い、身体から大量の黒い粉───狂竜ウイルスを発生させる。
そしてそれは、元々暗かった周りをさらに暗くした。
「────今、お前と戦えるからだ!十香ァ!」
黒姫は言い、名を叫ぶ。
誰にも見せていない、〈天使〉の名を。
「〈
黒姫が〈天使〉の名を叫んだ瞬間。
黒姫が黒い球体に包まれ、床に落ちる。
そしてすぐにその球体にヒビが入る。
そしてそれが割れた瞬間、狂竜ウイルスが大量に撒かれる。
「ぐっ······!」
士道は咄嗟に手で口と鼻を覆い、それを吸わないようにした。
そして視界を覆っているそれが晴れ、球体があった場所を見る。
そこにいたのは────
「な、んだ。あれ······」
────一体の黒い竜だった。
これがやりたかった!!!!
······つまり、ここから先はあまり考えてないです()
最初とこの展開と最後の場面しか考えてなかったんですよね()
もちろんここで終わりにはしません。
最後まで書きます。
バッドエンドとハッピーエンド、どちらを先にみたいですか?
-
バッドエンド
-
ハッピーエンド