デート・ア・ライブ 黒姫ofクレイジー   作:ゴア・マガラ好き

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短めの話が続きます。


疑問

「士道、くん。今日、放課後······屋上に来てくれませんか······?」

 

恥ずかしそうに言ったのは、黒姫。

何が起こっているのか。

数日前から話していなかった女子に、屋上に誘われた。

 

「え······あ、ああ、わかった。放課後な」

 

士道が言うと、黒姫はすぐにその場から離れる。

······一応、琴里に伝えておくか······。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後、屋上に出る扉の前。

士道は機器からする琴里の話を聴いていた。

 

『いい?彼女は他の精霊とは違うと思いなさい。それと、多分選択肢は出せないから、自分で頑張ってちょうだい』

 

「え?選択肢が出ない?」

 

『ええ。 原因は不明。でも彼女に対してだけよ』

 

彼女を前にすると〈フラクシナス〉の機能が一部動作しないのは何故だろう。

 

『とにかく行ってきなさい。この状況は願ってもないことよ』

 

「······ああ、わかった」

 

士道は言い、扉を開けて屋上に出る。

屋上には黒姫が校庭を見て立っていた。

 

「待たせて悪い」

 

「ううん、大丈夫。少しだけ訊きたいことがあるんです」

 

「······?何を訊きたいんだ?」

 

「えっと······精霊というものについてです。士道さんが知っていると······」

 

誰から聞いたんだと言いたいが、それは後にしよう。

とにかく話を進めるのが先だ。

 

「······精霊というのはだな······空間震を起こしている存在のことだ」

 

「えっ?」

 

「いや、本人たちに悪気があるわけじゃないんだ。ただ、現れた時に自然と起こるみたいで······」

 

「そうなんですね······」

 

黒姫は俯いて言う。

少し元気がない気がするが、体調が悪いというわけでもなさそうだ。

 

「で、どうしてこんなことを?」

 

「私、精霊らしいんです」

 

······?何を言っているのだろう。

そんなことは既に知っているし、そもそも本人から伝えてきたのだ。

知らないはずがない。

だが目の前にいる黒姫は、そんなことは知らなかった様子だ。

 

「······なんでそれを俺に言うんだ?」

 

「え?えっと、その······分かりません······」

 

「え?」

 

「精霊のことを訊いたあとは士道くんが率先してくれるって······」

 

本当に誰がそんなことを言ったのだ。

心当たりが何一つない。

 

『チャンスじゃない。デートに誘ってキスしちゃいなさいよ』

 

琴里は言うが、本当にいいのだろうか。

みたところ何も知らなさそうだ。

だけど······何かを期待して言ってくれたのなら、応えなくちゃならない。

 

「わかった」

 

士道は小さい声で言う。

そして黒姫の目を見て言う。

 

「なあ、この間のお詫び、まだできてないからさ、次の休みにでも遊びに行かないか?」

 

士道が言うと、黒姫は少しだけ顔を赤くして答える。

 

「いいですよ。では、時間と集合場所はどうします?」

 

「そうだな······なら一〇時にパチ公前でどう?」

 

「パチ公······ああ、あのお犬さんの像ですね。わかりました。また後日」

 

黒姫はそう言いお辞儀すると、学校の中に戻っていった。

 

『よくやったわね。今回は褒めてあげるわ』

 

「珍しいな。いつもは罵ってるところだろう?」

 

『あら?そっちの方が好みだったかしら?』

 

士道はそれを聴き、少しだけ笑う。

 

「いいや、褒めてくれて嬉しいよ。琴里」

 

『そう。デートの時、一応状況を確認するから通信器は着けていってちょうだい』

 

「ああ、わかった」

 

指示は出せないだろうが、何かあった時には必要になるだろう。

 

「······それより、琴里はどう思った?」

 

『どう、ってどういうこと?』

 

「黒姫のこと。精霊について訊いてくるなんて、まるで自分が精霊だと知らなかったみたいじゃないか」

 

『······性格も前と全然違うし、もしかして記憶喪失······?』

 

「でも、みんなのことは覚えてたぞ?」

 

『······記憶喪失は全ての記憶がなくなるわけじゃない。思い出は消えても、情報だけは残るパターンもある』

 

士道が言うと、令音がそう答える。

確かにそれなら辻褄はあう。

けど、それも少し違う気がする。

 

『今はそうだと思うしかないわね』

 

「······そうだな」

 

とにかく今は黒姫とのデートについて考えないといけない。

黒姫の好みが全くわからない以上、途中で知っていくしかない。

士道はそう考えながら、学校の中に戻る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほう、シドウもなかなか言うようになったじゃないか。

ただのヘタレではなくなったか。

ま、私の前でどうなるかだな。

キスされて霊力を封印されたとして、簡単に取り返せるし問題はない。

私だってただでくれてやるわけにはいかない。

私の霊力が欲しいなら、一人で私に勝つことだな。

······ま、そんなことは一生ありえないがな。




最近アニメばかりみてます。
あるアニメをみて自分に修羅場とかのギスギスした展開は苦手なんだなぁと思いました。

バッドエンドとハッピーエンド、どちらを先にみたいですか?

  • バッドエンド
  • ハッピーエンド
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