デート・ア・ライブ 黒姫ofクレイジー   作:ゴア・マガラ好き

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多分長いです。
そんなことなかったです。


舞い戻る竜

さて、デートもそろそろ終わりが近くなってきたか。

ここは一つ、私の憶測を黒姫に叩きつける時間でもとってみようか。

黒姫を精神世界に引きずり込み、そこで話をつける。

それなら問題ないだろう。

これならば、霊力を持っていかれる心配もない。

さてさて、言葉を纏めておくか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

服屋で買い物を済ませた士道と黒姫は今、それぞれ荷物を持って黒姫の家に向かって歩いていた。

 

「ごめんね、服持たせちゃって」

 

「これくらいなら全然大丈夫だ。家ってこっちだったよな?」

 

士道は言い、黒姫を見る。

黒姫は「うん」と言い首を縦に振る。

結局、今日一日ずっと曇りだった。

最近の天気予報が外れるなんて珍しいな、なんて士道は考えながら歩く。

しばらく歩いていると、黒姫の家が見えてきた。

 

「本当にありがとうね。お茶でも飲んでいく?今日のお礼に······」

 

「あー······うん、お邪魔させてもらう」

 

士道が答えると、黒姫は家には向かって走り、鍵を開けて中に入った。

士道は歩いて家に向かう。

家の前に立っていると、黒姫が家から出てきて言う。

 

「じゃあ上がって。今用意するから」

 

「ああ、お邪魔します」

 

士道は靴を脱いで上がり、黒姫が向かった方に歩く。

よく家を見てみると、汚れが一つもない。

どうやって掃除しているんだ?と士道は思う。

家事をする士道にとって、汚れをなくす方法は知りたいものだ。

後で訊いてみようと士道は考える。

 

「あ、適当に座っていいよ」

 

「ああ、わかった」

 

黒姫は机にコップを置きながら言い、士道はそれに答える。

コップを置いた黒姫は床に座り、口を開く。

 

「改めて、本当にありがとうね。買い物にまで付き合ってくれて」

 

黒姫は言い、頭を下げる。

 

「いやいや、元はと言えば俺が迷惑かけたんだしさ」

 

「それでもありがとう。······そういえば、一つ聞き忘れたことがあるんだよね」

 

黒姫の言葉に士道は首を傾げる。

 

「聞き忘れたこと?なんだ?」

 

「えっと······私って精霊、なんですよね?とても危険な力を持ってるんですよね?」

 

「······ああ、そうだな」

 

士道は少し悩んで言う。

 

「······その力って、どうにかできないんですか······?私に力を持っている自覚なんてありませんけど、私にはきっと必要のないものなので······」

 

士道はその言葉を聞き、少しだけ考え、黒姫に伝える。

 

「······できないことは、ないけど······その方法がちょっと、な······」

 

「その方法ってなんですか?」

 

「······キスするんだ」

 

士道は少しだけ頬を赤くして言う。

その言葉を聞いた黒姫は、顔を真っ赤にしている。

 

「き、き、キス······?」

 

「ああ。でも、したくなければそれでも────」

 

士道が言葉を言い終える前に、士道の口が塞がれる。

······黒姫の唇で。

その瞬間、士道は何かが流れ込んでくるような感じがした。

······が、それはすぐになくなった。

 

「お、おい······?黒姫?」

 

唇を離し、士道は声をかけるが、黒姫からの返事がない。

体を揺さぶっても反応は一切なかった。

 

「だ、大丈夫か!?黒姫!」

 

士道は大きな声でそう叫んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────あれ?ここは、どこ?

 

「顔を合わせるのは初めてか。黒禍黒姫」

 

「その声は······っ!」

 

私はその声がする方を見る。

そして私は驚く。

そこにいたのは、紛れもなく私自身だった。

 

「どういう、こと······?」

 

「さて、少しそこを動くなよ」

 

目の前の私はそう言い、私に近づく。

そして私に触れる。

その瞬間、私の中に何かが流れ込む。

それは記憶。

どうしても思い出せなかった過去の記憶。

両親の死の理由、学校のこと、そして精霊の力。

······なんで、忘れちゃってたんだろう。

 

「その顔だと思い出したようだな。黒禍黒姫よ」

 

「······うん。全部、思い出しちゃった」

 

「そうか。では私は私の考えをお前に話そうと思う」

 

「考え?」

 

私はそう言い首を傾げる。

 

「そうだ。お前の身体と私の身体が同時に存在していた理由と、私の存在する原因を考えた。それを今、お前に伝える」

 

「どうして?」

 

「理由、か。そうだな、ひとつ言うとすれば······頭の体操と言ったところか。考えを話し、正解を知る。最近まで眠っていたのでな。暇だったのだ」

 

「······わかったよ、話してみて。答え合わせ、してあげるよ」

 

私が言うと、目の前の私はニヤリと笑う。

 

「ははは、いいじゃないか。では、私の演説を始めよう」

 

あの私は言うと、話を始める。

 

「まず、前提として私とお前の遺伝子情報は全く同じものだと言っておこう」

 

「それはどうして?」

 

「質問は最後に全て受けつける。······とにかくそういうことだ。私とお前の身体が同時に存在した理由。それは、お前と私が完全に離された存在だからだ。本来はもっと多かったのだろうがな」

 

彼女は言うと、次の話を始める。

 

「次の話と行こう。どうして私が存在するのか。それは、我ら黒蝕竜の鱗粉、狂竜ウイルスを使用したのだろう。これについては、少し説明が厄介だ。この世界に来て、私の鱗粉はかなり変化した。遠くを感知でき、音を運び······そして、その変化の中には『霊力を含ませ感染させることで個体を増やす』という変化もあった。これならば、私の霊力とお前の霊力が半分ずつなのも説明がつく。ここで、面白い話をしよう」

 

彼女は言い、私の周りを歩く。

 

「最初は私と同じような個体が何体かいたのだろう。だが、こっちの世界で生まれた個体はすぐに臨界へと送られた。そしてそこで殺しあった。そして生き残った個体に私の意識が乗り移った······という話だ。面白いだろう?」

 

「······確かに、そうだね」

 

「で、どうだ?質問はあるか?」

 

「······どうして、そう考えたの?」

 

「簡単だ。この世界に来た時に流れてきた情報を整理したんだ。すると鱗粉の変化について詳しいことが記されていてな。そこから考え始めたのだ」

 

「······すごいね。そんなちっぽけな情報からそこまで考えることができるなんて」

 

「これくらい造作もない」

 

私がそう言ってやると、黒姫は苦笑いする。

正解かどうかはどうでもいいのだが、頭の体操にはなっただろう。

なかなか楽しい考えだった。

一つとなることで完全となる。

ということは、あと少しということだ。

あの姿になれるのは。

 

「話はこれで終わりだ。さよならだ、黒禍黒姫。これからは眠っていろ。永遠に、な」

 

私が言うと、黒禍黒姫は粒子となって消えた。

最期に「二度と起きたくない。竜なんて見たくないから」と言って。

······ちっ、少し取られたか。

これくらいなら狂竜化すれば取り戻せるが······そうなるほどに楽しめることはあるのだろうか。

······いや、探そう。

幸いにも、取られた分では武器の召喚すらできまい。

さて、そろそろ身体に戻るとするか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「黒姫!おい、黒姫!」

 

士道は叫び続ける。

しかし目を覚まさない。

諦めかけたその時、小さな声がした。

それは黒姫から聴こえた。

 

「黒姫······?」

 

「は、ははは、帰ってきたぞ。私は、完全な状態で!」

 

士道はその言葉を聞いて驚く。

この言動は、まさに竜の彼女そのものではないか。

 

「さてシドウよ。今はその霊力はくれてやる。だが、すぐに取り返してみせる」

 

「え······?あ、お、おう······」

 

士道はそう返すが、状況を理解していなかった。

 

「今日は帰るがいい。もう日も暮れる」

 

「······ああ、そうさせてもらうよ。今日はありがとな、黒姫」

 

「ああ、シドウ」

 

士道はその言葉を聞き、靴を履いて家から出る。

元に戻ったのかわからぬまま、士道は家に帰ることになった。




黒姫の説明が長すぎるので省略すると、
・狂竜ウイルスに霊力含ませないと増やせないよ!
・本当は自分と似たようなやつがもっと沢山いたよ!
・そいつらは全部死んで、私だけが残ったよ!
・そして私は何故かこの身体に乗り移ったよ!
ということです。
そういえばテオ叩けました。
クシャル棍強いですね。
猟虫の強化はまだできてないですけどね。
餌が足りない······!

バッドエンドとハッピーエンド、どちらを先にみたいですか?

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