デート・ア・ライブ 黒姫ofクレイジー 作:ゴア・マガラ好き
「────む?ここは······」
私が目覚めると、そこは全く見知らぬ場所だった。
······否、正確には知っているが見たことのない場所だったようだ。
ここは遥か上空に浮かんでいる空中艦、〈フラクシナス〉の内部だからだ。
何故わかるのかだって?簡単な事だ。
私の周りには常に鱗粉がある。
それらが伝えてきた周りの情報を整理すれば自然とそうなる。
······しかし、何故私はこんな所にいるのだろうか。
それに、身体の調子が悪い。
力が普段の二割程しか出せない。
それに、鱗粉が伝えてくる情報が少なすぎる。
この姿になってからは、形以外にも音や色まで伝えてきていたというのに、形しか伝えられない。
······嫌な予感がする。
とりあえず適当に歩くか。
そう考え、私は廊下を歩き出した。
歩き出して数分もしないうちに、見覚えのある人間とであった。
「あら?」
その人間は私を見ると、そのまま近づいてきた。
そして私の前に立つと、変なことを言い始めた。
「おはよう。黒姫。朝早いわね」
「······何故お前が私に話しかけてくるのだ?そもそも何故私はここにいる。説明しろ、コトリ」
私は目の前に立つ人間、いや、精霊だったか。
精霊のコトリに言う。
「······?おかしなことを言うのね、黒姫。私たちの仲じゃない」
「······殺し合った仲の精霊に何故話しかけてくる。私からすればおかしなことを言っているのはお前だ」
私が言うと、コトリは首を傾げる。
「何言ってるのよ。私たちはそんなことしてないじゃない。······確かに私が暴れちゃった時は戦ったけど、殺し合いっていうほどじゃなかったじゃない」
······おかしい。
殺し合いっていうほどじゃない?
こいつにとってあれはそこまで退屈な戦いだったのか?
私がほぼ一方的に攻撃し続けたのにか?
「それに、なんでここにいるかって言われても、あなたの家がないからとしか言えないわ」
「······何を言っている。私はしっかり巣を買った。ローンとやらは組まずに一括で払った」
「え?ちゃんと調べたはずよ?」
「私にはちゃんと家があるし、ここにいる必要など一切ない。帰らせてもらうぞ」
私はそう言い、鱗粉から伝わってくる道を歩き、地上に降りた。
そしていつものように霊装を呼び出す。
「〈神威霊装・厄災(ブラック・ディザスター)〉」
そして私は翼脚を広げて空を───。
「······何故だ、何故飛べない」
私は一度霊装を確認する。
その霊装はいつものようなものではなく、私が来ていた服を元にしたような形だった。
翼脚の翼膜はボロボロで飛べそうにもない。
「何が、起こっているのだ······?」
私は思わずそう呟く。
目覚めてから何もかもが変わっている。
······いや、変わっていないものが一つでもあるはずだ。
私はそう考え、霊装を解除し、巣に向かって歩いた。
「なん······だと······?」
私が家に着いて見たものは、『空き家』と書かれた板を門につけられていた我が巣の姿だった。
······ありえない。
私は誰かと関わるより前に巣を得たはずだ。
だというのにどういうことだ。
私は巣もなくどこで安らいでいたのだ。
······しかし、これからどうするべきか······。
巣も無いとなれば、どうやって学校に通えば────む?そういえば、何故私は制服を着ているのだ。
巣も無いのであれば、学校に通っていないはずだ。
住所というものは必要になるはずだからだ。
ということは、私はどこかしらの住所を使っているはずだ。
······どうやら力の低下と同時に身体能力まで低下したようだな。
少し歩いただけで足が痛い。
まあ無理もないか。
私そのものが力の塊なのだから。
とりあえず調べるの明日からだな。
今日は動けそうにない。
······だが、どうすればいいのか······。
私がそんなことを考えていると、突然私の体が浮遊し始めた。
······なるほど、これが〈フラクシナス〉への転送ということか。
私はそのまま〈フラクシナス〉の内部に戻った。
「で、どうだった?家はあったかしら?」
帰った私の目の前にいたのはコトリ。
コトリは私の方を見て言う。
「······いや、巣はあった。だが、私の巣ではなかった」
「まあそうでしょうね」
「ところで一つ問おう。何故私の力が二割程しか出せないのだ?」
「?どういうこと?」
「そのままの意味だ。そのせいで少々面倒な体質になってしまった」
「······何言ってるのよ。当たり前じゃない」
······?意味がわからないな。
「何を言っている?」
「力があんまり出ないんでしょ?そりゃそうよ。だって黒姫も「士道に力を封印された」でしょ?」
·········は?
私の力が、封印された、だと?
······ふざけるな。
「!ちょっと黒姫!落ち着きなさい!」
「司令!このままでは霊力が逆流してしまいます!」
コトリの元へ駆けつけてきた乗組員らしき人間が言う。
······霊力の逆流?
······それだ
「黒姫!······ッこのままじゃ本当に······!」
さあ、帰ってこい、私の力!
私は霊装を纏い、力が返ってくるのを待つ。
しかし────
「······ッ!何故だ、何故だ何故だ何故だ!何故返ってこない!」
「······?逆流、していない?どうして······」
コトリが何か言っているが、どうでもいい。
それよりも力はどうした。
何故返ってこない。
元々私の力だ。
なのに何故、何故。
······ああ、そうだ。
返ってこないなら、
私は再び地上に降りる。
「ッ!待ちなさい!」
コトリのその言葉は、私には届かなかった。
私は痛む体を引きずるように歩いた。
何故かすれ違う人間共に見られていたが、どうでもいい。
それより、私は向かわなければならない。
「─────!」
────いや、その必要もなくなった。
私は武器を呼び出し、手に持つ。
その武器は片手剣「アンクofチェッカー」
······武器も弱くなっているが、問題ない。
私は走り出し、ターゲットであるシドウに近づき、その剣を振り下ろす。
本当にお久しぶりです。
モンハンとかファンリビとかやってました。
クリスマス十香は来ましたか?
自分は来ました。
今回は番外ですが、後もう一回だけあります。
次で番外は終わらせますので······。
そういえば3Gと4と4Gは本体変えてもデータそのままですが、XとXXは消えてしまうんですよね······。
そのせいでランクを1から上げ直しに······。
次も遅くなると思いますが、よろしくお願いします。
バッドエンドとハッピーエンド、どちらを先にみたいですか?
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バッドエンド
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ハッピーエンド