デート・ア・ライブ 黒姫ofクレイジー   作:ゴア・マガラ好き

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ふざけている

私はただ翼脚を叩きつけ、薙ぎ払う。

それでシドウと精霊は吹き飛ぶ。

 

「きゃあ!」

 

「ぐ······ッ!」

 

小さく声を上げているが────

 

「────つまらん」

 

「······は?」

 

シドウが声を漏らす。

それはこっちが言いたいことなのだがな。

 

「シドウ。お前は不完全だったとはいえ天使を使った私に勝利した。だというのにこれはどういうことだ?私の攻撃を避けるだけで反撃はしない。その精霊は逃げ続けるだけ。それなのに私の攻撃に当たる。避けるだけならせめて完璧に避けろ。今の私は、一切楽しくない」

 

あの時のシドウはほかの精霊の支援があったとはいえ、戦っていて確かに楽しかった。

だというのに······。

 

「反撃の一つでもしてみろ。なぁ、シドウ」

 

「······今は、お前とぶつかる気はない」

 

······はぁ······。

 

「······そうか。······では私は去るとしよう。あぁそうだ、ASTはここに来ないから安心しろ」

 

「······ありがとう」

 

私はその言葉に何も返さずに翼脚を広げて飛ぶ。

ただ護るだけ(・・・・・・)の敵と戦っても面白くない。

一撃でも入れようとしてくるなら話は別だったが······そんな気配はなかった。

故に私はこの場から去る。

あの精霊を護るだけ。

そんなアイツと戦う理由もない。

あの時の、助けるため(・・・・・)に振るってきた剣を求めているのだ。

アイツは誰かを助けるために······護る戦いではなく助け、救う戦いで真の力を見せる······そう思っている。

それを引き出させるために、色々考えなくてはな。

······まだ早いだろうが、今日はもう休もう。

まだ完全には調子が戻っていないからな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奇妙な夢を見た。

それは日常だった。

でも私のではなく、別の誰かのものと言えるだろう。

と、昼にそんなことを考えながら教室に戻ると────

 

『きゃああああああああ!』

 

······悲鳴が聞こえた。

声の方に目を向けると、そこには最低最悪の変態(いつもと違ったシドウ)がいた。

悲鳴の主は、亜衣、麻衣、美衣の三人。

······皆の前であるが、最も(むご)い殺し方をしてやろう。

まずは腕を引きちぎり、次に足を、最後に頭を三六〇度回転させた後に潰す。

私の友に手を出したのだ。

それに、本人ではなさそうだしやっても構わんだろう。

そう考え、私は偽シドウに近づいて声をかける。

 

「おい」

 

「ん?その声は────」

 

偽シドウは私の顔を見てすぐに顔を青くし、一目散に逃げていった。

 

「······チッ······必ず殺してやる」

 

私は日常シドウが逃げてた方を見ながら言う。

そんな時、教室の扉が開いた。

そして入ってきた人間は────

 

「来たか、シドウ」

 

「っ······黒姫······ってなんか変な雰囲気じゃないか?」

 

シドウは教室を見て言う。

 

「まぁ、そうだな。つい先程までお前と瓜二つの親戚(・・・・・・・・・)が来ていてな。そこの私の友に手を出したのだ」

 

「俺の親戚······?あ、ああ、アイツか!」

 

何とかフォローしたが、乗ってくれたようだ。

ま、アイツの正体は昨日の精霊だろう。

物の見た目を変えていたが、それを自分自身にも使えると考えるのは普通だ。

 

「どこ行ったかわかるか?」

 

「さてな。向こうの方に走っていったから屋上ではないかと考えるが」

 

私が言うと、シドウは教室のなんとも言えない空気から抜け出したいのか、すぐに教室から出ようとする。

 

「ありがとない黒姫!」

 

「礼には及ばん。······が、捕まえることが出来たらここに持ってきてくれ」

 

「······どうしてだ?」

 

「殺すと決めたからな」

 

「······ちょっと笑えない冗談だな」

 

「······ふっ······ま、そうかもしれんな」

 

私が最後に言うと、シドウは屋上に向かって走り出した。

さて、あの愚か者にはどのような制裁を与えようか。

そんなことを考えながら、私は自分の席に座った。




かなり短いです。
すみません。
まだ調子が戻っていないようです。

バッドエンドとハッピーエンド、どちらを先にみたいですか?

  • バッドエンド
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