デート・ア・ライブ 黒姫ofクレイジー 作:ゴア・マガラ好き
長くなりそうだったので······。
私は来禅高校から外に出る。
たった今、入学の手続きをしてきたところだ。
私は腕を上に挙げて背中を伸ばす。
色々訊かれたが、適当に答え、転校生として入学することになった。
さて、これからどうしようか。
そう考えている時、空に何かが飛んでいるのを感知した。
あれは······折紙とかいう人間か?
······面白い、追いかけてみるか。
私は一度人目につかない場所に隠れ、霊装を纏って空を飛ぶ。
「この姿で飛ぶのは初めてか······慣れておくか」
そう呟き、私は人間を追いかけた。
「っ、折紙······」
「────士道。ここは危険。離れていて」
士道は琴里とのデートに、オーシャンパークに来ていた。
そこで士道は琴里の好感度を上げるために────琴里を救うために、二人で遊んでいた。
そんな時だった。
空から突然、鳶一折紙が現れたのだ。
そして、現れたと同時に琴里に攻撃した。
「ほう、なかなか面白いことになっているではないか」
そんな時に現れたのは、謎の精霊。
「······〈アンノウン〉······!」
折紙は精霊を見て言う。
〈アンノウン〉というのが、あの精霊の認識名なのだろう。
「あんのうん?ああ、確か未知、とかそんな意味だったな。くくっ、確かに私には似合った名前だな」
〈アンノウン〉は笑いながらそう言う。
「だが、私の名前は既に決めているのだ。だからその名前を名乗るはやめておこう」
「······何の用?」
「何、たまたま飛んでいるのお前を見つけたのでな。何か面白そうなことが起きそうだと思ってついてきた」
「······今すぐ帰って。あなたに構ってる暇はない」
「あーあー、連れないね。私も遊びたいのだよ」
〈アンノウン〉がそう言うと、大きな目の模様の大きな盾と少し変わった形をした槍が現れた。
「さあ、来な。お前は弱いが、他のやつよりマシだ。せいぜい暇つぶし程度にはなってくれ」
「······私を、舐めないで!」
折紙はそう言い、〈アンノウン〉に向かって突撃しながらミサイルを放つ。
〈アンノウン〉は盾でそれらを全て防ぎ、一瞬で折紙との距離を詰める。
「ッ!」
「まだまだだ」
〈アンノウン〉は折紙に向かって槍を振り下ろす。
折紙はそれを
だが────。
「私の勝ちだ」
「何を······」
〈アンノウン〉は槍の持ち手についている引き金を引く。
すると、槍の先端から連続で五回の爆発が起きる。
すると、
破壊された反動で、折紙は動きが止まってしまう。
その瞬間を見逃すはずもなく、〈アンノウン〉は槍で切り上げ、折紙の顔に傷をつける。
「なかなか扱いにくい武器だ······。少々練習が必要か?」
士道から見ればあの折紙を圧倒しているし、練習が必要とは思えなかった。
「初めて使ううえに、手加減しているのにこれか······」
信じられない、と士道は思った。
圧倒的な力を見せつけておきながら、手加減していると言うのだ。
「どうやら、少し疲れているみたいだな。動きが止まっているぞ」
「······くっ······!」
「さて、これ以上伸び代もなさそうだ。さっさと殺してしまおう」
〈アンノウン〉は折紙に向かって槍を構える。
そしてエネルギーをチャージする。
「お前との戦い。やはりつまらん」
「や、やめ────」
そしてエネルギーチャージが完了し、一気に放出され────。
「────私を置いて、楽しそうね」
───ることはなかった。
下から聞こえてきた言葉に、視線が向く。
「ん?お前は······ああ、コトリとやらか。そうかお前は精霊だったか」
「ええ、〈アンノウン〉。それより、売られた喧嘩は───買わないとねッ!〈
琴里がそう言うと、琴里の周りに炎が現れる。
その炎が琴里を包み、琴里が霊装を纏う。
「〈
琴里が言うと、琴里手に機械的な巨大な斧が現れた。
「火、か。······私の苦手なものだな」
ここで、初めて〈アンノウン〉の情報が手に入った。
しかし、だからといってどうにかなる訳でもない。
「ッ······もう限界······!」
琴里は急に頭を押さえて片膝をつく。
そして次の瞬間。
「────ははは、あなた、強いわよね?私と────戦いましょうよッ!」
琴里はそう言い、〈アンノウン〉に斧を振り下ろす。
〈アンノウン〉はそれを盾で防ぐ。
「苦手なくらいがちょうどいいか」
〈アンノウン〉はそう言い、盾と槍を消す。
そして次は刃がついている棍と、腕についている虫を出現させた。
〈アンノウン〉は棍をしばらく振り回した後言う。
「ふむ、なかなか使いやすそうだ。早速やってやろう」
〈アンノウン〉は棍の先端を琴里に向けると、そこから光の玉を発射する。
それは琴里の胴体に命中した。
「行ってこい」
〈アンノウン〉が棍を振ると、虫は光の玉が命中した胴体に向かった。
「そんなもの、落としてやるわ」
琴里はそう言い、斧を振り下ろす。
が、虫はそれを避けて琴里の胴体に激突する。
「ちっ······何よこれ······」
「それは猟虫というようだ。さっきの光弾が当たった場所に集中的に向かうんだ」
「あっそう。······あー、イライラする!」
琴里はそう言うと、炎で虫を撃ち始めた。
虫はそれらを全て避けていく。
「そろそろいいだろう。戻ってこい」
そう言って棍を振ると、虫は〈アンノウン〉の腕に戻った。
「······さて、直接攻撃をさせてもらおう」
そう言うと、棍で琴里を斬りつける。
縦に、横に、斜めに、何度も斬りつける。
「ぐっ······!」
「最初の方の威勢はどこに行った?楽しませてくれよ?」
そう言い、琴里を突き飛ばす。
攻撃から逃れた琴里の傷は、炎が発生して傷が消える。
「もう······やめろ······」
「傷が······?ははっ、面白いじゃないか。もっと私を楽しませてくれ!」
そう言って琴里に近づく〈アンノウン〉の周りに、何か黒いものが発生した。
なんだあれは?と士道は思う。
「〈
琴里が言うと、斧の刃が収納され、大砲のようになる。
「シドー!」
「士道、さん」
「十香!四糸乃!無事だったか!」
士道を呼んだのは、精霊である夜刀神十香と四糸乃である。
何故か二人とも霊装を纏っており、天使も顕現している。
「シドーこそ、無事だったか!」
「俺は大丈夫だ、それより琴里が······!」
士道はそう言い、空に飛んでいる琴里と精霊、通称〈アンノウン〉を見た。
「あれは琴里······と誰だ?」
「精霊だ······くそっ、もうやめてくれ!」
士道は必死に叫ぶが、その声は届かない。
「シドー·······ッ!危ない!」
そう言い、十香は士道を突き飛ばす。
そして先程まで士道がいた場所に、炎が飛んでくる。
「大丈夫か?シドー」
「あ、ありがとう、十香······」
「琴里······どうしたのだ······」
十香は琴里を悲しそうな目で見る。
「十香······俺が、止める」
「シドー?危険だ!」
「大丈夫だ······ここで待っててくれ」
士道はそう言って走り出す。
琴里を助けるために。
後編に続く!
······はい。
アンノウン(仮)さんは結構、というかかなり気分屋です。
本気で戦えないのなら、せめて楽しみたいという気持ちがありますが、楽しくないと感じてしまうと······はい。