デート・ア・ライブ 黒姫ofクレイジー   作:ゴア・マガラ好き

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前後編に分けました。
長くなりそうだったので······。


アンノウンVSイフリート 前編

私は来禅高校から外に出る。

たった今、入学の手続きをしてきたところだ。

私は腕を上に挙げて背中を伸ばす。

色々訊かれたが、適当に答え、転校生として入学することになった。

さて、これからどうしようか。

そう考えている時、空に何かが飛んでいるのを感知した。

あれは······折紙とかいう人間か?

······面白い、追いかけてみるか。

私は一度人目につかない場所に隠れ、霊装を纏って空を飛ぶ。

 

「この姿で飛ぶのは初めてか······慣れておくか」

 

そう呟き、私は人間を追いかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ、折紙······」

 

「────士道。ここは危険。離れていて」

 

士道は琴里とのデートに、オーシャンパークに来ていた。

そこで士道は琴里の好感度を上げるために────琴里を救うために、二人で遊んでいた。

そんな時だった。

空から突然、鳶一折紙が現れたのだ。

そして、現れたと同時に琴里に攻撃した。

 

「ほう、なかなか面白いことになっているではないか」

 

そんな時に現れたのは、謎の精霊。

 

「······〈アンノウン〉······!」

 

折紙は精霊を見て言う。

〈アンノウン〉というのが、あの精霊の認識名なのだろう。

 

「あんのうん?ああ、確か未知、とかそんな意味だったな。くくっ、確かに私には似合った名前だな」

 

〈アンノウン〉は笑いながらそう言う。

 

「だが、私の名前は既に決めているのだ。だからその名前を名乗るはやめておこう」

 

「······何の用?」

 

「何、たまたま飛んでいるのお前を見つけたのでな。何か面白そうなことが起きそうだと思ってついてきた」

 

「······今すぐ帰って。あなたに構ってる暇はない」

 

「あーあー、連れないね。私も遊びたいのだよ」

 

〈アンノウン〉がそう言うと、大きな目の模様の大きな盾と少し変わった形をした槍が現れた。

 

「さあ、来な。お前は弱いが、他のやつよりマシだ。せいぜい暇つぶし程度にはなってくれ」

 

「······私を、舐めないで!」

 

折紙はそう言い、〈アンノウン〉に向かって突撃しながらミサイルを放つ。

〈アンノウン〉は盾でそれらを全て防ぎ、一瞬で折紙との距離を詰める。

 

「ッ!」

 

「まだまだだ」

 

〈アンノウン〉は折紙に向かって槍を振り下ろす。

折紙はそれを随意領域(テリトリー)で防ぐ。

だが────。

 

「私の勝ちだ」

 

「何を······」

 

〈アンノウン〉は槍の持ち手についている引き金を引く。

すると、槍の先端から連続で五回の爆発が起きる。

すると、随意領域(テリトリー)が破壊される。

破壊された反動で、折紙は動きが止まってしまう。

その瞬間を見逃すはずもなく、〈アンノウン〉は槍で切り上げ、折紙の顔に傷をつける。

 

「なかなか扱いにくい武器だ······。少々練習が必要か?」

 

士道から見ればあの折紙を圧倒しているし、練習が必要とは思えなかった。

 

「初めて使ううえに、手加減しているのにこれか······」

 

信じられない、と士道は思った。

圧倒的な力を見せつけておきながら、手加減していると言うのだ。

 

「どうやら、少し疲れているみたいだな。動きが止まっているぞ」

 

「······くっ······!」

 

「さて、これ以上伸び代もなさそうだ。さっさと殺してしまおう」

 

〈アンノウン〉は折紙に向かって槍を構える。

そしてエネルギーをチャージする。

 

「お前との戦い。やはりつまらん」

 

「や、やめ────」

 

そしてエネルギーチャージが完了し、一気に放出され────。

 

「────私を置いて、楽しそうね」

 

───ることはなかった。

下から聞こえてきた言葉に、視線が向く。

 

「ん?お前は······ああ、コトリとやらか。そうかお前は精霊だったか」

 

「ええ、〈アンノウン〉。それより、売られた喧嘩は───買わないとねッ!〈神威霊装・五番(エロヒム・ギボール)〉!」

 

琴里がそう言うと、琴里の周りに炎が現れる。

その炎が琴里を包み、琴里が霊装を纏う。

 

「〈灼爛殲鬼(カマエル)〉!」

 

琴里が言うと、琴里手に機械的な巨大な斧が現れた。

 

「火、か。······私の苦手なものだな」

 

ここで、初めて〈アンノウン〉の情報が手に入った。

しかし、だからといってどうにかなる訳でもない。

 

「ッ······もう限界······!」

 

琴里は急に頭を押さえて片膝をつく。

そして次の瞬間。

 

「────ははは、あなた、強いわよね?私と────戦いましょうよッ!」

 

琴里はそう言い、〈アンノウン〉に斧を振り下ろす。

〈アンノウン〉はそれを盾で防ぐ。

 

「苦手なくらいがちょうどいいか」

 

〈アンノウン〉はそう言い、盾と槍を消す。

そして次は刃がついている棍と、腕についている虫を出現させた。

〈アンノウン〉は棍をしばらく振り回した後言う。

 

「ふむ、なかなか使いやすそうだ。早速やってやろう」

 

〈アンノウン〉は棍の先端を琴里に向けると、そこから光の玉を発射する。

それは琴里の胴体に命中した。

 

「行ってこい」

 

〈アンノウン〉が棍を振ると、虫は光の玉が命中した胴体に向かった。

 

「そんなもの、落としてやるわ」

 

琴里はそう言い、斧を振り下ろす。

が、虫はそれを避けて琴里の胴体に激突する。

 

「ちっ······何よこれ······」

 

「それは猟虫というようだ。さっきの光弾が当たった場所に集中的に向かうんだ」

 

「あっそう。······あー、イライラする!」

 

琴里はそう言うと、炎で虫を撃ち始めた。

虫はそれらを全て避けていく。

 

「そろそろいいだろう。戻ってこい」

 

そう言って棍を振ると、虫は〈アンノウン〉の腕に戻った。

 

「······さて、直接攻撃をさせてもらおう」

 

そう言うと、棍で琴里を斬りつける。

縦に、横に、斜めに、何度も斬りつける。

 

「ぐっ······!」

 

「最初の方の威勢はどこに行った?楽しませてくれよ?」

 

そう言い、琴里を突き飛ばす。

攻撃から逃れた琴里の傷は、炎が発生して傷が消える。

 

「もう······やめろ······」

 

「傷が······?ははっ、面白いじゃないか。もっと私を楽しませてくれ!」

 

そう言って琴里に近づく〈アンノウン〉の周りに、何か黒いものが発生した。

なんだあれは?と士道は思う。

 

「〈灼爛殲鬼(カマエル)〉──【(メギド)】」

 

琴里が言うと、斧の刃が収納され、大砲のようになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シドー!」

 

「士道、さん」

 

「十香!四糸乃!無事だったか!」

 

士道を呼んだのは、精霊である夜刀神十香と四糸乃である。

何故か二人とも霊装を纏っており、天使も顕現している。

 

「シドーこそ、無事だったか!」

 

「俺は大丈夫だ、それより琴里が······!」

 

士道はそう言い、空に飛んでいる琴里と精霊、通称〈アンノウン〉を見た。

 

「あれは琴里······と誰だ?」

 

「精霊だ······くそっ、もうやめてくれ!」

 

士道は必死に叫ぶが、その声は届かない。

 

「シドー·······ッ!危ない!」

 

そう言い、十香は士道を突き飛ばす。

そして先程まで士道がいた場所に、炎が飛んでくる。

 

「大丈夫か?シドー」

 

「あ、ありがとう、十香······」

 

「琴里······どうしたのだ······」

 

十香は琴里を悲しそうな目で見る。

 

「十香······俺が、止める」

 

「シドー?危険だ!」

 

「大丈夫だ······ここで待っててくれ」

 

士道はそう言って走り出す。

琴里を助けるために。




後編に続く!
······はい。
アンノウン(仮)さんは結構、というかかなり気分屋です。
本気で戦えないのなら、せめて楽しみたいという気持ちがありますが、楽しくないと感じてしまうと······はい。
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