デート・ア・ライブ 黒姫ofクレイジー   作:ゴア・マガラ好き

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狂三VS黒姫が終わります。
今回はさらに短いです······すみません。


狂竜化

「なんなんですの······あれは?」

 

狂三は狂竜化した黒姫を見て、思わずそう漏らす。

あの姿になるだけで、空が黒く染っている。

日の光は、届いているかもわからない。

 

「Gaaaaaaaaaaaa!」

 

黒姫は叫び、翼脚で狂三を叩きつける。

 

「が······っ」

 

狂三は小さく声を出す。

狂三は倒れたまま、銃を構える。

 

「〈刻々帝(ザフキエル)〉、〈四の弾(ダレット)〉······!」

 

狂三が言うと、時計からⅣの字が時計に吸い込まれる。

そして銃を自身に向け、引き金を引く。

すると、狂三の傷が消えていく。

 

「なんですの······その馬鹿げた力は······!?」

 

狂三はそう言うが、黒姫は何も返さない。

そして狂三は体の異変に気がつく。

いや、正確には、自身の周りの異変に気がついた。

狂三の周りには、黒いモヤのようなものが周りにあったのだ。

 

「これは······?」

 

狂三はそれを見て、恐ろしいものを感じた。

すぐに離れたが、既に遅い。

狂三はもう、感染してしまった。

たが、狂三はそれに気づかない。

 

「逃げに徹するしかないようですわね······〈一の弾(アレフ)〉!」

 

時計のⅠの字が銃に吸い込まれ、狂三は自身に向けて引き金を引く。

そして高速で動き始める。

 

「Gaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!」

 

黒姫は叫び、翼脚を振り回し、叩きつける。

その衝撃で、床にヒビが入る。

 

「このままでは······っ!」

 

狂三はそう呟き、空間震を起こす。

 

ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ─────

 

音が響き、街の住人は避難する。

狂三は一瞬だけ安心したような顔をする。

が、次の瞬間、狂三の顔は苦しみで歪んだ。

 

「ぐ······っ、なん、ですの······?」

 

狂三は膝をつく。

気持ち悪い、痛い、自分が自分でなくなってしまう。

そのような考えが、狂三の頭に浮かんだ。

膝をついた狂三に、黒姫は近づき、翼脚を上にあげ、おもいきり叩きつけ────。

 

「狂三!」

 

その瞬間、声が聞こえた。

その声で、黒姫の動きが止まる。

 

「士道、さん······?来て、くださいましたのね······」

 

狂三はそう言い、床に倒れる。

 

「狂三!〈アンノウン〉、どうして狂三を!」

 

士道は黒姫に叫ぶ。

それを見た黒姫は、翼脚を閉じ、触角を消した。

 

「······冷めた。つまらんことをしてくれたな。狂三。空間震で警報を鳴らし、士道をここに呼ぶとは」

 

「答えろよ······!〈アンノウン〉!」

 

「はあ、大量の人間を殺したと知り、戦ったのだが······」

 

黒姫はそう言い、首を横に振って続ける。

 

「この地の人間は弱く、それを大量に殺している程度で、強いはずもなかったか」

 

「おい!」

 

士道は黒姫に近づく。

 

「なんだ?シドウよ。私はもう冷めた。戦う気も失せた」

 

「お前は、なんで戦いを望む!なんで精霊を殺そうとするんだ!」

 

「ああ、そんな質問か。私は竜だ。そして「龍」になる。そのために強くならねばいけないのだ」

 

「お前、何を言って────」

 

士道が言い切る前に、狂三が苦しそうな声をあげる。

 

「うっ、ああああああっ!」

 

「狂三!大丈夫か、狂三!」

 

士道は狂三に駆け寄り、声をかける。

 

「ああ、一つ言っておこう。そいつ、放っておくと、死ぬぞ」

 

「は······?なん、で······」

 

「よく覚えておらんが、私の鱗粉を吸いすぎたのだろう。私の鱗粉は、私以外には有害でな。そやつは私に反撃せず、逃げ続けたのだろう。だから克服できず、その身を蝕まれている」

 

「ならどうにかしてくれ!お前の力なんだろ!?」

 

「私の力は蝕むのみだ。どうにもできん」

 

黒姫が言うと、士道は膝をつく。

 

「ま、私の鱗粉、狂気ウイルスを少しだけ分けてやる。研究でもして、特効薬でも作ればよいだろう」

 

黒姫はそう言い、士道に鱗粉と思われるものが入った小瓶を投げる。

士道はそれを受け取る。

 

「······お前は、何がしたいんだ」

 

士道は、一度小瓶を見て、再び黒姫を見て言う。

 

「言っただろう。「龍」になる。と」

 

黒姫は最後にそう言い、翼脚を広げて空を飛ぶ。

士道はそれを、目で追うことしか出来なかった。

その後、士道と狂三はフラクシナスに回収され、士道は小瓶を渡し、狂三はベッドに横になった。

 

「······本当に、何がしたいんだよ······!」

 

誰もいない部屋で、士道は小さな声で、そう言った。




楽しんでいる時に突然誰かが乱入してくると冷めますよね。
それに似たような感覚です。
狂竜化がゴア・マガラ本人の意思で解除できるかわかりませんが、できるようにしています。
叩きつけで壊れなかった学校は······再開発された街の学校なので、耐久性に優れていたのでしょう()
そういえばUAが1000を突破していました。
ありがとうございます!
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