デート・ア・ライブ 黒姫ofクレイジー 作:ゴア・マガラ好き
今夜は寒いですね。
絶賛風邪をひいております。
鼻がムズムズします。
狂竜化して狂三と戦った翌日。
狂三は学校に来ていない。
······まあ、理由など明白なのだが。
鱗粉の研究はまだ進んでいないのだろう。
ま、そんな短期間で解明されるようなものではないだろう。
何しろ、私自身もよくわからないのだ。
生まれた時から使えていたし、私にとっての目でもある。
それ以上でもそれ以下でもなく、全てを知る必要などないのだ。
私が知っているのは、せいぜい他の竜を狂わせる、という程度のことだ。
「黒禍さん、少しいいか?」
そう考えていると、シドウが私に話しかけてきた。
「黒姫でよいぞ。で、何の用だ?」
「放課後、話がある。屋上に来てくれ」
ほう、私に気がついたか?
なかなか早かったな。
あと一〇年はかかると思っていたが······さすがに情報を漏らしすぎたか?
「どんな話か気になるところだ。ああ、放課後に屋上だな?」
「······ああ、ありがとう」
そう言うと、シドウは自分の席に戻っていく。
「シドーと何の話をしていたのだ?」
そう話しかけてきたのは、十香。
休み時間に話をすることが多い。
私は最近知った。
十香も精霊なのだと。
しかしシドウに力を封印されているようだ。
······ああ、戦ってみたい。
私が強くなるのに適した精霊かもしれん。
確か〈プリンセス〉、剣を使う精霊という。
あの人間は確か操虫棍を使っていたが、剣を持った相手とは戦ってみたい。
「ああ、少し放課後に用があると言われただけだ」
「そうか······なあ、黒姫。少しついてきてくれ」
十香はそう言うと、教室を出る。
私は断る理由もないし、ついていった。
「最近、シドーの様子がおかしいのだ······」
教室を出てすぐ、十香は話を始める。
「様子が?そうなのか」
「ああ。ずっと何かを考えているのだ。昨日も夕飯の時、ぼーっとしていてな······」
私、いや、〈アンノウン〉のことを考えているのだろう。
私の行動は全て「龍」になることに通じている。
が、人間には理解できぬのだろう。
そして知らぬのだろう。
強き竜こそが、「龍」になれるということを。
「何故か訊いてみたのか?」
「訊いたのだが、なんでもないと言って誤魔化すのだ」
十香はそう言い、しょんぼりとした顔になる。
正直どうでもいいのだが、適当な知識で誤魔化しておくか。
「十香、シドウも男だ。男には男なりの悩みがあるのだろう。そして、それは女には話しにくいのだよ。きっと」
「そうだったのか······」
ちょろい。
十香は純粋すぎる。
だがそれは、私と戦うにあたって、都合がいい。
一度でも私を十香に敵と認識させれば、純粋故に全力でぶつかってくるだろう。
今は交友を深めても良いかもしれんな。
「きっとそうだ。放っておいてやれ」
「······わかった。黒姫はいい人だから、信じるぞ!」
十香はそう言うと、「ありがとう!」と言って教室の中に戻る。
······はは、いつか、楽しませてほしいものだ。
放課後、私は言われたとおり、屋上に向かっていた。
扉の前に立ち、扉を開け、屋上に出る。
「······来たな」
屋上には、シドウがいた。
······おや、屋上は結構荒れていたはずだが。
ASTとやらが直したのか?
「で、何の用だ?シドウ」
シドウにこう問うのも、これで何回目だろうか。
思わず笑ってしまいそうだ。
「単刀直入に、訊きたい。黒姫、あんたは精霊、なんだろ?」
「精霊、ね。私は竜だと言ったはずだが」
「とぼけるな!あんたが精霊〈アンノウン〉なんだろ!」
シドウは私に向かって叫ぶ。
「いつ、そう思った?」
「最初に疑い始めたのは、黒姫が教室で自己紹介をした時だ。〈アンノウン〉も何度か竜だと言っていたし、お前も言った。だから何かあると思った」
やはり、少しあのセリフを使いすぎたか。
自分でもそう思っていたのだ。
「そして次は、昨日のことだ。狂三は黒姫に屋上に呼び出された。でも、昨日屋上にいたのは狂三と〈アンノウン〉だった。ここで俺は、黒姫を〈アンノウン〉だと思うようになった」
「ならその時点では確信ではなかったのだな?」
「ああ、俺が確信を得たのは、狂三の言葉だ。あんたが飛んでいったあと、狂三は言ったんだ。黒姫が〈アンノウン〉だって」
ああ、最初から霊装を纏っていればよかったか······。
失敗だったな、反省しなければ。
「······なるほど、四〇点やろう」
「っ!ということは、やっぱり······」
「ああ、そうだ。私は精霊〈アンノウン〉と呼ばれている、黒禍黒姫······という名を使っている竜。黒蝕竜ゴア・マガラだ」
「黒蝕竜······ゴア・マガラ······」
「自分から名乗ったわけではないが、どうやら人間は、私をそのような名で呼んだらしい」
ここまで言う必要はないだろうが、もう言ってやろう。
隠す必要など、ないしな。
「黒姫······結局、あんたの目的はなんなんだ······?「龍」になるってなんだ?」
どうしたものか。
私自身、よくわかっていないことだ。
私たちゴア・マガラは、誰があの地に先に帰るか、勝負しているのだ。
しかし、誰が強いとか、誰が弱いとかはない。
皆、同じ私なのだ。
ゴア・マガラは皆同じで、あの地に帰れるのは生き残った竜のみ。
生き残るには、強くならねばいけない。
だから戦い、強くなろうとするのだ。
「言ってもわからんだろう。この世界の人間に、私たちを研究し尽くし、対策し、戦える人間も、竜も、いないのだから」
だから私はそう言う。
人間に、私たちゴア・マガラは、厄災でしかない。
それは龍になっても同じことだ。
私たちを理解できる人間は、どの世界であろうといないのだ。
どのようにしても、結局は厄災なのだから。
「······そうかよ······」
「で、それを聞いてどうする?私の力を封印するか?ま、不可能だと思うが」
私がそう言うと、シドウは顔を歪める。
やはり不可能なのだろう。
「······何も無いのであれば、私は巣に帰らねばならぬ。この三日で、私には亜衣麻衣美衣という友ができたのだ。巣に共に帰るため、待たせているのだ」
昼休みに特に絡んできたのが、この三人だ。
話は面白く、見ていて飽きぬ三人だ。
友になろうと持ちかけられた時は、多少驚いたが、面白いので了承した。
「······時間をとらせて悪かった」
「別によいぞ。竜にとって、この程度の時間、瞬き程度の時間だ、ま、私に目はなかったがな」
私はそう言い、小さく笑う。
扉の方に向かい、扉を開け、最後に言う、
「もし、私の邪魔をしたいのなら、死を覚悟する程度では駄目だぞ。人間」
そう言い、中に入った。
はははっ、これからの生活、どのようになるか楽しみだ。
黒姫にとっての十年は、人間換算で約数日です。
竜と人間って、時間の感覚違いそうですしね()
強い竜が「龍」となる。というのは、黒姫がゴア・マガラだからこその考えです。
黒姫がもしゴア・マガラじゃなければ、この考えではありません。
ティガだった場合、ただ暴れたい。になります。
一つ思ったのですが、バッドエンドとハッピーエンド、どちらが先にみたいですか?
黒姫の設定で、どちらにも行きつくものがあるので、どちらも書く気なんですが、どちらから書こうかなぁと。
なので、アンケートとります。
バッドエンドとハッピーエンド、どちらを先にみたいですか?
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バッドエンド
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ハッピーエンド