俺のネギま! 作:ばうえもん
横嶋忠雄は転生者である。
別に神の手違いで殺されたので上から目線で特典を要求して○○の世界へ転生させろとかいったやり取りは無い。ある日気が付いたらそうだったのだ。
そのとき自分がYOKOSHIMAのパチモンだと気付いて能力を確認してみたところ霊能力に目覚めた。その時点でだいたい生前NTとかで読んだYOKOSHIMAだった
そもそも彼は厳密な意味ではGSファンとは言い難い経歴を持つ。元々はKYOUYAとかSHIROUとかのエロゲ系の二次創作を読みふけるうちにGS二次にたどり着き、そこで散々クロス系の二次を漁った後にGS逆行物を読んで、そこから漸くサンデーでは流し読みしていた原作をちゃんと読み直したのだ。その弊害か初期の横島の人間的酷さを見て愕然としたのは良い思い出だ。
次に確認したのはこの世界についてだ。これは子供でもテレビや新聞を確認してみればある程度の事は判る。少なくともゴーストスイーパーも超能力もメイドロボも存在しないこの社会は椎名先生の世界では無いのだろう。銭湯宇宙人系のやつだと一般的な情報網に載らないのでお手上げだから考えない様にする。
次に考えたのは型月系の様な神秘が秘匿された社会の可能性についてだ。これだと非常に拙い事になる。現状は力を抑えているが目覚めた瞬間は結構な力を発揮したのでその手の観測網が存在する場合は捕捉された恐れがある。今の所それらしい接触や監視の類は無いが相手が自分に気取られる様な格下と決めて掛かるのは拙い。用心するに越したことはないのだ。
何故ならば横嶋忠雄は過去からの転生者だからだ。どういうわけか平安時代の京の都でやり手の陰陽師だった記憶も持っていて、そちらは明らかにこの世界と地続きな記憶故にこの世界には過去に神秘が存在した事は事実である。だから現代にも存在する可能性が高いのだ。
それにしても何故二重に生前の記憶が有るのか? 恐らくはこの世界の輪廻の外から来た「魂」が憑依転生した事から本来の前世の方も目覚めたのだろう。これは悪い事では無い。少なくとも魂魄の「魂」が強化されて前世以上の可能性を感じるからだ。シャーマンキングでも臨死体験で巫力が上昇する事から少なくとも二つの死を体験している俺の魂の力はかなり高いハズだ(漫画脳)
可能性は兎も角現状は修行不足の雑魚キャラなんだがな。
子供の身としては時間以外の点であらゆる事に制限がある為、先ずは移動手段として「縮地」(武術の歩法ではなく仙術の技法)の習得を目標にした。
霊脈を利用して移動するこの技法を手に入れて最初に向かった先は自身の知識の元である平安時代の陰陽師、高島の遺産を回収する為に京都近くのとある山中に向かった。
その時の事だが、山中から京都を見て焦ったね。京都を囲む結界が視認出来た為だ、もう少し京都に近い場所だったら結界に引っかかっていた。
仮にそうなっていたらあの結界を管理する何者かと接触する羽目になっただろう。
とにかく、それのお陰で裏の世界の存在を確信できた。
その後は特に問題も起きずに小学校を卒業した。
そこまではいい、その後GS原作通り両親が外国へ赴任する事になり俺は日本に残った。ただしGS原作と違い中学生だった為に全寮制の学校へ入れられたのだった。
学園長と俺
学園長室ナウ
オカンが学園でも屈指の有名人だった為に背後に誰か居るとか全く疑われなかったでゴザル
「いや、ホント、何したんですか?」
「何というか、立場は裏を知る一般人だったんじゃがな」
「彼女がこの学園に通っていた頃に素行の悪い魔法関係者が表の方から圧力をかけられてやり込められてのぉ、泣く泣く本国へ逃げ帰った事が数度あったのじゃ」
「さいですか。俺にとっては特売好きの主婦なんですけどね」
「どうやら家庭に入って多少は丸くなったようじゃのう。
ホント、昔のアレやコレやを盾に君の入学をねじ込んで来た時は肝が冷えたわい」
「母子そろってご迷惑をおかけします」
ここはオリ主ムーブする場面かと無駄に気を張って居たのに、話を聞くうちにだんだん肩身が狭くなったのは何故だろうか?
『僕は悪くない』って言えたらいいんだけど、身内の事だけに日本人的に無理だな……
「それはそうと、君を振った「ウグッ」エヴァンジェリンじゃがな、ちと複雑な事情があって人間不信な所もあるので悪く思わんでくれの」
改めて学園長にまで言われるのはキツイもの…?
いやそこまで知られてるのか? 碌に話す時間はなかったハズなんだが
「その、学園長は告白の件までご存知でしたか。しかし、何故?」
「いや、それはのぉ。
君には非常に申し訳ないのだが、彼女の立場は特別でのう。彼女に近づく人間は監視されていての、情報の共有もされているんじゃよ」
「はっ??? それって…」
「非常に申し訳ないが、君の疑いは早々に晴れたんじゃがの、彼女の監視自体は続けていた関係上裏の関係者は君の事を生暖かく見守って居たんじゃよ」
「………いっ、いっそ殺せぇええええええええ!!!!」
・
・
「落ち着いたかの」
「取り乱してすみません」
落ち着け、平常心だ、術者たるもの心を制御せよ!!
しかし、さっきから部屋の隅で直立しているデス眼鏡の胡乱な視線が気になる。
疑い?とは違うがなんだ?侮蔑? 確かに醜態だがそこは思春期の男の子なんだからしょうがないだろ!!
現場に居合わせた他のメンツは学園長の話が始まるや早々に退室していった。そりゃ出歯亀の自覚があれば気まずかろう。
だがデス眼鏡は何故居る?護衛か?
「さて、今度は君の事を話してくれんかの」
「これ以上の恥を晒せとおっしゃりますか」
「いやいや、そういう話じゃないわい。君も知っていたんじゃろ?裏の事を」
「俺が母から魔法の事を聞いたと?」
「いいや、君のお母様から君は裏を知っているようだから迷惑かけるかもしれないから注意していてくれと忠告があったんじゃわい」
「母親というものは子供が思っている以上に子供の事を見ているもんじゃぞ」
マジか
「正直に言うが今までの君の素行には全く怪しいところはなかった。エヴァンジェリンの件が無ければそのまま何事も無く卒業していたんじゃろ」
「ええまぁ、正直に言いますがこの都市見た時点でヤバイって思ったので大人しくしていましたが」
「ふむ、君の経歴に怪しいところは無い、だからこそ何処で知ったのかがわからんのじゃ」
オカンにバレてる時点でヘタな事は言えんか、これは正直に(言える事だけ)言うしかないか?でもあなぁ
「そのですね、ちゃんと話しますから疑問や質問は最後にお願いしますね。途中で遮る様なら聞く気が無いと判断して話しませんので」
「どういう意味だい?」
ここでだんまりだったデス眼鏡こと……名前知らんわ。有名人らしいけど俺の行動エリアと被らんからなぁ
とにかく不機嫌そうに声を掛けてきた
「そのですね、与太話と思われそうな話ですので信じて貰えないかと」
「まあまあ、高畑先生、生徒の事をそう疑うものじゃないわい。ほれ、この爺に君の秘密を話してくれんかの」
タカハタ先生を窘めて、お道化るように促す学園長。これはアレだな、尋問の役割分担だわ。しかし俺の何を疑っているんだ?
とりま話してみないと始まらない。
嘘を吐くポイントは真実を混ぜる事、だが俺は嘘は付かないでちゃん陰陽師の前世については話す。GS云々と輪廻の外からの転生は省くけどな
しかしここまで聞いた話に何処かで聞いたキーワードが幾つかあるんだが、なんだっけ? ひょっとしてこの世界って漫画かゲームの世界なんか?
ぱっと出て来んのは原作未読なんだろうが、覚えがあるって事はクロス系の二次創作か? 記憶に引っかかってるって事はクロス先としては多分頻繁に蹂躙されているんじゃなかろうか? つーと3魔界かな?
あっ、それだわ! とらハが元のなのちゃんと違って二次創作しか知らんからビジュアル情報無いのは二つ、ネギ魔とゼロ魔、現代舞台だからネギ魔とかいうヤツだわ
つーてーとマクダウェル先輩って確かYOKOSHIMAやSHIROUが高確率でお世話になるエヴァちゃんじゃん!!気付けよ俺!!
しゃーねーだろ!! 原作未読だから外見知らんし!!
えーと、テンプレだと先輩が3年の頃に主役がショタ先生やっててそこへ来訪パターンだから現在は原作開始前か?
なんだっけ?エタポイントは停電と京都と学園祭の順番だったか? まぁ女子中エリアが舞台だろうから学祭以外で男子校の俺が関わる事もなかろう
なんか当初のネギまサイドのシナリオメモから大分変わってしまいました。