妄想#コンパス小話   作:不知火牙

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10年ボタンの10年後の世界に繋がる小話をやっていきます

コンパス大合戦の後日談的な物にもなります

全て私の妄想なのでご了承下さい


10年ボタンの10年後に繋がる世界 サーティーン編

近くて遠い未来のクリスマスイブ

 

 

コンパス ホームリビング

 

ここでは現在クリスマスパーティが行われており、リリカを筆頭に準備された料理を囲んで全員が思い思いに楽しんでいる所で13が1人風に当たりながら眺めていた

 

13「良いものだな……」

 

 

 

アタリ「サーティーン!皆から離れてどうしたんだよ!一緒にクリスマスパーティを楽しもうぜ!」

 

13「あー、わりぃ。ちょいと火照ったもんでな、少しばかり体を冷やしてたんだよ」

 

 

アタリ「それならもう冷えただろ? 戻って一緒に楽しもうぜ!」

 

13「あぁ、そこのロシアンルーレットたこ焼きで対決しようぜ!」

 

アタリ「お前、辛いの大丈夫だから言ってるだろ。 それなら“ビンゴでドリンクミックス”にしてどちらかがギブアップするまでにしようぜ」

 

13「オッケー、負けても文句無しな」 

 

アタリ「上等だ!やってやる!」

 

 

 

そうして、夜もふけ。 クリスマスパーティはお開きとなった (ちなみに、アタリとの対決はアタリが最悪の組み合わせを引き、サーティーンの勝ち)

 

 

 深夜 13の部屋

 

13「ふぃー、楽しかったな。 それにしても、俺が用意したものが当たったとはいえ、あの組み合わせは爆笑物だったなwww」

 

アタリが引いたのはマカ2000と、バカテス姫路さん製ゼリー飲料(13持ち込み)と、ちゅーる鰹味のミックスです

 

 

13が自分の部屋でのんびりしていると、“コンコン”とドアをノックする音が聞こえると、voidolが入ってきた

 

voidol「サーティーン アナタニソトノセカイカラノオキャクサマデス」

 

13「俺にお客だと? こんな時間に? しかも外からのお客なんてかなり珍しいじゃねぇか」

 

voidol「オクジョウデマッテマスノデオネガイシマス」

 

13「あいよ」

 

 

 

ホーム 屋上

 

 

???「やっと来ましたか」

 

13「てめぇは…‥‥」

 

 

 

サーティーンが屋上につくと、そこにはガブリエルがクリスマスパーティ後であろう格好で立っていた

 

 

ガブリエル「久しぶりですね○○。 いえ、今はサーティーンでしたか。 貴方に用事が出来たのでやってきました」

 

13「……とりあえず、その格好にはツッコミを入れないでおくが、俺はお前になんざ用事はねぇよ。 とっとと帰れよクソやろう」

 

ガブリエル「おや、そんな風に私を嫌っても良いのですか? せっかく貴方にいい話を持ってきたと言うのに」

 

13「いい話があるならちょいと聞くだけ聞いてやる」

 

ガブリエル「全く、貴方はいつまでたっても現金な人ですねぇ。 まぁ、いいでしょう。 単刀直入に言います、サーティーン貴方はここでの功績が認められ、死神から天使へ戻る事の許可が降りました」

 

13「何…だと………はっ! 神様もひどいねぇ。 そんな嘘を言うためにわざわざ大天使様をお使いに使うとはひどいもんだな」

 

ガブリエル「貴方を死神にしたのは私達ですから、信じる事ができないのは仕方がないですが、今回ばかりは本当ですよ、サーティーン」

 

13「信じて良いんだな?」

 

ガブリエル「えぇ、ですが。 天使に戻れるのは今夜だけですので天使に戻るのなら夜明けまでに判断して下さい」

 

13「ずいぶんと忙しいんだな……」

 

 

そう返すサーティーンの中には今までのコンパスでの思い出が思い出されていた

 

 

そしてサーティーンが出した答えは……

 

 

13「わりぃ、せっかく天使に戻れる機会だけどな。 俺は今の俺が好きなんだわ。 それに、あるちみっこと勝手にいなくならないって約束してるんだよ。 それを破るわけには行かねぇしな。」

 

ガブリエル「いいのですか? これを逃したら貴方は2度と天使に戻れないのですよ。」

 

13「あぁ、その代わりって言っちゃぁ何だが、何個か頼みたい事があるんだが大丈夫か?」

 

ガブリエル「可能かどうかはこちらで判断するとしてとりあえず言ってみなさい。」

 

13「それは……」

 

 

 

ガブリエル「それらなら可能でしょう。 私は貴方の願いを叶えて戻りますが、もう2度と天使に戻る機会は訪れませんからね。 さらばです○○」

 

 

そうしてガブリエルはコンパスから出ていった

 

 

13「けっ、最後までいけすかねぇヤツだな」

 

 

 

 

 

 

そうして、夜が明けてサーティーンが目を覚ますとホーム全体が騒がしかった

 

 

13「よう!メリクリー! どうした?かなり騒がしいようだが何かあったのか?」

 

 

まとい「あっ!サーティーン、やっと起きて来た! 寝起きいきなりで悪いんだけど手伝ってくれるかい!」

 

13「わりぃ、その前に状況を教えてくれねぇか?何が起きたのか知らないと対応できねぇぞ(何が起きたのかは俺が頼んだ事だから知ってるけどな)」

 

まとい「そうだよね。 まずはルチアーノの奥さんが生き返って、グスタフの体が傷とかは残ってるんだけど呼気に毒が含まれなくなってバックパックが外れているし、コクリコの時計が止まってコクリコの近くにコクリコと同じ位の男の子がいるしで大変なんだよ!」

 

13「何だよ、その奇跡オンパレードは(ガブリエルのやろう、しっかりやってくれたんだな)」

 

まとい「そうなんだよ!そんなわけだからちょっと手伝ってほしいんだ!」

 

13「あいよ」ニッ!

 

 

 

そうして、まといの後をついていくサーティーンの顔は満面の笑みを浮かべていた

 

 

 

 

 

 

 

 


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