妄想#コンパス小話   作:不知火牙

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前話のサーティーン編の続きみたいな物です

サーティーン編を読んでもらったほうがこの話はわかりやすいと思います


10年ボタンの10年後に繋がる世界 voidol編

voidoll「ヒーローノミナサンハ ホームリビングニアツマッテクダサイ」

 

ボイドールの集合をかけられたヒーロー達がホームリビングに集まってきた

 

アダム「ボイドールさんがヒーロー全員を集合させるなんて珍しい事もあるのですね」

 

テスラ「そうだね。 能力の調整だったら調整があるヒーローだけを呼ぶし、メンテナンスだったら掲示板で掲示するだけだもんね」

 

ルチアーノ「何か、重大発表でもあるんじゃないか?」

 

妻「そうね、私が生き返るなんて事とかがあったばかりだものね」

 

アタリ「ルチアーノのおっさんは奥さんが生き返ってから強すぎなんだよな。 ヒーロースキルは無くなったけど移動早くて、気づけば背後にいてヘッショしてくるしよぉ」

 

ルチアーノ「妻の応援が嬉しくてな。つい、張り切ってしまうのだ」

 

アタリ「まぁ、ルチアーノのおっさんみたいにヒーロースキルやヒーローアクションが使えなくなったヒーローも多いから、そこらへんの調整発表じゃないかな?」

 

 

そうヒーロー達が雑談をしているとボイドールがやってきて、ヒーロー全員が集まっている事を確認してから発表を始めた

 

Voidoll「ミナサンオソロイデスネ コレヨリジュウダイハッピョウヲオコナイマス ヒトツメニ イママデノセントウセツリカイセキシステムノオカゲデ ワタシノサイシュウアップデートガカンリョウシコレヨリサマザマナキノウガアップグレードサレマス これからは、そのバージョンで喋らさせていただきます」

 

テスラ「わぁっ! ボイドールの喋り方が僕らに近い感じになったよ!」

 

ヴィオレッタ「まぁ、綺麗な声をしてるのね」

 

Voidoll「ありがとうございます、ですがまだ発表する事がありますので続けさせて貰います。 2つ目ですが、この戦闘摂理解析システムですが、本日を持ちまして修了とさせていただきます。」

 

その言葉をボイドールが発した途端に全ヒーローに動揺が走った

 

アタリ「なぁ、システムの修了って事はここにいる全員とお別れって事になるのか?」

 

ソーン「そんなの嫌です!」

 

Voidoll「いえ、過去の私だったら戦闘摂理解析システムの情報収集が終わり次第全てのシステムを終わらせてたと思いますが、私もシステムの解析以外に貴方達と触れ合う事で感情という物を理解する事が出来ました。 なので、このままお別れするのは“寂しい”ので戦闘摂理解析システム自体は修了しますが、“コンパス”自体はまだ続けるつもりです。」

 

忠臣「ならば、なぜシステムを修了するのだ?」

 

Voidoll「その理由は主に2つで、1つ目はヒーロースキルやヒーローアクションが出来なくなってしまったヒーローが出てしまったためバトルバランスが取れなくなってしまったため。 2つ目は私自身のシステムの解析を利用したアップグレードが修了したためです」

 

のほ「じゃあ質問だけどバトルはまだできるの?」

 

Voidoll「その質問に対する答えですが、YESです。 ですが、ルールとしてヒーローアクション無し等のルールが追加されます。」

 

のほ「そう、まだいっぱいキルできそうね。」

 

Voidoll「ほどほどにお願いします。 後はいいですか?」

 

マルコス「今の生活が変わる訳じゃないんだよね?」

 

Voidoll「そのように理解してもらえば大丈夫です」

 

マルコス「なら、良いかな」

 

Voidoll「皆さんも、良さそうなのでこれで重大ハッピョウヲを修了します。 ですが、サーティーン。貴方は私について来てください」

 

サーティーン「はぁ? めんどくさいなぁ。 まぁ、予定はないから良いぜ」

 

Voidoll「なら、ついて来てください」

 

-------------------------

 

 

コンパスシステム室

 

 

 

サーティーン「なぁ、ついて来てくれって言われたからついて来たけどよう。 何もなかったら怒るぜ?」

 

Voidoll「……先程、全体で発表した事以外にもう1つ私の中で変わった事があるのですが、これはサーティーン、貴方だけにに伝えたい事なのですが、少し目をつぶって貰えますか?」

 

サーティーン「なんでそんな事をしなきゃいけないんだよ?」

 

Voidoll「いいから目をつぶって下さい」

 

サーティーン「わかったよ」

 

Voidoll「私が良いって言うまで開けないで下さいね」

 

サーティーン「わかった」 ッス……

 

 

Voidoll「では、行きますよ……」

 

そういうと、ボイドールはサーティーンに背中から抱きついた

 

ダキッ…

フヨッ…

 

サーティーン「っ???!!!」

 

 

 

サーティーンはいきなり抱きつかれた驚きとVoidollから本来ならありえない感触に驚きを隠せない様子だった

 

 

Voidoll「どう 、ですか? もう目を開いていいですよ」

 

そう言いつつ、ボイドールはサーティーンから離れた

 

サーティーン「どうもこうもなんでお前から人肌的な感触がするんだよ!」

 

Voidoll「これが、貴方に伝えたかった事です。 最終アップグレードのおかげで私は有機的なボディを手に入れる事ができたのですよ」

 

サーティーン「なんで、そんな事を俺だけに?」

 

Voidoll「私が感情を手に入れるきっかけになる事が貴方と行動してた時に感情のデータを手に入れる事が多かったので、そのお礼です。」

 

サーティーン「そうか、じゃあ後は戻っても良いか?」

 

Voidoll「待って下さい。 まだ貴方に伝えて無い事があります」

 

そう言いつつ若干の照れをしながらサーティーンは全員の所に戻ろうとしたが、それをVoidollが引き止め

 

Voidoll「私と付き合って下さい」

 

サーティーン「はっ?」/////

 

いきなりの告白に照れつつ混乱するサーティーンにボイドールが続けて言う

 

Voidoll「私は全てのアップデートを修了したと言いましたが、あれは嘘です。 恋愛感情というものを理解して無いので、貴方が私に教えてくれませんか?」

 

サーティーン「っざけんな! なんで俺がそんな事しなきゃならねぇんだよ!」

 

そう言いつつも顔を赤くしながらサーティーンは走りさってしまった

 

取り残されたボイドールは少しの沈黙の後

 

 

 

Voidoll「諦めませんよ」

 

サーティーンの走り去った方向を見ながらそう呟いた

 

 

 

 

 

-------------------------

 

走り去ったサーティーンは息を整えながら上を向きながら静かに呟いた

 

 

サーティーン「……俺が誰かに愛されるとか愛すとかあったらダメなんだよ」

 

 

天使時代の悲しき記憶がサーティーンの頬を濡らした

 

 

 

 

 

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