マギアレコードRTA ワルプルギス撃破ルート魔女操作チャート 作:狂花水月
前回のパートでれんちゃん育成パートといったな?あれは嘘だ
すみません。投稿ペース重視で戦闘シーンは次回になります...
れんちゃんとエンカウントしたRTAはーじまーるよ-
はい。れんちゃんこと「五十鈴れん」とエンカウントして彼女に名前をたずねられた所で前回は終わっていましたね。
では自己紹介をしましょう。オッスオラ星空モカ!あんたは?
「五十鈴、れんです...えと...魔法少女...?」
マジか...おいキュゥべぇ!そんくらい説明しろや!
「ごめんなさい...」
いやなぜ?え?自分が迷惑をかけたから?
バカヤロー!迷惑をかけたのはあの害獣であんたじゃないだろ!
いやーやっぱり自己評価が低いですねれんちゃん。こんな可愛い子をこんなにしたいじめっ子マジ許さねえ...
取り敢えず、魔法少女について説明しましょうか。かくかくしかじかで...
さて、ここまでOK?
「.........」
うん。やっぱり答えてくれませんね。これは彼女が礼儀知らずなわけではなく、ただ話下手なだけなのでモカちゃんの固有魔法である「共感」の応用方その1「心を読む」いってみよー!
「.........」
(戦いの運命ってどういうことだろう...人と戦わされるのかな...だったら怖いな...けど、ただでさえさっきも迷惑をかけたのにこれ以上お時間をいただくのは...)
やっぱそこですよねー。その辺は大丈夫だよれんちゃん。まあ、魔法少女同士の抗争に巻き込まれたらそんな甘っちょろいこといってられませんが
「なんで...」
(なんで私の考えていることがわかるの...?)
ちょっと心読んじゃったけど許してクレメンス
「いえ...ごめんなさい」
(むしろ私が星空さんにご迷惑をおかけしている状態なので...)
自己評価低すぎィ!取り敢えず、言葉に出さなくても分かるようになったんで、無理に話そうとしなくてもイイヨー
...取り敢えず、普通の服に戻ろっか
おやぁ?れんちゃんもしかして「神浜市立大附属学校」在学かい?奇遇だね。モカちゃんもなんだ
取り敢えず、指輪見えるかい?
うん。見えるね。因みにそれはソウルジェムっていいましてね...
あ、そうだ(唐突)。ソウルジェムは濁りきると大変なことになるから浄化は定期的にね!
みんなも魔女化には気を付けよう!(YUSKのテーマ)
しかしこの言い方だともしかしてモカちゃん魔女化知ってるな?ただ、記憶が封印されているようですね...
正直に言いましょう。地雷めっちゃ怖い!けれど折角の有能魔女です。このまま続行します。
地雷があっても起爆させなければ問題ないってばっちゃまも言ってました
後、グリーフシードの使い回しは魔女を産むので...やめようね!
ん?穢れが何かって?穢れはね...
あ、そうだれんちゃん。魔女は呪いを振りまくから、もしかしたら君のいじめも魔女が原因かもよ?
「もしそうなら...私は...魔法少女を...頑張りたいです...!誰も...人を傷つけない...優しい世界であるように...!」
あぁ^~心が浄化されるんじゃぁ^~
本当にれんちゃんは優しいですよね。こんな子をあんな風に...!
やっぱいじめって糞だわ
取り敢えず...戦い方を、教えてあげようか?(AIZ並感)
「ありがとう...ございます...」
いえいえ礼なんていりませんよ。これも全てRTAのためですし
そういえばれんちゃん、今日時間ある?
あ、ある?じゃ、魔女退治にいこっか
では、今回はこの辺で、ご視聴ありがとうございました。次回からはようやく戦闘パートなのでお楽しみに
◆
「あ、あの...あなたは...」
取り敢えずは質問に答えなくちゃね
「あ~うん。初めまして、私は星空モカ。貴女と同じ魔法少女だよ。貴女の名前は?」
「五十鈴、れんです...えと...魔法少女...?」
マジかー。そっからかー...
「よろしくね。てか先ずはそこからなのね...」
「ごめんなさい...」
「え?なんで貴女が謝るの?」
「えと...星空さんに...ご迷惑を...おかけしたので...」
「いやまだ話始まってすらいないからね!?というか悪いのは貴女じゃなくて説明を放棄したあの謎生物だからね?」
「本当ですか...よかった...」
いや自己評価低すぎじゃない!?いや思い詰めて自殺するような子だし、そうなるのも当然...かな...?
「取り敢えず魔法少女からか。魔法少女っていうのはキュゥべぇ...さっきの謎生物ね、と契約して一つだけ何でも願いを叶えて貰う代わりに戦いの運命を背負わされた少女のことだよ。取り敢えずここまで大丈夫?」
「はい...えと...」
「うん?どうしたの?」
「.........」
「?」
「.........」
いやなんか言ってよ!話が進まないじゃん!
...もしかしてこの子、度を超えた話下手!?
...仕方ない。「あれ」を使うか
出力を制限してっと
「.........」
(戦いの運命ってどういうことだろう...人と戦わされるのかな...だったら怖いな...けど、ただでさえさっきも迷惑をかけたのにこれ以上お時間をいただくのは...)
「あ~そこが気になっていたのね。戦う相手は人間じゃなくて『魔女』っていう怪物だからその辺の心配は今のところしなくてもいいよ」
「なんで...」
(なんで私の考えていることがわかるの...?)
まあそりゃ驚くよね。何てったって自分が考えていることが読まれてるんだもん
「私の固有魔法は読心にも応用できるからね。れんちゃん会話が苦手そうだったからちょっと心を読んじゃった。勝手にごめんね?」
「いえ...ごめんなさい」
(むしろ私が星空さんにご迷惑をおかけしている状態なので...)
「いや別に気にしてないからね!?取り敢えず、質問したいことがあれば言葉に出さなくても頭に思い浮かべるだけでいいから」
ホントにこの子大丈夫かな...ちょと不安
「はい...わかりました...」
「よかった。取り敢えず、魔法少女服だと落ち着かないでしょ?元に戻れ~って念じたら元の服に戻れるから、元の服でお話ししよっか?」
「えと...えい!...あ、戻った...」
そうしてれんちゃんは魔法少女服から学校の制服に戻った。あれ?この制服って
「あれ?れんちゃんも神附なの?」
「はい...」
(私は中等部に通っています。ということは、星空さんも?)
「そうだよ。私は高等部に通ってるんだ!」
「そう...なんですね...」
「うん。さてとれんちゃん、貴女の手に指輪が嵌められているの、わかる?」
「あ...」
(ほんとだ...)
「これはソウルジェムって言って、これを媒体に私たちは魔法少女に変身するの。ちょっと私の手を見ててね...ほい!」
「あ...」
(オレンジ色で綺麗...)
「そう言われると照れるね///ソウルジェムには指輪形態と今見せた卵形態?があって、この状態に変化させるのにも変われ~って念じればいいから。元に戻すのもそうね」
「えい...!できました...」
「うん!ばっちりだね!この卵形態に定期的に変化させることを私はお勧めするよ」
「え...」
(何でですか...)
やっぱりそこも気になるよね
「理由は二つ。ソウルジェムの濁り具合を確認するのと、魔女の結界を探すのにこっちの形態の方が楽だから」
「えと...」
(えと...どういう意味ですか...)
「ソウルジェムは日常生活を送るだけで濁るからね。勿論魔女と戦ったらその分濁るんだけど。そしてソウルジェムが完全に濁りきると...ろくでもないことになる」
「えと...」
(ろくでもないことって...)
「私もわからない。たぶん私はそれを一度見てるんだろうけど、思い出そうとすると急に頭が痛くなるから考えないようにしている。取り敢えず、ソウルジェムが濁りきらないように濁り具合を確認しつつ結構濁っていたら浄化するってことだけ覚えておいてくれればいいから」
本当に何なんだろうね?ただ、本能とでもいうべき部分でソウルジェムを完全に濁らせるとマズイってことだけは言えるから...
「はい...」
(でも...浄化ってどうすれば)
「それに役立つのがこれ。グリーフシード」
「グリーフ...シード...?」
「魔女と戦って勝ったら確率で魔女が落とすアイテムのことだね。これをソウルジェムに当てるとソウルジェムの濁り...『穢れ』を吸い出してくれるの。けれど、使い回しはだめだよ」
「穢れ...?」
(後、グリーフシードの使い回しがだめってどういう...?)
「穢れは魔女との戦闘や日常生活で魔力を使った後にでる老廃物みたいなものかな?後、怒ったり悲しんだり負の感情を持つと溜まる速度が早くなる。後、グリーフシードの使い回しがだめな理由はグリーフシードが穢れを溜め込み過ぎると魔女が孵化するから」
私も以前一回ミスして魔女を孵化させちゃって...
いやーあの時は大変だった
「.........」
(魔女っていったい...?)
「魔女は私たち魔法少女が倒すべき敵であって私たちの生命線。普段は結界に隠れているからソウルジェムを使って探し出すしかない。魔女は存在するだけで呪いを振りまくから自殺や殺人、いじめとかの原因になる場合もある」
「もしかして...!」
(もしかして...私のも...!)
「もしかして...いじめられてたりしたの?」
「はい...」
「そっか...それで自殺にまで追い詰められちゃうなんて...つらかったね」
そういえばアカリも昔いじめられてたっていってたっけ。それが嫌で「皆に必要とされたい」って願いで契約したっていってたな...
「ありがとう...ございます...」
「.........」
「あの...?」
「あ、ごめん。ちょっと昔を思い出してて」
「そう...ですか...」
「話の途中にごめんね?」
「いえ...大丈夫です...」
「ありがとう。それでれんちゃん、もしそうだとしたられんちゃんはどうしたい?」
「もしそうなら...私は...魔法少女を...頑張りたいです...!誰も...人を傷つけない...優しい世界であるように...!」
「...そっか。れんちゃんは優しいんだね」
私がこの子の立場だったら到底そんなことは思えそうにないや...
「...星空さん?」
「ああ、ごめんごめん。またボーっとしてた。それなら私がれんちゃんに戦い方を教えてあげる」
「えと...」
(いいんですか?)
「私の目の前で契約した子が死にましたって言われても寝覚めが悪いし、いいっていいって」
アカリと三奈も昔私に戦い方を教えてくれたし、魔法少女の後輩に戦い方を教えてあげるのは当然だよね!
まあ、最終的に三奈よりも私の方が強くなっちゃったんだけど...
「ありがとう...ございます...」
「どういたしまして。取り敢えず、今日ってまだ時間ある?」
「あ...」
(大丈夫です...)
「そっか。なら、私の狩場に案内するから、ついてきて!」
「は、はい...」
「じゃ、いこっか」
この子を見て思った。もしかして、アカリが無口になったのは私が何かいけないことをしたんじゃないかって。
もしそうだったら、この子みたいに優しくなれば、アカリはまた口を聞いてくれるかな...?
前話で誤字訂正をしてくれた方、どうもありがとうございます