夕立は「ゆうだち」っぽい!   作:ゲーミングな茶

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皆様、どうも、作者の紅茶味のしふぉんです。
前回はじめての作品を投稿したところ、多くの方々に見ていただき、誤字や漢字の使い方の修正までしていただきました。
見ていただいた方、修正して下さった方、ありがとうございます。
文を書くのが得意なわけではありませんが、気に入っていただければ幸いです。
これからもよろしくお願いいたします。


002.歓迎会っぽい!

食堂に着いたっぽい。

意気揚々とドアを開けると…

 

 

「「「「ようこそ!横須賀へ!」」」」

 

 

…目をパチクリしていると、時雨が

 

 

「ここでは月一回建造をするんだ。それで建造された娘に鎮守府を案内して、食堂で歓迎会をやるって決まりなんだ。」

 

 

なるほど…こう言う時は楽しむのが一番っぽい!

 

 

「みんなよろしくっぽい!!」

 

 

しばらく食事を楽しんでみんなと談笑していると提督が前の方に立って

 

 

「はい、じゃあ盛り上がってきたところ悪いんだけど、今日の主役に自己紹介でもしてもらおうかな」

 

 

「分かったっぽい!」

 

 

呼ばれたので前に出てみんなに自己紹介する…のは良いんだけど…どっちでっぽい?

 

 

提督をチョイチョイと手招きして呼ぶ。

 

 

「ん?どうしたの?」

 

 

「どっちで自己紹介すれば良いっぽい?」

 

 

「あー…護衛艦ゆうだちで良いよ。この鎮守府のみんなは信頼してるから。」

 

 

「了解っぽい!」

 

 

ゆうだちの方でいいと言われたのでみんなに向き直る。

 

 

「私の名前はイージス護衛艦、ゆうだちっぽい。どういう訳か初めての護衛艦の艦娘として建造されたっぽい。迷惑をかけるかもしれないけど、よろしくっぽい…!」

 

目を瞑ってみんなからの反応を待つ。

 

私の予想としては、みんなざわつくだろうと思っていた。異質なものを見る目で見られるのではないか…と。

 

しかし、実際に帰って来たのはざわつきでもなく、嫌な視線でもなく、

 

ーー暖かい拍手だった。

 

嬉しさに涙を浮かべていると、提督が、

 

「いい娘ばっかりでしょ!彼女達が私の自慢の艦娘たちよ!」

 

 

「っぽい!みんな改めてよろしくっぽい!」

 

 

ここなら、「ゆうだち」も楽しくやっていけそうっぽい。

 

 

 

 

 

 

 

歓迎会がひと段落して自室に戻って来たっぽい。

 

結局私はこの鎮守府内であればゆうだちとして過ごしていいらしい。

 

正直夕立を演じるのには自信がなかったから助かったっぽい。

 

てなわけでこれからここで私は頑張っていくっぽい。

 

という感じでぼーっとしていたら、

 

 

「ゆうだち、歓迎会じゃ一対一であいさつをすることもなかったからここで改めてお互いに自己紹介、しましょう!」

 

と声をかけられたので、

 

「了解っぽい!」

 

と返事をすると、

 

「じゃあまずは私から。私は白露型駆逐艦一番艦の白露よ!ゆうだち、改めてよろしく!お姉ちゃん

って呼んでくれてもいいのよ!」

 

お姉ちゃん…いい響きっぽい。

 

「っぽい!よろしくっぽい!白露お姉ちゃん!」

 

「じゃあ次は私だね。さっきも挨拶と自己紹介はしたよね。白露型二番艦、時雨だよ。よろしく。」

 

「よろしくっぽい!」

 

「私は三番艦の村雨、よろしくね!」

 

「村雨お姉ちゃんもよろしくっぽい!」

 

「じゃあ最後は私ですね!白露型駆逐艦五番艦、春雨です!よろしくお願いします!ゆうだちお姉ちゃん!」

 

おおぅ…1日で姉と妹ができてしまったっぽい。

 

「よろしくっぽい!ゆうだちもみんなに迷惑かけないように頑張るっぽい!」

 

「さ、明日は夕立も私たちも早いから寝ようか!」

 

と白露。

 

「白露お姉ちゃん、明日は何かあるっぽい?」

 

と尋ねる。

 

「明日は主力艦隊が北方海域の攻略、二つある水雷戦隊の一つはタンカー護衛、もうひとつは資材輸送の遠征ね。鎮守府に残るのは明日のゆうだちちゃんのテストの記録要員の青葉さんと工作艦の明石さん。」

 

「なるほど…みんな忙しいっぽい!じゃあ早く寝るっぽーい!」

 

パタパタとアホ毛を上下させながらベッドまで歩いて行くゆうだちの姿を見て同室の全員が思った。

 

ーーー((((ぽいぬ…))))

 

「それじゃあみんな、おやすみ!」

 

と言って白露が電気を消す。

 

「「「「おやすみなさーい」」」」

 

とみんなが返事をする。

 

このやりとりでさえも、ゆうだちは楽しく感じていた。

 

明日が楽しみっぽい。

 

 

 

 

という期待を胸にしまいながら、夕立は眠りへと落ちていった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝、ゆうだちは朝日で目を覚ました。

 

総員起こしのラッパが聞こえて来て他の艦娘たちももぞもぞと動き始める。

 

 

 

 

軍隊とは言っても、目覚ましのアラームのような感じでこのラッパから5分以内に〜とかいう規律はなかったっぽい。

 

私はみんなより一足先に着替えて桟橋を散歩している。

 

朝日で輝く水面は綺麗っぽい。

 

なんて思いながら桟橋に腰掛けて足を海の上でパタパタさせてると、間宮さんから食堂が開いた放送が入った。

 

そろそろお腹も減ったし、食堂に行くっぽい。

 

 

 

 

食堂に来たっぽい。昨日とは別のルートだったけど、何とか迷わずに済んだっぽい。

 

今日の朝ごはんは…和食っぽい!

 

「おはようございますっぽい!」

 

「はーい。ゆうだちちゃんおはよう!昨日歓迎会でご飯を持っていった時に軽く挨拶したから知ってるとは思うけど、給糧艦、間宮です。よろしくね!」

 

「よろしくっぽい!」

 

「じゃあお味噌汁を入れますから、ご飯をよそって、鮭とお漬物の乗ったおぼんを右から持っていってくださいね。」

 

「分かったっぽい!」

 

 

 

と言った感じで朝ごはんを食べていると、

 

「ゆうだち、俺も一緒に食べていいか?あーいや、自己紹介を忘れてた。俺の名は天龍。フフフ…怖いか?」

 

と聞かれた。

 

「大丈夫っぽい!あと怖くはないっぽい!天龍さん!」

 

「そうか…怖くないか…うーん…。」

 

ということでご飯を食べ、しばし談笑してから天龍さんと別れた。

彼女は水雷戦隊の旗艦で、今日は資材輸送の遠征に行くと言っていたので、白露お姉ちゃん達と一緒だろう。

 

私はこの後午前はゆっくりして…

 

鎮守府を一人でぶらついてみようかな。

それで午後から性能試験っぽい!

 

 

ゆうだちの本気、見せてあげるっぽい!

 

ーーーーーー…次回、性能テスト&???

 

お楽しみに。




はい、今回性能テストまで詰め込んでしまおうと思いましたが、思いのほか書くのが楽しくなってしまい、このままだと終わらなさそうなので歓迎会とちょっとのところで止めておきました。
次回は少し長くなるかもしれません。
ではでは、また次回、お会いしましょう。
紅茶味のしふぉんでした。

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