アサルトリリィ―蒼焔のリリィ―   作:レリ

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連続です。

皆さん、大変お待たせしました。やっと満足のいくものが書けたので。


ー追記ー

レギオンメンバー募集中です。戦力12万以上、後衛二人募集です。よろしくお願いします。

ー追記終了ー


蒼焔のリリィ、始まります。


ラスバレ編第一話

ーとある森ー

 

 

「やあああああ!!」

 

 

ザシュッ!!

 

 

「こちらのHUGEは倒しました!お姉様の方は」

 

「こちらも倒したわ」

 

 

一柳隊はとある森に赴いていた。この森には一柳隊の他にも他のガーデンのレギオンもいる。

 

なぜ多数のレギオンがこの森に集まっているのかというと、この森で消息を絶ったエレンスゲのレギオンのリリィがおり、そのリリィの救助のためだ。

 

 

「この雨のせいで視界が悪いからいつどこでHUGEが襲ってくるかわからないわ。油断はしないように」

 

「はい、お姉様!」

 

 

現在、森では雨が降っているため視界が悪く、索敵が難しい状態である。二水のレアスキル『鷹の目』を使っても雨のせいでうまく索敵ができない。ただ一人を除いて。

 

 

「夢結様!梨璃さん!」

 

「楓さん!」

 

「二人も追いついたようね」

 

「夢結様!梨璃さん!指令本部から連絡があり、援軍が到着したとのことです!」

 

「そのレギオンは?」

 

「レギオン名ーー『ヘルヴォル』です!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーヘルヴォルー

 

 

「『ヘルヴォル』集合!これより待機場所へと移動します」

 

 

『ヘルヴォル』のリーダー、相澤一葉(あいざわかずは)が仲間に教導官に言われたように待機場所へと移動するように指示を出す。

 

 

「いいの?一葉……」

 

 

一葉に聞いてきたのが同じく『ヘルヴォル』の二年生、初鹿野瑤(はつかのよう)。

 

 

「えぇ。任務ならば仕方ありません。ですが移動ルートまでは指定されていません」

 

「さっき通信手の子から座標聞いといたよ~」

 

「仲間をお願いします、という言伝もあります」

 

 

こっそりと座標を聞いたのが『ヘルヴォル』の二年生、飯島恋花(いいじまれんか)と芹沢千香瑠(せりざわちかる)。

 

 

「なるほど、そういうこと」

 

「そういうことです。『ヘルヴォル』!移動開始!森を突っ切ります!」

 

 

『ヘルヴォル』が移動しようとした瞬間、突然茂みの中から一体のHUGEが突然現れた。

 

 

「一葉!HUGE!!」

 

 

いち早く気づいた恋花が声をあげてCHARMを構える。

 

 

「戦闘準備!」

 

「待って!」

 

「瑤様!?」

 

「瑤!あのHUGE倒したいのになんで止めるの?」

 

 

待ったをかけた瑤にCHARMを構えてウズウズしているのが『ヘルヴォル』一年生の佐々木藍(ささきらん)。

 

 

「あのHUGE、なんか変……」

 

「変?」

 

 

瑤が言った後に一葉が現れたHUGEをよく見るとあることに気づく。

 

 

「こいつ、既にボロボロじゃん」

 

 

恋花が言ったように現れたHUGEは傷がたくさんあるのだ。

 

 

「戦闘から逃げてきたんでしょうか?」

 

「いや、HUGEが逃げるなんてそんなこと無かった」

 

 

バァンッ!

 

 

『っ!?』

 

 

突然、何の前触れもなく目の前にいたHUGEが両断された。突然のことに『ヘルヴォル』全員が驚く中、ナニかが高速で木々の間を移動しているのに気づいた恋花が再度CHARMを構える。

 

 

「一葉!なんかいる!」

 

「まさか、特型HUGEですか!?」

 

「わからない!物凄いスピードで移動してる!」

 

「来ます!」

 

 

教導官から聞いた話でこの森には通常とは異なるHUGEがいるというのがあったのでその特型が姿を現したのかと一葉たちは思ってCHARMを構え、姿を現すのを待つ。木々の間を高速で移動していたナニかが『ヘルヴォル』の目の前に着地する。スピードが結構あったので着地したらスライディングするようにして止まったナニか。

 

 

「…………反応があったから来てみたがどうやら人違いのようだな」

 

「え……?」

 

 

『ヘルヴォル』の目の前に現れたナニかは静かに呟く。それが聞こえた一葉はナニかをよく見ると白く長い髪を雨で濡らし、左手には青く巨大な鎌を持ち、右腕が普通の人のものではなく、禍々しさを漂わせる義手であり、白い杭のような物を嵌めた機械を義手に取り付けてある人だった。よく見ると白い杭は腰に何本か持っている。

 

 

「リリィ?でも、今の声って……」

 

「……女の子じゃ、ない」

 

「男……?って、まさか!」

 

「まさか、あなたは……!」

 

 

『ヘルヴォル』の目の前にいる人は義手で濡れた前髪をまくりあげ、一葉たちに目を向ける。その目を見ただけでも一葉たちは驚く。だってその人の片目が赤く、もう片方が蒼かったのだから。

 

 

「百合ヶ丘女学院唯一の男性リリィ、蒼月焔様!?」

 

 

『ヘルヴォル』の目の前に現れたのは我らが主人公、蒼月焔だった。焔は左手に持っているCHARM〈クレセント・ローズ・リオ〉を地面に突き立てて一葉たちをじっと見る。

 

 

「その制服……エレンスゲか」

 

「『蒼焔の隻眼』がなんでこんなところに……」

 

「そりゃあ、救助者を助けるために来ているからな「お父さん!」結梨か」

 

 

焔のところに〈グングニル・改〉を持った結梨が現れる。『ヘルヴォル』は『蒼焔の隻眼』の娘の登場でさらに驚く。

 

 

「言われたところに行ったけど誰もいなかった」

 

「そうか。なら別の場所を探そう。レーダーで近くに反応があるからそこに向かう」

 

「わかった」

 

「それじゃあ、俺たちは行く。また会う時があったらその時はゆっくりお茶を飲みながら話したりしよう。じゃあな」

 

「え、ちょ、待ってくださ……」

 

 

ドォンッ!

 

 

「速っ……」

 

 

一葉の言葉が聞こえなかったのかはわからないがマギを収束してまたもや高速で跳躍して行った焔と結梨を瑤は静かに驚いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあ、はあ、はあ、……!」

 

「急いで!すぐそこまでHUGEが来てる!」

 

「ダメ……さっきの戦闘で足が……!」

 

「私に掴まって!早くここから…………っ!」

 

 

負傷したエレンスゲのリリィ二人が逃げている中、HUGEに追いつかれてしまい、足を止めてしまう。彼女たちが救援要請があったリリィだ。

 

 

「くっ!追いつかれた……!なんとか逃げよう!早く!」

 

「いや……いや…………」

 

 

諦めずに逃げようと足を負傷したリリィに声をかけるがたくさんいるHUGEを見て固まったまま動かない。ここで自分たちは終わってしまうのか。この絶望的状況で彼女はこれから始まる悲劇を受け入れたくない。その思いで。

 

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

叫んだ。ただただ叫んだ。

 

そしてその思いは……。

 

 

ドォン!ドォン!

 

 

「大丈夫ですか!?」

 

 

届いたのだ。彼女に。梨璃に。

 

 

「あなたは……。その制服……もしかして百合ヶ丘の」

 

「はい!一柳隊です!」

 

「ありがとうございます。助けてくれて」

 

「その言葉はまだ早いです。今は早く逃げてください。行けますか?」

 

「はい、行けます。ほら、もう少しだから頑張って」

 

「は、はい」

 

 

梨璃は二人の様子を見ていると後ろから音が聞こえた瞬間、銃声が鳴り響く。驚きながら後ろを見ると先ほど攻撃したHUGEが梨璃に攻撃しようとしたそうだ。

 

 

「梨璃!油断はしないようにって言ったでしょ!」

 

「ごめんなさい、お姉様!」

 

「お二人とも!まだHUGEはたくさんいますわ!」

 

「近くにケイブの反応もあります!」

 

 

遅れて楓と二水が参戦した。先ほど二水が言っていた『ケイブ』と言うものはHUGEだけが通れるゲートであり、それを破壊しない限り無尽蔵にHUGEが出てくるという厄介極まりないものだ。

 

 

 

ドォン!ドォン!

 

 

「待たせた!」

 

 

別行動をしていた梅たちも合流し、戦闘が始まる。だが、いくら倒してもケイブを破壊しない限りこの戦いは終わらない。

 

 

「キリがない!」

 

「やっぱりケイブを先に破壊した方がいいかもな!ふーみん!」

 

「は、はい!」

 

「『鷹の目』でHUGEが来ている方向を探ってくれ!そこからケイブの位置を手に割り出す!」

 

「わ、わかりました!」

 

 

梅に言われて二水は離れた位置でレアスキル『鷹の目』を発動し、索敵を開始する。

 

 

「えっと、HUGEは………………あ、あれ?」

 

「どうしたの?二水」

 

 

『鷹の目』を発動していた二水から困惑の声が聞こえ、遠距離から攻撃していた雨嘉が問いかける。

 

 

「周りに……HUGEが……いません。今目の前にいるHUGEしか発見できません!」

 

「ケイブは!?」

 

「ケイブ反応…………ありません!」

 

「ケイブを誰かが破壊したのか!」

 

「あっちこっち行ってる誰かさんが破壊したのかもね」

 

 

ここにはいない一人を浮かべて呟いた夢結に全員が納得する。

 

 

「っ!お姉様!新たなHUGEです!」

 

 

進行してくるHUGEの中に一体だけ形状が違うHUGEが現れた。周りにHUGEはいないため、どうやら最後の一体と思われる。

 

 

「……なんだ?この気配」

 

「鶴紗さん?」

 

 

鶴紗がHUGEとは別方向になにか気配を感じたらしく、そちらを警戒したのを神琳が気づき、どうしたのかと問いかけようとした瞬間、ナニかが飛んできた。

 

 

「えっ!?」

 

 

飛んできたナニかはHUGEに直撃し、倒すには至らなかった。

 

 

「あれ、CHARM!?」

 

「なんじゃあのCHARMは……。わしでも見たことがないぞ!」

 

 

飛んできたナニかは紫色をした巨大なCHARMだった。

 

 

「HUGE、見つけたぁ!」

 

 

CHARMが飛んできたところから一人の少女が現れる。

 

 

「こ、子供?」

 

「いいえ、リリィです。先ほどのCHARMをあの子が投げたのかもしれないわ」

 

 

雨嘉の疑問に神琳が答えていると現れた少女に続くようにリリィが現れる。

 

 

「藍!前に出すぎ!恋花様!HUGEを引き付けてください!その間に千香瑠様は藍をお願いします!瑤様は二人の援護を!」

 

「わかったよ!」

 

「藍ちゃん!一旦こっちに来て!」

 

「……わかった」

 

「あれは……あのリリィは……!」

 

「『ヘルヴォル』のリーダー、相澤一葉さん!」

 

 

現れたのは森を突っ切りながら待機場所に移動していた『ヘルヴォル』だった。

 

 

「夢結様!お久しぶりです!話したいことはたくさんあるのですが申し訳ありませんがこのHUGEを倒してからで!」

 

「わかったわ。けど、もう終わるわ」

 

「え?」

 

 

夢結の言葉に疑問に思った一葉が夢結を見るとCHARMを構えていなかった。そのまま一柳隊を見ると全員がなにか納得してるような顔をしながらCHARMを下ろしていた。

 

 

「え、皆さん!?」

 

「すぐにわかるわ」

 

 

夢結がそう言うが、これは一葉しか聞いていないために『ヘルヴォル』のメンバーはまだ戦っている。が、その時……。

 

 

「っ!?かず……!!」

 

 

 

ビュゴォ!!

 

 

 

瑤が強大な気配を感じた瞬間、突風が吹き、全員が動きを止めて体制を崩さないために力を入れて踏ん張る。

 

風が止み、一葉たちが目にしたものはーーー

 

 

「うそ……」

 

 

先ほどまで戦っていたHUGEを片手で鷲掴みしていた焔だった。

 

 

「これで、終わり」

 

 

 

ギギギ……ドシュッ!!

 

 

ドパァ!

 

 

 

焔が義手に取り付けていた武装〈パイルバンカー〉を使用し、HUGEを木っ端微塵にした。返り血なんて知らんといえるほどの威力だったため、焔は返り血を浴びていない。相当な威力であったため、HUGEの原型は留めていない。周囲にはHUGEの青い液体が散乱している。

 

 

焔が最後の一体を仕留めたため、雨の中の救助活動での戦闘は幕を下ろしたのだった。

 

 




お読みいただきありがとうございました。


雨の中の救助作戦はまだちょっと続きます。早くグラン・エプレを出したいな。早く出せるように頑張ります。

義眼で焔がオッドアイになったことで思いましたよ。やっぱ自分はオッドアイが好きなんだなって。神琳を見た時オッドアイだぁ!!ってなりましたし。

今日のラスバレのガチャで神琳と雨嘉はゲットしました。あとは鶴紗だけなので石を貯めて引こうと思います。アステリオンマギカノンを戦闘に出すにはまだちょっとかかりますね。限界突破しなくちゃですし。


それでは以上、レリでした!
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