お待たせしました。メインストーリーを何度も見てネタを考えてたら遅くなりました。グラン・エプレの話し方わからん……。
蒼焔のリリィ、始まります。
「やあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「ふっ!!」
ガギィィィィィンッ!!
「いけますよ!天葉様!!」
「頑張ってください!兄様!」
「ちょっと楠美!私の応援は!?」
「よそ見!!」
「わぁっ!?」
ガギィンッ!!
ヒュンヒュンヒュン……ザクッ!
「終了だ」
百合ヶ丘の特訓場から焔と天葉、依奈、楠美、壱、亜羅椰が出てくる。
焔は天葉に頼まれて模擬試合をやったのだ。結果は楠美の発言に気を取られた天葉が焔にCHARMを弾き飛ばされ、銃口を突きつけられたため、天葉の負け。
「悔しい~!また焔に勝てなかった~!」
「相変わらず強いわね。けどソラもよくやるわね」
「だって負けたままじゃ悔しいじゃん!」
「なら今度はハンデ無しで相手しようか?」
「絶対勝てないじゃん!」
「ハンデありで勝っても嬉しいのか?」
「勝てればいいもん!」
「姉様、それはちょっと」
「楠美はなんで焔を応援したのよ!」
「兄様を応援するのは当然のことです」
「ありがとな、楠美」
「私のシルトだよね!?」
「兄様のシルトでもあります」
「契りを結んだ覚えはないんだけどな」
「ちょっと焔!私のシルトを取らないでよ!」
「取った覚えもない。楠美、何か甘いものでも食べに行くか?」
「行きます!」
「壱と亜羅椰も行くぞ」
「ご一緒してもいいんですか?」
「もちろんだ。行くぞ」
「ありがとうございます、焔様。いえ、焔兄様」
「わざわざ言い直さなくていい」
「私たちは?」
「あ、忘れてた」
「「ちょっと!?」」
「冗談だ」
天葉は焔の強さ故に模擬試合の時はハンデをもらっている。どちらか一本のCHARMしか使えないというハンデを。けど勝てたことは一度もない。
特訓場から出て集まったメンバーと食堂に行き、焔の奢りでスイーツを堪能する天葉たち。焔は大福を食べながらお茶を飲んで一息している。
「そういえば明日にあのガーデンのリリィたちが来るんでしょ?」
「あぁ。明日のグリーンフェアに招待した神庭女子藝術高校のレギオンだな」
「たしか、グラン・エプレって言ったわよね?」
「あぁ。神庭女子の最強のレギオンだ」
「焔~!」
「ん?どうした?祀」
「ごめんなさいね、お茶してる最中に」
「いや、大丈夫だ。それで、どうした?」
「実は明日のことで話があってね。時間ある?」
「大丈夫だ。すまんが行ってくる。みんなはゆっくりしててくれ」
「そうさせてもらうね。行ってらっしゃい」
「兄様、頑張ってください」
「おう」
ー翌日ー
鎌倉の駅から一人の少女が走ってくる。
「僕、一番のり~!」
その少女は赤で統一した制服を着てその上に白の上着を羽織っており、薄いピンク色のロングの髪を揺らしながら止まった。
「ちょっと灯莉!待ちなさいっての!」
後ろからピンク色の髪をツインテにしている少女と緑色のロングの髪をした少女の二人が走って追いかけてくる。先に来た少女の近くで止まって息を整える少女二人。
「はぁ、はぁ、ふ、二人とも速すぎです……」
「大丈夫?紅巴」
「だ、大丈夫です……」
後ろから来た二人も先に来た少女と同じ制服を着ている。
先に来た少女の名前は丹羽 灯莉。そしてピンクの髪をツインテにしている少女が定盛 姫歌。緑の髪のロングの少女が土岐 紅巴である。
「たかにゃん先輩たちまだかな~?」
「高嶺様でしょ、灯莉!」
「細かいことは気にしない方がいいよ?定盛。あとそんなに怒ってたら……」
「あんたのせいでしょうが!」
「ふ、二人とも、落ち着いて」
「みんな~!」
遠くから二人の少女が歩いてくる。一人は白いふわふわとした髪を揺らしながら手を振り、もう一人は太陽の光で反射してキレイに輝く金髪を風でなびかせながら手を振りながら前を歩いている少女を暖かい目で見ながら。
「お待たせ」
「ごめんなさいね。待たせてしまって」
「あ、いえ!全然大丈夫です!」
「私たちも今来たところですから」
「ねぇねぇたかにゃん先輩!ユニコーンいた?」
「ふふ、まだ見つけられていないわ」
「ここならユニコーンがいてもいいと思うんだけどな~」
白い髪の少女がグラン・エプレのリーダー、今 叶星。そして金髪の少女が叶星の幼馴染みの宮川 高嶺。
「ユニコーンよりも珍しいのはいるのだけどね」
「え、ユニコーンより珍しいって……」
「百合ヶ丘にいる史上初の男性のリリィの蒼月焔様ですよね」
「そう、他のリリィを圧倒する実力を持つ最強のリリィよ」
「それに蒼月様はご結婚されてますし」
「みんな、そろそろ行かないと遅れてしまうわ。いろいろ話ながら向かいましょう」
「そうね、叶星。それじゃあ、行きましょうか」
「よ~し、レッツゴー☆」
グラン・エプレのみんなが開催されるグリーンフェアの会場に向かおうと歩きだした瞬間ーーー。
ウーーー!!
『っ!』
突然の警報が鎌倉市内に鳴り響く。この警報はHUGE出現を知らせる警報だ。
「高嶺ちゃん!」
「待って、今確認するから」
すぐに高嶺が端末を操作してHUGEが出現した場所などを調べていく。
「確認とれたわ。場所はそう遠くないわね」
「みんな、お願いなんだけど」
「大丈夫ですよ、叶星様。思うことはみんな同じです!」
姫歌が代表して言うと周りのみんなが頷く。それを見た叶星は微笑んで頷き返す。
「行きましょう!」
グラン・エプレはHUGEが出現した場所に到着し、物陰からHUGEの数を確認していた。
「数は思ったよりも少ないけど……」
「ケイブが発生するかもしれないから油断は禁物ね」
「お~、ここのHUGEってあんな形してるんだ~」
「確かに、私たちのガーデンの近くに出るHUGEとは形が違うわね」
「場所によって、形状が、違うんですね」
「それじゃあ、戦闘かい「待って叶星!!」高嶺ちゃん!?」
キィィィィィィィィン!!
ドゴォォォォォォォン!!
叶星が物陰から出ようとした瞬間、何を思ったのか上を見上げた高嶺が何かを見つけ直感でヤバいと判断して叶星の腕を掴んで動かせないようにしたことに叶星は驚くと同時に上から来たナニかがHUGEの群れの中心に落下した。
至近距離にいたグラン・エプレは衝撃波が襲いかかり、全員は急いで物陰に隠れて衝撃波を回避する。
衝撃波がおさまり、そっと物陰から覗くと土煙が上っていた。周囲にいたHUGEはすべて一刀両断され、真っ二つになって地面に転がっている。
「一体、何が落ちてきたというの……?」
叶星が呟きながらいまだに土煙が上っている場所まで歩く。叶星に着いて行くように他のみんなも歩きだす。
やがて、全員がCHARMを構える。
「待ってくださぁぁぁぁぁい!!」
突然、遠くから誰かの叫びが聞こえ、全員がそちらに向くと二つの人影が跳躍してきているのを確認した。
「あれは……梨璃さんに夢結さん?」
二つの人影、梨璃と夢結がグラン・エプレがいる場所に着地する。
「お久しぶりです叶星様!」
「えぇ。久しぶりね、梨璃さん。でもちょっと待ってて。確認することがあるから。そのまま戦闘になるかも」
「あ、その事なんですけど!」
「アレは大丈夫よ、叶星さん」
「え?」
「大丈夫って、どういう……?」
「そのままの意味よ。アレは私たちに危害は加えないから」
「さっきからアレって言い方はないだろう、夢結」
唐突に会話に入ってきた声に驚いて叶星は辺りを見回すとすぐ近くの岩の上に鎌を持ったリリィ、焔がいた。
「はぅっ!?」
「うお、びっくりした」
焔を見た紅巴が声を上げてCHARMを持っていない手で鼻を押さえる。紅巴の声に焔は驚いて紅巴を心配して見るが紅巴はぷるぷると震えてるままだ。
「姫歌ちゃん!灯莉ちゃん!紅巴ちゃんを!」
「はい!しっかりしなさい紅巴!」
「は~い!」
「あの子は大丈夫なのか?」
「えぇ。すぐに治ると思うわ。あ、自己紹介が遅れたわね私は」
「存じているよ。グラン・エプレの宮川高嶺さんと今叶星さん」
焔がそう答えると二人は驚いたように焔を見る。見られているので当然、焔と目が合うわけなのだが叶星は焔と目が合った瞬間、顔を少し赤らめる。それを見た高嶺は微笑み、それと同時に射抜くような目で焔を見る。対して焔は全然動揺していないが。
「ごめんなさいね。異性との接点なんて無いから少し緊張しちゃってるみたいで」
「いや、大丈夫だ。これから先も会うことになるかもしれないからできれば慣れてくれ」
「えぇ。わかったわ」
「えっと、あなたが『蒼焔の隻眼』さんですよね?」
「おう。蒼月焔だ。よろしく頼む」
「こちらこそ」
叶星が右手を差し出してきたので焔も握手をしようと右手を出そうとしたが、やめた。理由は……。
「すまん、左手でいいか?」
「え?」
叶星は驚いて焔を見てどうして左手なのかを考えたがすぐに理解した。
「義手でも構わないわ。それもあなたのれっきとした身体なのだから。私は右手で握手したい。ダメ、かな?」
「……」
叶星の上目遣いという攻撃を喰らった焔は硬直してしまい、叶星をじっと見つめてしまう。
「……あっ、すまん。君がいいって言うのなら俺は構わないけど」
「叶星」
「え?」
「君じゃなくて叶星」
「いや、あの……」
「か・な・ほ」
「……か、叶星」
「うん♪それじゃあ、握手してくれるかな?」
「あぁ」
叶星の右手を焔の義手が握り、握手をする。焔は握手する時は左手でするようにしている。理由はもうわかりきっているが右手が義手のため、握手する人に申し訳ないと思っているからだ。が、今回は相手が積極的なのと一歩も引かないという叶星だったために義手で握手をした。
「ふふ、義手でもあなたの温もりを感じるわ」
「そうか」
「そろそろいいかしら?叶星さん」
「あ、すみません、夢結さん。でも、もうちょっと……」
「早くしないとグリーンフェアに間に合わなくなるので行きましょう。それと、焔は私の夫です」
「あらあら、熱々ね、夢結さん。でも、私は最強のリリィについて聞きたいことがたくさんあるから」
「移動しながらでもできるでしょう。それに、それは私でも話せるから私が話します」
「本人から直接聞きたいのだけど」
夢結と叶星のお話、もとい、言い争いはどんどん勢いが増していく。二人の間には火花が出ているのは見間違いではないだろう。梨璃はあわあわとしている。
「はいはいはいはい、そこまでだ」
「叶星も落ち着いて」
「焔……」
「高嶺ちゃん……」
「ここでじっとしてるわけには行かないだろう。叶星、俺の話は移動しながらでいいか?」
「あなたから話が聞けるならいいわよ」
「よし、定盛姫歌、土岐紅巴、丹羽灯莉の三人も行くぞ。行けるか?」
「え、私たち、名乗ってないのに……」
「レギオンメンバーは少なからず把握しているつもりだ。それで、行けるか?」
「あ、は、はい!行けます!紅巴」
「は、はい。大丈夫です」
「それじゃあ、行こうか」
焔たちとグラン・エプレは移動してグリーンフェアが開催される場所に戻ったのだった。
そこには先に戻っていた一柳隊のみんながおり、グリーンフェア開催の準備の手伝いをするために楓が指揮をとっていた。
「ところで、夢結様。焔様は?」
合流して楓の指揮で各々移動して夢結と梨璃と結梨と叶星と高嶺がいるところに楓が聞いてきた。焔がいないのだ。
「焔なら……」
「お~い、あんちゃん!次はこっち手伝ってくれ~!」
「はい!すぐに行きます!」
夢結が説明しようとした瞬間、すぐ近くを男性に呼ばれて焔が素早く移動していくのが見えた。
「こういうことよ」
「なるほど。わたくしたちよりも先に手伝っていたのですね」
「戻ってきたらすぐに呼ばれて行きましたしね」
「いつの間にこんなに地元の人と仲良くなっていたのかしら」
「さすがお兄様です!」
「結梨、私たちも焔に負けないように頑張りましょう」
「うん!お母さん!」
楓も移動して夢結たちも準備を始める。
楽しいグリーンフェアにするべく、全員が真剣に準備をしていく。楽しい行事でグラン・エプレのみんなとのいい思い出にしようとがんばるみんな。だがーーー
ウーーーー!!
HUGE出現警報によってその思いを一度置いて、出動する一柳隊とグラン・エプレだった。
お読みいただきありがとうございました。
最後はネタ切れで変な風になってます、ごめんなさい。
ラスバレでも天葉がきたからこっちでも久々の登場をと思ってアールヴヘイムのおなじみメンバーを出したら今度はラスバレで依奈が出るとは……。まあ、依奈も出てるし問題なかろう!うん、きっと!
ただ……焔の登場の仕方があるモンスターを想像してしまうのは私だけではないはず……。
それはそうと第二回レギオンリーグが始まりましたね。うちのレギオンメンバーの皆さん、他の皆さんも頑張っていきましょう!
それでは以上、レリでした!