お待たせしました。
…………ネタが浮かばないってつらいですね。
蒼焔のリリィ、始まります。
「強化合宿?」
「そう!あなたたち一柳隊には特型HUGE殲滅のために強化合宿を行ってもらいます!」
一柳隊はラウンジにて百由に呼ばれて集まっていた。特型HUGEのことなどを話した後に百由が言った言葉に夢結が返す。
「百由様の口から強化合宿が出るとは……。嫌な合宿になる予感しかないわい」
「もちろん、合宿を決めたのはガーデンよ?私は~そうね、現場監督ってところかしら」
「その強化合宿は特型HUGEのためなんですよね?」
「えぇ、そうよ。みんなには特型HUGEを殲滅してもらうために全員をレベルアップさせるためのものよ」
「百由様が現場監督……」
「大丈夫よ~ぐろっぴ。そんな大変な特訓はないから。それに、あなたたちのやる気を上げるためのことも用意してあるから」
「やる気を上げる、ですか?」
「えぇ!」
百由がラウンジの入口の方を見て手を振ると二人が入ってきて一柳隊の前に来る。その二人はーーー。
「ごきげんよう。一柳隊の皆さん」
「ずいぶん早いけど、約束を果たしに来たわ」
「叶星様!?それに高嶺様も!」
「グラン・エプレのお二人がなぜここに!?」
「ふふ、理由はね……」
「理由は……」
「私たちグラン・エプレも特型HUGE殲滅任務のための強化合宿に参加させていただくためよ」
「グラン・エプレだけじゃないわよ~?なんとヘルヴォルにも声をかけているの!」
「ヘルヴォルまでとはね」
「一葉さんたちもここに来れるんですね!楽しみですね、お姉様!」
「えぇ、そうね」
「ところで……」
「どうしたんだ?百由」
「こんな大事な話をしてるのに焔はどこに行ったのよ!!」
百由の言うとおり、一柳隊がいると言ったが全員がいるわけではなかった。焔だけがこの場にいないのだ。
「そりゃあ、いきなり百由様が来て話し出したから最初からいないのも当然じゃ」
「あれ?話をするって言ってなかったっけ?」
「聞いていないわよ」
「夢結!」
「いつもの場所にはいなかったわ」
「いつもの場所?」
夢結の言う『いつもの場所』というところに叶星が首を傾げると梨璃が説明してきた。
「お兄様は今日みたいに天気がいい日は芝生がある場所のお兄様だけのお昼寝スポットにいることが多いんです。ですが……」
「そこにいないとするなら……思い浮かばないわね」
「私がお父さんを探してくるよ」
「え、結梨さんが?」
「わかったわ。結梨、お願いね」
「うん。いってきます!」
結梨がラウンジから出ていき、叶星はずっと結梨が出ていった方向を見ていた。
「大丈夫よ、叶星さん。結梨なら焔を見つけられるから」
夢結が叶星と高嶺に紅茶を淹れたティーカップを差し出しながら言ってきた。
「ありがとう、夢結さん。居場所もわからないのにわかるの?」
「はい!結梨ちゃんはお兄様の匂いを辿って見つけ出しますから!」
「に、匂い……(焔君、いい匂いだったな~)///」
「あら叶星?前にお姫様抱っこされてた時のことを考えているのかしら?」
「えっ!?な、なんのことかしら!?高嶺ちゃん!?」
「ふふふ」
「……図星みたいね」
「あう……」
変に慌てたことで夢結にバレてしまい下に俯く叶星。
「ところで百由様。合宿はいつからやるんじゃ?」
「今日からよ」
「……………………今、なんと?」
「だぁから、今日からよ♪正確には今から、かしら?だからグラン・エプレに来てもらったのよ?」
「急にもほどがあるじゃろうがぁ!!」
百由の衝撃発言でラウンジにミリアムのツッコミが響いたのだった。
同時刻。
「クンクン……クンクン…………ん?」
百合ヶ丘の敷地内を焔の匂いを感じ取りながら歩いていると遠くで誰かの声が聞こえてそっちを見る結梨だが何もないため、焔の捜索を再開する。その声がラウンジでのミリアムのツッコミだということを結梨は知らない。
「クンクン……クンクン……っ!捉えた。こっち!」
焔がいる場所を特定できたようで結梨は匂いを嗅ぎながら一直線に焔がいるであろう場所にマギを収束して跳んで行ったのだった。
一方、百合ヶ丘の正門前にグラン・エプレの一年生たちが立っていた。
「ここが……百合ヶ丘女学院……!」
「綺麗な正門ね。前はここまで来れなかったから見るもの全部に目が奪われちゃったわ」
「よいしょ、んしょ」
「ってこら!灯莉!なんで正門を登ろうとしてるのよ!」
「あのデザインが気になって近くで見たくて。定盛、肩車~」
「しないわよ!」
相も変わらずの賑やかなグラン・エプレの一年生たちである。すると正門から三つの人影が。
「お、いたいた」
「皆さん!お久しぶりです!」
「梅様!それに梨璃さんと二水さん!ご無沙汰してます!」
「おう!元気でいいことだ!」
「ここでお待ちだったんですね。ラウンジでお待ちしててもよかったんですよ?」
正門をくぐって出てきたのは梅と梨璃、二水の三人だ。
「荷物の受け取りを、していたんです」
「なるほど、そうだったんですね」
「それで、あいつは何してるんだ?」
「ちょっと灯莉!やめなさい!梅様たちが来てるんだからあいさつしなさいよ!」
「は~い」
灯莉が正門の柱から離れて紅巴の隣に立ってあいさつをし、話しているとーーー。
「……」
「梨璃さん?どうしたんですか?」
「え?あ、ううん、ちょっとね」
「なにか気になることでもあるのか?梨璃」
「いえ、なにか……お兄様が近くにいる気がするんです」
「焔様が?」
「結梨みたいに匂いか?」
「匂いはわからないですがそんな気がするんです」
「ねぇねぇ、焔先輩が近くにいるの?」
梨璃たちの会話に参加してきた灯莉。姫歌と紅巴も気になるようだ。
「うん。朝からいなくて。いつもいる場所にいないから結梨ちゃんが探してるんだ」
「結梨さん一人で?」
「それは、難しくないですか?よろしければ私たちもお手伝いしますが」
「それは大丈夫だ。結梨だったら絶対見つけてくるからな」
「絶対って……」
「あ、梨璃。みんなも」
突然梨璃の後ろから声が聞こえ、梨璃が振り向くとついさっきまで話していた人物、結梨がいた。
「結梨ちゃん!お兄様は見つけたの?」
「ううん、まだ」
「結梨でもこんなに時間がかかるとはどこにいるんだ?焔の奴は」
「あれ?話を聞いてる限り探し始めたのはさっきなのでは?」
「今までどんだけの速さで見つけてきたのかわかるわね……」
「匂いは捉えたよ。あとはそこに行くだけ」
「あ、そうなんだ。それで、その場所はどこなの?」
「あそこ」
「……………………え?」
梨璃の問いに結梨は人差し指を向けて答えた。そして結梨が指を差した場所は今梨璃たちがいる場所の上。全員がその先を見て全員が固まり、梨璃がだいぶ間を開けての困惑の声が出た。
なぜなら結梨が指した場所が、正門の柱の上なのだから。
「えっと……結梨ちゃん?もしかしてあそこにお兄様がいるの……?」
「うん。捉えているから間違いないよ」
「なんであんなところに……」
「私起こしてくる」
「結梨ちゃん?起こしてくるって、まさかお兄様あんなところで寝てるの!?」
梨璃の驚愕の声を聞きながら結梨はマギを収束して柱の上に向かって跳び、空中で一回転しながら柱に上に着地する。
「っと。お父さん」
「…………」
結梨の視線の先には探していた焔が寝ていた。結梨が呼んでも焔は起きない。
「お父さん」
「……起きてる」
もう一度呼ぶと焔が言いながらゆっくりと起き上がる。結梨は焔の隣にしゃがみこむ。
「お父さん。今ね」
「グラン・エプレが来てるんだろ?『義眼』のレーダーで感知してる。ふわぁ……」
左手で左目を擦りながらあくびをして結梨が言おうとしたことを先に言う焔。
「とりあえず降りるか」
「うん」
柱から二人同時に飛び降りて綺麗に着地する。
「おはようさん。で、なんでお前らがいるんだ?」
「おはようございます、お兄様。ではなくて!なぜあんなところで寝ていたんですか!?」
「たまには別の場所で寝ようかと思ってな。それで、なんでグラン・エプレがここに来てんだ?」
「百由が言ってたんだが……」
梅から説明され、百由のいつものことかと頭を抱えながらため息しか出ない焔。
「突然すぎるだろ。しかも今日からって……」
「あはは……」
「とりあえず百由には一発叩くとして」
「ちゃんと加減はするんだゾ~?」
「大丈夫。これで叩くだけだから」
そう言って右こぶしを出す焔。義手で叩くようだ。それの時点で加減はないと言った方がいいだろう。
「それじゃあ、行きましょう!皆さんの泊まる場所は新館なんで私たちと同じ一年生寮ですよ!」
「あ、そうなのね!」
「はい!あとでお話したりしましょう!」
「いい考えね、それ!夜が楽しみ!」
「楽しそうだから私も参加するかな~」
「あまり遅く起きてるんじゃないぞ?」
「お兄様も参加ですよね?」
「は?いや、俺はいいよ」
「焔は私が連れてくるから今日は楽しもうな!」
「勝手に言うな、こら。俺はいいからみんなで楽しく過ごせよ」
「お兄様……」
「それじゃあ、校舎に行こうか」
焔が歩いていき、みんなも焔に着いていって百合ヶ丘の校舎に向かっていったのだった。
その夜、『縮地』を使った結梨に拉致されて女子会に強制参加させられたのは言うまでもない。
お読みいただきありがとうございました。
百合ヶ丘の正門の柱のてっぺんは一人ぐらい寝れるだろうとなってやりました。なぜ正門の柱の上なのか。それはOPでミリアムが正門の柱の上らしき場所に立っているからです。それを見ていける!ってなりました。
なのはコラボですね。今回のガチャ、金の確率低すぎません?全然出なくてやっとなのはとフェイトが出たんですよ。あとははやてだけです。なのはコラボも書こうと思ってます。だいぶ先になるかもですが……。
それでは以上、レリでした!