さあさあ、アニメ第三話を見て早く書きたくてしょうがないと思いながら思い付く限りのネタをどんどん繋げてなんとか書き終えた第二話です!変に繋げたところがあってここ変だろと思うところがあるかもしれません。そこはご指摘お願いします。
第三話の方は少し日にちが欲しいです。なぜなら来る日、21日がスタリラの二周年で二周年記念回が全く書き終わっていないからです!!ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい、早く終わらせなくちゃ。バレンタインの時みたいに一週間以上遅れるのはもう嫌だ……。あ、アニメの二話を見ていなければまずはそちらを見てからこちらを読んだ方がいいです。めっちゃアニメのネタバレになりますからね。
それでは蒼焔のリリィ、始まります。
脱走したHUGEを仕留めた日の翌日、焔はいつも通り百合ヶ丘女学院に通学していた。
「ふわ~ぁ……眠いな」
朝は早いため、あくびが出てしまう。と言っても朝ごはんを済ましてだいぶ時間が経っているが。
「さて、今日は授業もないしどうすっかな~」
焔は校舎を出て考えながら歩いていると後ろから抱きついくる一人の人物が。
「焔~!」
「いきなりなんだ天葉」
抱きついてきた人物、天野天葉が焔の背中に顔を埋める。焔の身長差的にほとんどのリリィより頭一個分大きかったりする。ちなみに二水と比べると身長差がすごいことになってしまう。
「相変わらず気配を消して歩いてるよね」
「消しているはずなのに毎回気づくお前はなんなんだ」
「え?みんな気づいてるよ?」
「なんだと?」
天葉の言葉で焔は周りを見ると天葉の言葉を肯定するように全員が頷いている。
「マジか」
「ホントだよ。でさ、焔。これからって暇?」
「まあ、暇だな」
「じゃあさ、これから私の妹と自主練やるから見てくれない?」
「なんだ、もうシュッツエンゲルを結んだのか」
「中等部から一緒だからね。私の妹、すごいんだよ?」
「そりゃ楽しみだ」
「焔も結んだらいいのに」
「冗談でもやめろ、天葉。俺なんかと結んだって何もいいことないだろ。俺じゃなくて周りにいっぱいいるんだから尊敬と信頼ができる女子を見つけて結べばいいんだよ」
「一年生が入学してまだ一日目だけどだいぶ人気だけどね」
「天葉が?」
「なんで今の流れで私になるかな?君のことを言ってるんだけど?」
「あーはいはい。じゃ、さっさと行くぞ~」
「ちゃんと聞きなさ~い!」
そう言って二人は自主練をするための闘技場のような場所に向かった。
場所に着くと天葉が焔に端っこで見ててと言われたので焔は壁によりかかって見ることにした。
「天葉姉様!」
「お待たせ、樟美。じゃ始めよっか」
「はい!」
(あの子が天葉の妹か……。天葉が自慢するんだし、どんな動きを見せてくれるか)
壁によりかかりながら見ていると天葉が一瞬だけこちらを見たのに気づく焔。
(よく見ていろってか)
そこから二人の連携が開始され、HUGEを模した球体に高台に登った天葉が下にいる天葉の妹がマギを放ち天葉を強化させ、一撃で両断して着地する。
(いい動きをするな。さすが中等部からやってきてるだけあるな。ん?梨璃も自主練か。良いことだな)
二人の動きを見て感心していると違う場所で三人の女子が二人を見ているのを見つけて誰なのかと思うとCHARMを持っている梨璃と楓とCHARMを持っていない知らない子だった。それに気づく様子がない天葉は妹の頭を撫でている。そして天葉が焔に顔を向けて闘技場に響く音量で声をかけてきた。
「どうだった?焔!」
「天葉姉様?一体誰に……」
パチパチ……
「なかなかいい動きだったよ。天葉が自慢するだけあるな」
拍手をしながら天葉のところに歩く焔。天葉は胸をはっている。
「でしょう?さすが私の妹ってね!」
「そ、天葉姉様。このお方、いつからいらしたのですか?」
「え?最初からいたよ?あ、また気配消してたな!」
「普段から消しているな」
「慣れていない子だと全く気づかないよ?気配は消さないようにしてよ!」
「んなこと言われてもこれが俺だしな」
「全くもう。そんなだから夢結に怒られるんだよ?」
「なんで夢結が出てくる」
「だって夢結にいつも怒られてるじゃん。現にほら、後ろに」
「なに!?」
天葉に言われてすぐに後ろを向く焔。が、そこには誰もいない。
「プ、クク……ホント夢結に弱いよね」
「騙すとは酷いじゃないか、天葉」
「あの、天葉姉様。このお方って」
「あれ、知らない?中等部の時でも名前は聞いたことがあるんじゃなかった?」
「え~っと……」
「初めまして、俺は蒼月焔。よろしくな。天葉と契りを結んだ妹さん」
「蒼月……まさか、蒼焔のリリィですか!?本当にいるんですね!」
「俺ってそんな存在なの?」
「中等部の時はいろいろ信じられないような噂ばかり聞いていたので最後は存在していることすらわからないってなっていました」
「空想上の生き物になってるってなんか知りたくなかったな……」
「えっと、すみません」
「いや、いいよ」
「樟美、自己紹介忘れてる」
「あ!申し遅れました!江川樟美です!」
「よろしく、江川」
「はい!蒼月様!」
天葉の妹、樟美は焔と同じ白い髪でとても綺麗な髪だ。そして彼女のまっすぐな瞳を見て焔は天葉をとても信頼しているんだなと思った。
(それに噂を聞いていても恐れない……本当にいい子だな)
「そういえば焔。CHARMは持ってきてないの?」
「ん?あるぞ」
「どこに?」
焔が右手を上げる。つられるように上を見る二人。闘技場に設置されている大型のライトが目に入る。大きい闘技場を照らしているため、普通に見ると眩しくて見れないので目を細める。すると、そこからなにかが落ちてくる。
「え……?」
それは回転しながらまっすぐ落ちてくる。落下地点は焔だ。
「天葉姉様!」
「大丈夫だよ」
落ちてきた物を焔は上げていた右手でキャッチする。落下の勢いを失くすためにキャッチしたと同時に右手を下げる。だが……。
ドォン!
キャッチした物が地面に当たり、少ないが土煙が舞う。
「な、あるだろ?」
「いやいや落下の勢いを地面に当てて失くさないでよ。もうちょっと強かったら私たち危なかったよ?」
「お前らに傷をつけさせないように心がけているが?」
「そういう問題じゃないよ。お~い樟美~」
「は!」
「お帰り」
「あ、あの、蒼月様。それって……」
「俺のCHARMだが」
「なぜ、上から降ってくるんですか!?」
「そこは気にするな。それで、俺にCHARMを使ってどうしろって言うんだ?天葉」
「焔の戦いを樟美に見せたいからちょっとやってくれない?」
「……今回だけだぞ」
「樟美、焔の戦いをよ~く見ておくんだよ」
「は、はい!」
ー一方ー
「まさか、焔様がいたなんて……」
「全く気づきませんでしたわね。というか焔様のCHARMが上から降ってくるってどんな技なのでしょう」
「え!?お二人ともあの方を名前で呼んでるんですか!?」
「え?まぁ、うん。焔様からそう言ってくれって」
「いつ言われたんですか!?」
「ふ、二水ちゃん?」
「昨日ですわ。途中で焔様が合流して一緒にHUGEを倒したんですの」
「なるほど……。まさか、こんなところで蒼焔のリリィ様に出会えるなんて!」
「あら?次は焔様がやるみたいですわね」
楓が言ったように焔が闘技場の中心に行き、天葉と樟美が闘技場の端に移動する。
「梨璃!」
「は、はい!」
「そこでちゃんと見ていろよ。夢結から俺の噂は聞いてるだろ?それを見せる」
「焔様の噂を、見せる?」
「私たちがいることに気づいていたんですね」
焔は遠くにいた梨璃にそう言ってから鎌〈ソウルハーベスト〉を構え今度は上空に設置された天葉が両断した物と同じ物を焔は見ると、マギを集中させて跳躍する。跳躍の勢いがすごすぎて地面には亀裂が入るぐらいとてつもない跳躍のスピードで、一瞬で上空にある物へとたどり着く。焔が斬ろうとする直前に〈ソウルハーベスト〉から蒼い焔が出現し、そのまま〈ソウルハーベスト〉を横に一閃して両断し、重力に従って焔は落下する。落下しながらでも焔は体を回転させ、着地する。未だ蒼い焔が出ている〈ソウルハーベスト〉を凪はらって蒼い焔を消して肩に担いで振り返る焔。
この流れで周りにいる者は呆然としている。
「さすがだね~焔。マギの集中力が桁違いだし」
「そうか?」
「じゃなきゃあんな亀裂入らないしあんな速さで移動できないよ」
「これが、蒼焔のリリィの力……」
「すごいでしょ、樟美。これが百合ヶ丘女学院に通う唯一の男のリリィだよ。そういえばもう一人の子はいないの?」
「いるけど〈ソウルハーベスト〉で充分だし、あまり知られたくないしな」
「なるほどね」
「天葉姉様?一体なんのことですか?」
「ごめんね。こればっかりは易々と話せないことだから」
「すまないな。江川」
「いえ、秘密にしたいことは誰にでもありますから!」
「……本当に優しくていい子だな、君は」
樟美の頭を撫でる焔。それを見て天葉も樟美に抱きしめる。
「なんか、親と娘のように見えますね」
「江川さんが娘役ですね!」
「焔様と天葉様が父親と母親ですわね」
「ちょ!三人ともなに言ってるの!?///」
「顔が赤いぞ、天葉」
「なんで焔は動じてないの!?」
「なにが?」
「はぁ……。もういいよ。ところでさらっと流してたけどあなたたちは?」
「いや知らなかったのか」
「入学式終わってまだ一日目だよ?知らない子の方が多いよ。同じレギオンの子は知ってるけどさ。焔だって知らない子の方が多いでしょ?」
「まあ、そうだな。実際俺は梨璃と楓と今知り合った江川しか知らないしな」
「私より知らない子がたくさんいるのによくそんな事言えたね」
「ははは。で、君。鼻押さえてるけど大丈夫か?」
「ご心配なく!昨日から出っぱなしですから!蒼焔のリリィ様!」
「それはそれでやばくないか?と、君の名前は?二つ名を知ってるのなら俺の名前は知ってるだろうし」
「存じております!二水です!二川二水!」
「よろしくな、二川。俺のことは焔でいいよ」
「私のことも二水で構いません!」
クイクイ……
「ん?なんだ、江川」
鼻を押さえながら紹介を終えた二水と話していると後ろから袖を引っ張られ、そちらを向くと頬を赤く染めながら見上げている樟美が目に入る。
「私のことも樟美、と呼んでください……///」
「わかったよ、樟美。俺のことも焔でいいから」
「はい……。焔兄様……///」
「ん……?」
「樟美、あなた……」
「樟美、契りを結んだ覚えはないんだが……」
「ダメ、でしょうか……?」
「う……」
樟美が焔に上目遣いで見つめてくるので焔は思わず言葉をつまらせてしまう。身長差もあるのでどっちにしろ樟美は焔と話す時は見上げる形になってしまうが。
「焔。後輩のお願いを聞けないの?」
「天葉は少し静かにしていてくれ。あのな、樟美。お前は天葉と契りを結んでいるだろう。俺と契りを結ぶ必要はないと思うぞ」
「契りを結んでいなくても私は、焔様を兄様と呼びたいんです……///」
「…………わかったよ。これからもよろしくな、樟美」
「はい!焔兄様!」
「良かったね。樟美」
「はい!」
「焔もこれからたくさんの子に兄様って呼ばれるかもね」
「それはちょっと勘弁してほしいな。さて、もういいだろ?俺はまたブラブラするから」
鎌を担いだまま闘技場を後にしようとする焔。だが、梨璃に止められてその場に残る。
「気になっていたのですが焔様のCHARMってどこ製なのですか?」
「自作」
「自作!?」
「え、焔様って工廠科なんですか!?」
「工廠科じゃないよ。誘われているけど断ってる」
「なぜ断っているのですか?」
「支給されたやつが全然体に合わなくてな。それだったら自分で自分に合う最高のやつを作ろうと思って作っただけだ。自分のCHARMだけを見て調整する。俺はそれだけでいいんだよ」
「焔が工廠科に入ってCHARMを作ればきっと強いのがたくさんできる……上の人たちはそうしようとしてるんでしょ?」
「作ったところで扱うことができるリリィはいないよ。この〈ソウルハーベスト〉も夢結ですら扱うことができなかったのだからな」
「あなたのCHARMってそんな代物だったのね」
「まあな」
「天葉姉様。そろそろレギオンでの集まりの時間です」
「あれ、もうそんな時間?じゃあ、行こっか。樟美」
「はい。では焔兄様、また後で」
「今日はありがとね。焔」
「おう。気をつけて行けよ。さて、俺はどうするかな」
「あの、焔様!もし良かったら私たちのCHARMを見ていただけませんか?」
「ん、いいぞ」
天葉と樟美を見送った焔は〈ソウルハーベスト〉を背負って梨璃が持っているCHARMを見る。
「昨日はゆっくり見れなかったが梨璃のCHARMはユグドラシル製のグングニル。楓のはグランギニョル製の新型か」
「さすが詳しいですわね」
「ふむ、グランギニョルらしい外連味じゃの」
「「じゃの?わっ!」」
「自主練か?感心なことじゃ」
「ミリアムさん。どうしてこちらに?」
「CHARMの調整じゃ!寮に入ってから毎日来ておるぞ」
「ミリアムさんもCHARMの調整ですか」
「む?お主はもしかして……」
「蒼月焔だ」
「やはりお主が蒼焔のリリィ様か。百由様から話しは聞いておるぞ。わしはミリアム・ヒルデガルド・v・グロピウスじゃ。ミリアムで構わんぞ、焔様」
「名前も聞いていたか。よろしくなミリアム」
「うむ。どれ、お主のCHARMを見せてみろ」
「え?は、はい」
ミリアムは梨璃のグングニルに触れるとマギクリスタルが反応してマギクリスタルに文字が浮かび上がる。
「なかなか素直な子じゃの。マギもまあまあ溜まっておる」
「わかるんですか?」
「そばに置いておくことでCHARMは持ち主のマギを覚えていくんだ。そしてCHARMはリリィの体の一部となっていく」
「うむ。CHARMのことをもっと知りたければ工廠科に行くと良いぞ。百由様ならいろいろ教えてくれるじゃろ。焔様も行くか?」
「いや、俺は遠慮しておく。ちょっと日に当たりたいから散歩する」
「そうか。ではまたな」
「あぁ。梨璃たちも」
「「はい!」」
「また後で」
今度こそ焔は闘技場を出て外を歩いて芝生がある場所に到着して寝転がる。焔はだいたいこの芝生がある場所で寝転がっていることが多い。ポカポカと暖かい日差しに心地よいそよ風でふわふわな芝生という昼寝をするには絶好のこの場所を焔は気に入っており、焔がここで昼寝をしているのを知っている生徒は少ない。
(今日もいい天気だなぁ……)
「……やっぱりここにいた」
「んあ?なんだ、夢結か。どうした?」
「……別に。ただ、この天気だとあなたはここにいるんだろうなって思っただけ。隣、失礼するわよ」
「どうぞ」
寝転がっている焔の隣に座る夢結。お互い無言が続く。
「……何も聞かないの?」
「聞いてほしいのか?」
「……」
「お前の考えてることはだいたいわかるしそれについてどうすればいいのかってことも」
「……そこまでわかっていて何も聞かないなんてお人好しね」
「こればっかりはお前自身の問題だからな。部外者の俺が口出しできねぇよ。だが夢結、これだけは忘れるな。お前は一人じゃない。俺がいるってことを忘れるな」
「……えぇ」
「じゃあ俺は寝る」
「……おやすみなさい」
焔はすぐに寝息をたて始める。夢結は驚きながら寝ている焔を見つめる。
「……早いわね。この天気のせいかしら」
夢結は寝ている焔の頭を撫でると、焔は少しだけ反応して右腕を伸ばす。気持ち良さそうに寝ている焔を見ているのと伸ばした右腕を見て夢結はある行動に出る。
「……焔のせいね」
―数時間後―
そろそろお昼という時間に目が覚めた焔はどうしようかと悩んでいた。
「なんでお前まで寝ているかなぁ……」
そう。焔が伸ばした右腕を枕にして夢結も眠っていたのだ。起きた瞬間はびっくりして起きあがろうとしたがなんとか動かずにすみ、夢結を起こさずにすんだ。
「さて、どうするか」
かれこれ十分ぐらい経っている。夢結が起きる気配はない。
「そろそろ腕が痺れてきた……夢結、早く起きてくれ」
さらに十分が経過しても夢結は起きない。
「右腕が……」
焔は枕にされている腕が痺れているが安心したように寝ている夢結の寝顔を見て腕の痺れなんか感じなくなり、夢結の頭を撫でる。
「お前を一人にしない、絶対に。あの人との約束だし、俺がしたくてしていることだからな。だから、抱え込みすぎるなよ。夢結」
「……約束して」
「……起きてたか」
「……それよりも、私を、絶対に」
「わかっている。絶対一人にしないさ」
「……うん」
撫でるのに満足したのか起きあがる夢結。それに続いて焔も起きあがり、背伸びをしてからあくびをする。
「さて、もう昼か。夢結はどうする?」
「……工廠科に行ってくる」
「工廠科に?」
「……真島さんにCHARMの調整を頼んでたから」
「それ、もう終わってるのか?」
「……とっくに終わってると思う」
「……お前忘れてたよな?それ、忘れてたよな!?」
「……」
「さっさと行くぞ!!」
焔は動こうとしない夢結をおぶって全速力で工廠科に向かって行った。おぶられている夢結の顔は赤くなっているが笑顔だった。
「(約束よ、焔。あなたがいなくなったら私は……)」
お読みいただきありがとうございました!
天葉と樟美と梨璃たちがいたところは闘技場っぽいので闘技場にしました。ほとんどが闘技場の場面だったな……。まあ、いいや。天葉と樟美の話し方ってこれでいいのかな?ミリアムの方が難しかったけど……。
樟美の方は一目で見てあ、焔のことを兄様って呼びたいってすぐに言いそうだと勝手に思ってやっちゃいました。最後の方はただやりたかった。それだけです。
アニメ第三話を見てネタがどんどん浮かんでいるのを溜めてスタァライトの方を書かなくてはいけないですね。間に合うかな……。間に合わない気がしてきた……。その時はごめんなさい!!
それではレリでした!