アサルトリリィ―蒼焔のリリィ―   作:レリ

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大変長らくお待たせいたしました。レリです!

本編。ようやく本編が書けたのですぐに投稿です。ラスバレでは5.5周年、リリィの夏が始まる!そして言わせてください。

夢結の新水着かつサイドテールキタ━(゚∀゚)━!
最高に可愛い!!

それと今回、ちょっと書き方を変えてみました。違和感があるかもしれませんがご了承ください。

蒼焔のリリィ、始まります


ラスバレ編第三十二話

 

殲滅が完了し、戦闘後の休息をしていた焔たち。

 

「にしても、例の特型が多かったな」

「えぇ。エヴォルヴになる前なら倒すのに苦労はしないけど……。焔、貴方も気づいてるでしょ?」

「あぁ」

 

座っている焔に寄りかかる夢結。その状態で話す二人にその場に集っていたみんなが疑問を浮かべていた。

 

「焔、夢結。何かあるの?」

 

代表してなのか、幸恵が聞いてきた。

 

「感じるんだよ」

「感じるって……何を?」

「大物が、ね」

「大物ってーーー」

 

 

ドガァァァァァァァァァァァァァァン!!!!

 

 

幸恵が何を表しているのかわからず、聞き出そうとしたのと大規模が爆発が起きたのは、同時だった。

 

 

◇◆◇

 

 

「ぎ、ギガント級!?」

「あれほどの巨体、いったいどこに隠れていたというのですか!?」

 

謎の爆発。それは一体のギガント級HUGEが現れた事で起きたモノだった。だが、それはただの爆発ではなかった。

 

「隠れてたみたいだな、地下に」

「地下に!?」

「根拠は?」

「状況分析の結果だ。義眼で解析したら出た情報だ」

「あんたの義眼、凄いわね?」

「グランギニョル様々だな」

「褒められている筈なのになぜか嬉しく感じませんわね」

「そりゃそうじゃろ」

 

現れたギガント級は地下にいたらしく、地面をぶち破った事で起きたのだ。地下にいた事を言った焔に幸恵が問いかけたが、義眼を使って調べた結果だと伝え、義眼の性能に驚く幸恵。義眼を作った会社であるグランギニョル社を褒めた焔だが、総帥の娘である楓が全く嬉しくない顔をしながら言ったのだが、ミリアムにツッコミをされていた。

 

「だが、この反応は……」

「えぇ。まだ『いる』わね」

「『まだ』って事は……」

 

義眼が示す反応、そして夢結の言葉に幸恵が夢結が見ている方向に視線を移すと……

 

「もう一体……」

「それも別の形状のギガント級ね」

 

地面を突き破って現れるもう一体のギガント級。幸恵はやっぱりって顔をしている。慣れが早い。

 

「それだけじゃないよ」

「わあ、これまた凄いスモール級の大群ね」

「地上だけじゃなく、上空にもいるぞ。奴らが空を飛ぶか」

「人間なのに飛ぶ事ができる人に言われたくないわね」

「「「…………」」」

 

結梨が言った直後、スモール級の大群が現れた。地上だったり空中だったりと数が多い。が、空中を飛ぶHUGEに焔が感心したような事を言う。が、幸恵が言った瞬間、三人が黙りをしてしまった。

 

風を使って翔ぶ叶星、蒼い焔の翼で空を飛ぶ夢結、マギの翼で空を飛ぶ焔というリリィの中でも特殊な力を持つ三人が。悪く言ってしまうと常識はずれの三人。

 

「よし上空にいる奴らは俺が片付ける」

「私も行くわ」

「私も」

「え、あの、三人とも?」

「はぁ…………。では、お願いします。皆さん」

 

ため息混じりに梨璃がお願いすると、三人は静かに頷きながらそれぞれマギの翼、蒼い焔の翼、風を出して上空へと飛び上がり、三筋の光が空にいるHUGEの大群へと向かい、瞬く間に空が爆発の光へと変わった。

 

「幸恵様のおかげで上空にいるHUGEはすぐに殲滅されますね」

「やっぱり私のせい?」

「せいじゃなくておかげで三人のやる気がアップしたから結果オーライだよ」

「だといいんだけど……」

 

爆発の光を見ながら梨璃が呟いた言葉に幸恵が引きつった顔で言うと、結梨が訂正してくれたが、幸恵はこうなるとは思ってなかったので、焔たち三人が戻ってきた後で何を言われるのかと、変な想像をしながら顔を青くしていた。

 

「さて、皆さん。上空は三人に任せればいいので、私たちは地上にいるスモール級の相手です。といっても、先にギガント級を倒す方向でいきます」

「ギガント級を先に、か。確かにと思うと同時にギガント級の所までどうやって行くの?梨璃さん」

「ギガント級の所に行くにはこのスモール級を倒していかないと……」

「一点突破といきましょう」

「「え?」」

 

梨璃の作戦行動の提案に幸恵と来夢が問う。梨璃が言ったギガント級の優先の殲滅については同意だが、その手前にいるたくさんのスモール級が行く手を阻む。優先とはいえ、まずは自分たちもスモール級を相手にする必要があるのでは、と二人は思ったのだが、梨璃は別の考えがあるようだ。

 

「結梨ちゃん」

「は~い!」

 

梨璃に呼ばれて結梨が元気に返事をし、梨璃の隣に立つ。結梨を呼んで何をするつもりなのか。

 

「合わせてね」

「任せて」

 

短いやり取り。だが二人にとってこれだけで充分。意志疎通がスゴい二人である。

 

そして、梨璃が《グングニル》を、結梨が《ニルカ》を上段の構えをとる。梨璃の髪が桃色から薄紫色になり、右目から紫の焔(ほのお)を出現させ、《グングニル》の刃からも薄紫の焔を出現させる。結梨も《ニルカ》の刃を青白くさせ、青いエネルギーを出す。

 

そして―――

 

「「せいっ!」」

 

同時に振り下ろし、薄紫の焔と青いエネルギーの斬撃が出現、地面を抉りながらギガント級へと向かって行き、2体のギガント級の足元で爆発。ギガント級が悲痛の叫びのようなのを発しながら転倒し、手前にいたスモール級の大群はほとんどおらず、変わりに抉られた地面だけが残っていた。

 

「「うっそぉ…………」」

 

梨璃と結梨がやった技と目の前の光景に幸恵と来夢からはそんな言葉しか出なかった。

 

「道は開けました。皆さん、突撃です!!」

 

いつの間にか桃色の髪に戻っていた梨璃が叫びながら結梨と一緒に跳躍していき、一柳隊、ヘルヴォル、グラン・エプレのメンバーが続いていく。呆気に取られていた幸恵たちも我に返り、急いで跳躍して後を追いかけたのだった。

 

 

◇◆◇

 

 

上空。そこでは最後の一体のHUGEを焔が一刀両断し、半分になった亡骸が重力に従って落ちていくのを見ていると、ギガント級の足元で爆発が起き、そっちに視線を向けると抉られた地面があり、ギガント級が転倒する瞬間だった。

 

「なるほど」

 

それだけで焔は誰がそれをやったのかに気づき、短く呟いた。

 

と、そこに夢結と叶星が合流してきた。

 

「焔、さっきの」

「わかってる。梨璃と結梨だろうな」

「やっぱり?」

 

夢結との短いやり取りで地上で暴れた、もとい、スモール級を殲滅したのが誰なのかを聞いて納得する叶星。慣れたものである。

 

「地上のスモール級を相手にする暇があるならギガント級まで一点突破で攻めた方が早いって思ってやったってところだろうな」

「完璧に焔君に感化されてるわね」

「そうね」

「あれぇ?なんでそうなる?」

「だってスモール級とはいえ大群で来たら対処するのは大変だし。それを邪魔の一言で片付けるのは焔君だけよ。というより、梨璃さんたちと夢結さんの雰囲気的に相当昔からやってたわね?感化されるのも当然だし、危険すぎるからやめなさい」

「言っても聞かないわよ、叶星さん」

「知ってる。言うこと聞いてたら焔君じゃないし」

「おぅふ」

 

叶星の辛辣な口撃にダメージを受ける焔。HUGEからの攻撃は一切受けないのに彼女たちから放たれる口撃には割と高いダメージを負う。主に精神面に。

 

「それより、みんながギガント級にたどり着いたから私たちも行く?」

「そうしましょう。ほら、行くわよ焔」

「項垂れてないでさっさと行くよ」

「誰のせいだと…………」

「「自業自得」」

 

二人にバッサリと言われてさらにダメージを負って落ち込む焔。扱いが酷いものである。

 

「…………ギガント級は、梨璃たちに任せよう」

「焔?」

「え?」

 

項垂れていた焔が呟いた言葉に、夢結と叶星が疑問の声を出した。

 

「俺たちは別の相手だ。それにあのギガント級、今さらだけど特型だろうけど梨璃たちなら問題はない。俺たちが行ってもあんまり意味はない。ならば、俺たちは―――」

 

先に現れたギガント級、今の今まで触れていなかったが、おそらく2体とも特型ギガント級と思われる個体だった。だが、梨璃たちなら、エヴォルヴを討伐しているみんななら、今さら特型のギガント級に遅れを取る事はない。そう焔は判断し、夢結と叶星に説明しながらギガント級とは別方向の方角へ指を指した。

 

説明してる間に夢結と叶星も感じたのか、二人して納得の表情をしている。

 

直後―――

 

「おいでなすったか」

 

義眼のレーダーに無数の反応を検知した焔が呟いた。

 

「見た事ない種類ね。アレも特型かな?」

「だろうな」

「今度は特型スモール級の群れってわけね」

「さっきのスモール級たちはいわば囮、本命はアッチの特型スモール級だろう。ギガント級とは別の場所で出現したという事は……」

「ギガント級も囮?いや違うわね。力で攻める場所と数で攻める場所って事ね」

「力の方は梨璃たちでなんとかなる。俺たちは数の方を対処するぞ」

「わかったわ」

「了解」

 

話終わると同時に特型スモール級の群れに向かって飛翔する三人。

 

「梨璃さんたちに伝えなくて大丈夫かしら?」

「梨璃なら俺たちの動きに気づいてるから大丈夫」

「ずっと私たちを見てたから梨璃がみんなに指示をしてギガント級を倒すわ。私たちはもう一暴れするわよ」

「そっか。それじゃあやりましょうか」

 

ちゃっかりと自分たちを見てたという事を聞いても驚かない叶星。ギガント級と戦闘しているのにずっとこちらを見てた梨璃。覚醒者としての力を存分に発揮していたのだった。

 

 

◇◆◇

 

 

「三人が向こうに行ってくれるなら問題はないですね。私たちはこのままギガント級を倒しましょうか」

 

右目に紫の焔を出しながら梨璃が呟いた。

 

「皆さん!別の場所で出現した特型スモール級はお兄様とお姉様、叶星様が対応してくれるそうです!私たちはこのまま特型ギガント級の相手をしましょう!まずは隙を作り、タイミングを見てノインヴェルト戦術を行いましょう!!」

『了解!!』

 

すぐにメンバーに知らせ、自分たちが行うべき事を指示し、自分も特型ギガント級に突撃する梨璃。他のメンバーもそれぞれ自分に合った行動をしながら攻撃していく。

 

そんな動きをする梨璃たち一柳隊とヘルヴォル、グラン・エプレのメンバーを見て、幸恵と来夢はこれが特型HUGEエヴォルヴと戦い討伐したリリィの動きなのだと、無駄のない動きに―――

 

「これが新宿事変を終息させたリリィの力……ホント凄いわね」

「ほぇ~……」

 

圧倒されていたのだった。

 

 




お読みいただきありがとうございました。

今回、セリフ同士の間隔を無くしてみました。正直こっちのが書きやすいというのが本音です。隙間も無くなった事で読みやすいかな?と思っています。その分、終わるのが早いというのがありますが。

前回の続きでHUGEを殲滅していた焔たちでしたが、ここでギガント級、しかも特型ギガント級の登場です。ストーリーでは始めからギガント級が出てましたが、こんな感じのストーリーに変更してみました。しかもギガント級が出てから別の場所で特型スモール級の出現。最初に出てたスモール級は普通のです。特型ではないです。ここから特型ギガント級と特型スモール級との戦闘です。ですが思ってはダメです。今の焔たち相手にソイツラで充分か?と。作者の自分が思っちゃってるし。

次も早めに出せるように頑張ります。ストーリー見直さなきゃ……

ラスバレ内では貯めに貯めた石を全解放します。水着サイドテール夢結がガチャじゃなくてひじょーに安心したのは内緒です。

それでは以上!レリでした!

熱中症に気をつけて
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