アサルトリリィ―蒼焔のリリィ―   作:レリ

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連日です!


蒼焔のリリィ、始まります。


作者の気まぐれ短編シリーズ
短編 大晦日


大晦日。それは一年の最後の日である。そして、大晦日といったら年越しそばである。

 

 

「お~す、そば粉買ってきたぞ~」

 

「あ、おかえりなさい。焔様」

 

「おう、雨嘉。そっちはどうだ?」

 

 

購買部にそば粉を買いに行っていた焔が一柳隊のレギオンルームに戻るとすぐ近くにいた雨嘉が出迎え、焔が持っていた袋を受けとる。が、すごく重たそうに両手で持つ。

 

 

「んしょ……」

 

「……雨嘉、すぐそこに置くとはいえやっぱ俺が持つよ」

 

「いえ、大丈夫です……。これぐらい持ててこそ、焔様に近づくための一歩です……」

 

「お、おう、そうか。ん?」

 

 

重い物を頑張って持っていく雨嘉の言葉に何かを感じた焔だったがすぐに違うものを感じることになる。

 

 

「……焔?」

 

「今のは俺は関係なくねぇか!?夢結!!それと、雨嘉!さっきの言葉は誤解を生むぞ!」

 

 

準備をしていた夢結から放たれるナニか。それを静めるために遠回しに協力してくれと頼む焔である。

 

 

「よいしょ。すみません、言葉足らずでしたね。焔様のようになるためにはということです」

 

「……そういうことね。焔は憧れの先輩で羨ましいわね」

 

「お姉様だって憧れの方です!」

 

「ありがとう、梨璃」

 

「………………憧れの異性の方でもありますが」

 

「ん?なんか言ったか?雨嘉」

 

「いえ、なんでもありません」

 

「焔様、おかえりなさい。では、そば粉をこねるの手伝ってください」

 

「了解だ、神琳。こねるのは初めてだから教えてくれ」

 

「はい。では、いきましょう」

 

「おう」

 

 

神琳に呼ばれて歩いていく焔を見ている夢結に梨璃が夢結の手を握り、後ろから雨嘉が肩に手を置く。

 

 

「梨璃?それに雨嘉さんも?」

 

「お姉様、美味しいものを作ってお兄様に食べて貰いましょう!」

 

「焔様は料理ができない。なら、夢結様が料理を作って差し上げれば焔様も喜びますよ」

 

「……そうね。なら、二人に教えて貰わないとね」

 

「はい!」

 

「いきましょう、夢結様」

 

 

それから手分けして年越しそばを完成させた焔たち。お皿に盛ってテーブルに置き、全員が席に着いたところでグラスを持つ焔が開始の音頭でもいうのか立ち上がる。

 

 

「じゃ、開始の音頭を一柳隊のリーダーである梨璃にやって貰おうと思う」

 

「お兄様!?そんな事聞いてませんけど!?」

 

「頑張りなさい、梨璃」

 

「お姉様まで!?」

 

「逃げ道はないぞ~梨璃」

 

「うぅ~……そ、それじゃあ、来年の一年がもっといい一年になるように、これからも一柳隊をよろしくお願いします!」

 

「乾杯!」

 

『かんぱ~い!!』

 

 

全員で作ったそばなどを食べて楽しい食事会が始まった。

 

焔が夢結が作ったと知らないまま料理を食べて美味しいと言ってから夢結が作ったと梨璃と雨嘉が教えるとすごく驚いたり。

 

なぜか食べさせ合いになって梨璃から食べさせてもらって楓がいつも以上に喜んだ後、一柳隊全員から食べさせを強要された焔が逃げようとしたがすぐに夢結に捕まって観念したり。

 

 

楽しい時間はあっという間に過ぎていき、年が変わるまであと十分の時間になっていた。

 

 

「……みんな寝たな」

 

「そうね」

 

「夢結は眠くないのか?」

 

「眠くないって言ったら嘘になるわね。頑張って起きてるわ」

 

「無理するなよ」

 

「あなたが起きてるんだもの。私も寝ちゃったら一人になるでしょ?」

 

「別にいいんだけどな」

 

「ダメ。せっかくの年越しを起きてるのなら一人で迎えるのは悲しいでしょ?」

 

 

焔と夢結以外は寝てしまい、夢結は焔の隣に座って頭を肩にのせている。

 

 

「来年もよろしくな。夢結」

 

「こちらこそ。焔」

 

「来年はどんなことが起きるのかね」

 

「さぁね。でも、いい年になってほしいと思うわ」

 

「そのためにはここのHUGEを殲滅しなくちゃな」

 

「結構大変ね。でも、焔がいてくれればそれは近いうちにそうなりそうね」

 

「その時はちゃんと一柳隊も一緒だからな」

 

「一人では行かせないわよ?」

 

「一柳隊全員が俺のこと監視している状態で行けるわけないだろ」

 

「そうしてほしいように頼んだもの。簡単に抜けられたら私が追いかけるから」

 

「すぐに見つかりそうだ」

 

「…………お姉様…………お兄様」

 

「ん?」

 

「梨璃?」

 

 

二人で話していると声のした方を向くとソファで寝ている梨璃が目にはいる。

 

 

「寝言か」

 

「そのようね。どんな夢を見ているのかしら」

 

「俺たち二人を呼んだのなら俺たちが出ている夢なんじゃないかな。後で聞いてみるっていうのもアリだがだいたいの夢って忘れてることが多いし聞けても忘れているだろうな」

 

「気になるけど……仕方ないわね」

 

「諦めようか。っと、夢結、そろそろだ」

 

 

焔が時計を見ると残り一分を指していた。それを見た夢結は何か閃いたのかそんな顔をしたと同時に顔を赤くする。

 

そして、時計の針が十二時になった。

 

 

「明けましておめでとう、夢結。これからもよろしくな」

 

「えぇ。こちらこそよろしく、焔」

 

 

チュ……

 

 

「へ……?は?……は!?ゆ、夢結!?」

 

「……///」

 

 

慌てふためく焔。当然だ。突然夢結がキスをしてきたのだから。した本人もすごい顔を赤くしている。閃いたのはこれだったようだ。

 

 

夢結が焔にキスをした絶好の瞬間を一柳隊のメンバーは見ておらず、変わりに二人を照らしていた月だけが見ていたのだった。

 





お読みいただきありがとうございました。


今日一日で書いた短編です。めっちゃ変な感じになってると思いますが許してください……。もう、眠くて……。

それでは今日はここまで(決して眠いからという理由でさっさと終わらせようとしていない)です。

それでは以上、レリでした!
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