アサルトリリィ―蒼焔のリリィ―   作:レリ

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ギリギリ!!

こんばんは、レリです!

ポッキーの日ということで浮かんだネタを書きました!無理やり繋げたので違和感あるかもです!

蒼焔のリリィ、始まります。



ポッキーの日

射撃訓練場から出てきた一つの影。大鎌を片手に持ちながらぶつぶつと呟きながら歩いていたが壁に寄りかかってまだぶつぶつと呟く人物。

 

言わずもがな、焔である。

 

 

「あの射撃タイミングなら効率よく倒せる……なら、斬りかかるなら……」

 

 

戦術のようなことをぶつぶつと呟いている。これが焔が特訓した後にしていることだ。

 

 

「…………うん、この戦術だな。明日は接近戦の特訓だな。百由に頼んでシミュレーターを借りるか」

 

 

大鎌〈クレセント・ローズ・リオ〉を収納して歩きだした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「兄様!」

 

 

廊下を歩いていると後ろから呼ばれる焔。この呼び方をしてくる人物は一人しかいないため、焔は誰が来たのかすぐにわかった。

 

 

「どうした?樟美。って、なんだそのポッキーの箱は」

 

「兄様にあげたくて。それに今日はポッキーの日なんですよ?」

 

「それはありがとう。そんな日なんだな、今日って」

 

「はい!では」

 

 

ポッキーの箱を多く持っていた樟美に思わず聞いてしまう焔。そして樟美は一袋のポッキーの袋を開けて一本取り出して口に咥える。そしてーーー。

 

 

「ほうよ(どうぞ)」

 

「………………はい?」

 

 

焔に向けてきた。それを見た焔は思考が停止した。

 

 

「樟美?なにしてんの?」

 

「わたひてまふ(渡してます)」

 

「いやそうじゃなくて。普通に渡すって考えはないの?」

 

「なひでふ(ないです)」

 

「ん~、どうしたもんか……」

 

「にいはま、はやく」

 

「しょうがないか……」

 

 

焔は樟美の身長にあわせてしゃがみ、樟美が咥えているポッキーを咥える。

 

ポッキーゲームの日の始まりである。

 

 

ポキッ

 

 

「あ……」

 

 

開始してすぐにポッキーが折れてしまい、樟美の口から残念そうな声が出る。

 

 

「折れちゃったな。これは俺が貰うよ。ありがとな、樟美」

 

 

折れたポッキーを咥えたまま焔は樟美の頭を撫でる。撫でられている樟美は頬を膨らませているが。

 

 

「兄様、自分で折りませんでした?」

 

「そんな事はないぞ。じゃあな樟美。ポッキーありがとう」

 

「むぅ~」

 

 

樟美がご立腹なのを申し訳ないと思いながら気づかないふりをしていく焔。

 

 

「あ、焔」

 

 

少し歩いたところで天葉と遭遇した焔。唐突に嫌な予感がした焔は一刻も速くこの場を去ろうとするが一歩遅く。

 

 

「焔、樟美とポッキーゲームはやっ……てないな?」

 

「いやなぜわかる!?」

 

「わかるよ~?大切なシルトのことは。やってないなら今すぐ樟美のところに連れていくよ。さあ、行こっか」

 

「断ったら……」

 

「拒否権があると?」

 

「だよな。ならっ!!」

 

「逃げると思ったよ!!」

 

 

焔のスタートダッシュに反応した天葉に焔は驚きながら走る。走る。走る。走る。

 

 

「兄様見つけました!」

 

「樟美!?」

 

「樟美!挟み撃ちするよ!!」

 

「はい!」

 

 

目の前に樟美が現れ、樟美と天葉に挟まれた焔。ジリジリと寄ってくる二人。

 

 

「これは……ちょっと……」

 

「観念しなさい焔。さあ!」

 

「もう一回やりますよ!兄様!」

 

「そこっ!」

 

「「えっ!?」」

 

 

突然、焔は天葉に向かって走りだし、いきなりの行動に驚いた二人だが天葉はなんとか対応して捕まえようと焔に向かって飛び込み、捕まえたと思った瞬間、焔が消えた。

 

 

「しまっ!?残像!?樟美!!そっち!!」

 

「もう遅い!!」

 

「ふぇっ!?」

 

 

焔は動けない樟美の横をすごい速さで突破した。先ほど焔がやったのは特殊な足さばきであり、相手にありもしない幻覚を見せ、マギを収束した加速で突破したのだ。

 

 

「待ちなさい焔!!」

 

「誰が待つか!!」

 

 

二人に追いかけられ、やっとの思いで一柳隊のレギオンルームに到着して扉を開けた焔。

 

 

『あ……』

 

「嘘だろ……」

 

 

そこには、一柳隊となぜかいるヘルヴォルとグラン・エプレと大量のポッキーがあった。

 

 

「焔、ちょっと」

 

「断る!!」

 

 

夢結の言葉を遮って天葉と樟美が来る前に扉を閉めてまた走り出す焔。

 

 

「鬼ごっこが多いよ!!ここは!!」

 

 

しかも鬼の人数が増えているという逃げる立場からしたら絶望でしかない。

 

 

「うおっ!?」

 

 

走っていると急に腕を掴まれて暗い空き教室に連れ込まれ、抱き締められる焔。

 

 

「く、誰……だ……」

 

 

焔は抱き締めてくる人物を見ようと顔を見た瞬間、固まってしまった。

 

 

「ふふ、捕まえたよ。焔」

 

「そ……ん……な……」

 

「こんな面白そうなこと、見逃さない手はないよ」

 

「み……美鈴……姉……」

 

 

そう。焔を抱き締めていたのはなんとこの世にはいないはずの川添美鈴だった。

 

 

「さあ、焔。夢結たちが来る前にやっちゃおっか」

 

 

そう言って美鈴はポケットからポッキーを取り出して口に咥える。そしてゆっくりと焔の口にポッキーを近づける。焔は、目の前になぜ美鈴がいるのかなどと頭の中がごっちゃになっているというパニック状態で動けずにいる。

 

 

「ふふ。そう。そうやって大人しくしててね、焔」

 

 

気がつけば美鈴の口にあったポッキーが無くなっており、美鈴の口が焔の口に近づき、そしてーーー。

 

 

 

ーーー……ら!……むらってば!起きなさい、焔!!ーーー

 

 

「はっ!……はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」

 

 

目を開けるとそこには夢結が顔を覗いていた。

 

 

「ゆ、夢結……?」

 

「大丈夫?魘されていたけど、悪い夢でも見たの?」

 

「夢……?」

 

 

夢結に言われて思い出した。焔は射撃訓練場をあとにしていつもの芝生に来て昼寝をしたのだ。

 

 

「じゃあ、あれは……夢……?」

 

「一体どんな夢を見てたの?」

 

「そんな、話すようなことじゃないよ。夢結はどうし……どうした?その袋は」

 

 

夢結のそばに大きめの袋が置いてあることに気づいた焔。

 

 

「あぁ、これ?ポッキーよ」

 

「………………今、なんと?」

 

「?だからポッキーよ。それがどうしたの?」

 

「……」

 

 

焔はゆっくりと立ち上がり、そして足元にマギを収束して。

 

 

ドォンッ!!

 

 

跳んだ。

 

 

「焔!?」

 

「もうポッキーは勘弁してほしいんだよぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

 

 

高く跳んだ焔の叫びが百合ヶ丘に木霊したのだった。

 

 

 

 

 

これがきっかけで焔はポッキーが少し嫌いになったとかならなかったとか。

 




お読みいただきありがとうございました。


今日ツイッター見ててポッキーの日を知った瞬間、このネタが浮かびました。特に美鈴姉様の部分。そしてまさかの夢っていうね。

スタートはやはりこの子、楠美です!……いろんなキャラとポッキーゲームやりたいですね(同情者求む!)


ラスバレでは二回引いて金が一枚も出ていません。サイドテールの千香瑠が可愛すぎてもう昇天しそうになりました。よし、千香瑠を当てるために石を貯めるか!

それでは以上、レリでした!……あ、私はポッキーよりトッポの方が好きです(どうでもいい)
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