こんばんは、ガチャで爆死して初様をまだお迎えできていないレリです。
貯めに貯めた石は全て無になりました…………。
一周年記念、始まります。
「…………よし」
とある一室でそこに置いてある姿見で自分が着ている服に違和感がないかを確認する人物。
着ている服はタキシードであるが、特注で右袖の部分だけを無くしている。
『お父さ~ん。準備できた~?』
「今行くよ」
扉の向こうから声がしてその人物はすぐに返事をする。そして扉に向かって扉を開ける。
「早く行こ!お父さん!」
「わかったよ。結梨」
扉の向こうにいたのは薄紫色をしたドレスに身を包む一柳結梨。そして結梨は出てきた人物、焔の左腕に抱きついて一緒に歩き出す。
「せっかくのドレスがシワになってしまうぞ?」
「私がこうしたいの!」
「そっか。わかった」
一度は注意みたいなことを言ったが結梨の一言で許してしまう焔。娘に甘い父である。
焔と結梨は百合ヶ丘ではない場所の豪華な廊下を歩いている。向かっている先に扉があり、その前に二人の人物がお話をしている。が、焔と結梨が来たことに気づいた二人はお話をやめて二人に近寄る。
「お待たせ。二人とも」
「三分遅刻ね」
「き、厳しい……」
「あはは……。皆さんは先に入られましたよ。他のガーデンのリリィも来てるみたいです」
「そっか。じゃあ、入ろうか。夢結、梨璃」
「えぇ」
「はい!」
青いドレスに身を包み、ストレートの黒髪をポニテにした夢結とピンク色のドレスに身を包み、夢結と同じポニテにした梨璃が返す。
そして焔は扉をゆっくりと開けた。
その先には豪華なシャンデリアなどがある大きなホールだ。そしてたくさんのリリィがいる。全員ドレス姿で。
そして扉が開かれたことにより、中にいたリリィ全員が焔たちを見る。一気に注目されてしまっているが焔たちは気にせずに歩き出す。百合ヶ丘のテーブルの所に向かって。
「あの方が……」
「会えて嬉しく思うわ、《蒼焔の隻眼》さん」
誰かはわからないがそんな声が聞こえたが焔は聞こえないふりをする。
「遅いよ焔!」
「悪い。少しばかり手間取ってな」
「言ってくれれば手伝ったのに」
「そっちの方が着るのに大変だろう?だから頼まなかったんだよ」
「まあ、確かに大変だったけど。それより、何か言うことあるんじゃない?」
「遅れてごめん」
「そうじゃなくて!」
「冗談だ。似合ってるよ、天葉」
「そ、そう。あり、がと……///」
真っ先に声をかけてきたのが天葉である。夢結のとは別の水色のドレスに身を包んでいる。そのドレスを焔が誉めたら顔を赤くしてしまう。
「お父さん、浮気?」
「なぜそうなる」
「いい度胸ね、焔。私の目の前でやるなんて」
「してないからな!!」
百合ヶ丘での焔たちの日常がここでも起こり、周りの百合ヶ丘のリリィたちは笑いだす。
「まったく……」
『はいはい、お喋りはそこまでよ。静かにしてて、焔』
「なんで俺だけ!?」
ガーデンごとに別れたテーブルがあるところの前の方にいつの間にかいた百由がマイクを使って焔だけを注意する。注意された焔は百由にツッコミする。それを見ていた他のガーデンのリリィはポカンとしながら焔を見ていた。理由は単純だ。噂で聞いてきた焔の印象が全然違うためである。
『とりあえず、全員揃ったから始めるわよ。それじゃあ、みんな!グラスを持って!』
百由が言ったことで全員がグラスを持つ。そしてーーー
シーン……
「いやなんか言えよ!!」
一瞬にして静かになったために思わず焔が百由にツッコミをいれる。他のリリィはどうすればいいのか戸惑っているが。
「グラス持ったあとなんかないのかよ!百由!!」
『あなたがこっちに来ないと意味ないでしょ』
「はぁ!?」
『一人だけ遅れたんだから進行役、やってちょうだいね』
「うぐ……。仕方ないか」
焔はしぶしぶ百由がいる場所までグラスを持って歩き出す。リリィの視線がすごいが気にすることない。百由のいる場所まで行くと百由が静かに後ろに下がり、マイクの前に焔を誘導するのを見て焔はため息を出しながらマイクの前に立つ。
『えー、知っているリリィがほとんどだと思うが一応自己紹介する。百合ヶ丘女学院高等部二年、蒼月焔だ』
「またの名を《蒼焔の隻眼》よ!!」
『黙ってろ百由』
焔の前に出て大きな声で余計なことを言う百由の頭にチョップして後ろに下がらせ、咳払いする。
『いきなり頼まれたから言うことなんてすぐに浮かばないが……今日、この場所に集まってくれたことに感謝する。忙しい身なのに予定を合わせて全員が綺麗なドレスを着てくれたことも』
焔の言葉にほとんどのリリィが顔を赤くする。
『全員グラスは持っているよな?それじゃあ、一周年、おめでとう!乾杯!』
『かんぱ~い!!』
全員がグラスを掲げ、パーティが開催された。みんなは話したり、出ている料理を食べて笑顔になったりなど好きにしている。
「ふぅ」
「お疲れ、お父さん」
「うまくできてよかったがな」
「ちゃんとできていたわよ。これが梨璃だったら何もできなかったと思うけど」
「お姉様!?」
「あわあわして終わりそうだ」
「お兄様まで!?私だってちゃんとできますよ!…………たぶん」
「断言しないんだな」
家族のやり取りをしている焔たち。梨璃の言葉に三人が笑う。仲のいいことである。
「ちょっといいでしょうか」
「ん?」
「はじめまして。《蒼焔の隻眼》さん」
そこに二人の人物が焔たちのところに来た。一人は白い髪のロング、一人は黒髪のロングである。白い髪のロングの人物が言ったように焔は彼女たちとは初対面であるが、知っている。
「はじめまして。船田姉妹の船田初と船田純」
二人の人物は東京御三家が一角、御台場女学校のリリィで双子の船田姉妹だ。
「あら、わたくしたちのことをご存じなのね。嬉しいわ」
「君たちを知らないリリィはいないだろう」
「あなたも結構有名人ですわよ?噂とはかけはなれてますが」
「会う人みんなに言われるよ。それに、君たちも来てくれたんだな」
「姉様があなたに会いたいと言うので」
「それはあなたもでしょう?純」
「姉様!それは言わないでください!」
「ふふふ」
「仲がいいな」
「あなたも奥さんとも仲がいいでしょう」
「幼馴染っていうのも若干あるが妻だからな。仲がいいのは当たり前だ」
「姉妹も仲がいいのは当然ですわ」
「そうだな」
「私もご一緒してもいいかしら」
「あら」
「ルド女の」
船田姉妹と話していると一人の人物が話しかけてきたのでそちらを見るとこちらも焔とは初対面だが、夢結から話を聞いたことがある人物だった。
「はじめまして。《蒼焔の隻眼》」
「あぁ。はじめまして、夢結からいろいろ聞いてるよ。ルド女の幸恵」
「夢結から聞いてるのね。夢結は元気?」
「あぁ。夢結!幸恵が会いたいって!」
「わざわざ言わなくても」
「話もしたいだろ?久しぶりに会ったんだから」
「まあ、そうね」
「幸恵、久しぶり」
「久しぶり、夢結」
「二人はごゆっくり」
夢結が合流して幸恵とあいさつをすると焔は離れたところで船田姉妹と話し出す。
「でも、まさか夢結が結婚なんてね」
「想像してなかった?」
「していなかったわ、全然。それに、前に比べて笑顔が可愛くなったし」
「彼のおかげよ。彼がいなかったら私は、こんな風にならなかったでしょうね」
そう言いながら夢結は離れたところにいて初と話していると純が初の前に立ってなにやら言っているが全然気にしていなさそうに純に話し出す夫を見る。それを見た幸恵は笑みを浮かべてグラスを夢結の前にだす。
「そう。遅れたけど、おめでとう。夢結」
「ありがとう。幸恵」
久しぶりの再会で二人はいろいろ話し始める。焔も船田姉妹を含めていろんなガーデンのリリィに話しかけられ、他愛もない話をする。まあ、といってもリリィが聞いてくるのは結婚したらこうなったとかあとで模擬戦をお願いとかどれも一緒だった。
「皆さん!写真撮りましょう!」
こうして、【ラスバレ一周年記念パーティ】は幕を閉じたのだった。
お読みいただきありがとうございました。
ネタが浮かばなかったので無難にパーティにしました。船田姉妹と幸恵を出しましたが、喋り方が全くわからん。変な風になってるかもしれませんが、ご了承ください。
前書きにもあった通り、爆死しました。金は出ましたよ?石の所持数が13500個ぐらいで金は昇華も含めて三枚ですが。マジで出ない。金二枚来た時はおっ!!ってなりましたが結果は二枚とも今回のガチャの全員揃ってるデバフ(だっけ?)のメモリアでした。昇華したやつはひめひめでした。違うんかい!!って叫びましたね。
ラスバレも一周年、そしてこの作品もいつの間にか一周年を迎えてて。時が経つのはホントに早いですね。
これからもラスバレ(自分がいうのもなんですが)とこの作品、蒼焔のリリィをよろしくお願いします!
それでは、以上、レリでした!