あけましておめでとうございます、レリです。
昨日投稿予定で書いてたんで内容に若干違和感があるかもですが、この中の時間は元日なのであしからず。
正月短編、始まります。
大晦日に開催された行事で叶星と大晦日を過ごした焔は夢結に頼んで持ってきてもらっていた着物に着替えるのに言われた部屋にいた。が…………。
「…………で、説明してくれるよな?叶星」
「…………はい…………」
お正月。焔は初詣に行くのに着替えて行こうとした瞬間、突如叶星に昨日使った網で捕縛されてグラン・エプレのレギオンルームに連行されていた。部屋に連行された瞬間、ちょっとカチンってきた焔は力づくで網を引きちぎり叶星の脳天に手刀を落とし、正座をさせていたのだった。
そしてなぜまた自分を捕らえるようなことをしたのかを聞いた焔。
叶星曰く、
夢結が梨璃と楓、そして百合ヶ丘にいる汐里に頼まれてある神社にお手伝いに行ったというのを聞いて、なら焔は今フリーの状態なのではないかと思い当たり、一緒に初詣に行こうと思ったのだという。
ならば普通に頼んでくればいいだろうと焔は言ったのだが、断れるのを恐れたために捕まえて無理やり一緒に行こうとしたとのこと。
「…………はぁ。あのな、特別な別件とかが無ければ断らねぇよ。俺はな」
「…………だって、もしものことだってあるし……」
「……………………はぁ。いいよ、叶星」
「え、いいの?」
「いいも悪いも用事はないしな。それに神社は夢結たちがいる場所に行こうと思ってたし。叶星が良ければだがな」
「う、うん!行く!!」
先ほどまで暗い雰囲気はどこに行ったのか。そういえるほどに明るい表情になった叶星を見て焔は小さく笑う。
「じゃあすぐ行こう!!早く行こう!!」
「わかったわかった」
めちゃくちゃ元気になった叶星に腕を引っ張られる焔。
「あ、そういえば焔君」
「なんだ?叶星」
校舎を出てからすぐに叶星が振り向いて焔に問いかけてきた。叶星がなにを聞いてきても答えてやろうと思った焔。だが、一瞬にしてその考えは叶星の問いの内容で崩壊した。
「聞いた話なんだけど夢結さんとお出かけした時に翼を顕現させて遊覧飛行をしたんだってね」
「……………………」
「言い訳考えたり惚けても意味ないからね?」
先読みされた叶星の言葉に焔は完全に逃げ場を失った。
「……………………誰から聞いた?」
「誰だろうね~?」
「……………………何が望みだ?」
「え~?そうねぇ~、ふふ」
イタズラが成功した妖気な笑みを浮かべる叶星に焔は冷や汗しか出てこない。
ちなみに叶星が言っている夢結との新婚旅行でお台場海浜公園から横浜に向かう時にしたことだ。この事は誰にも話さなく、二人だけの秘密にしている。のだが、なぜ別のガーデンのリリィである叶星が知っているのか。そこだけが謎なのだ。誰から聞いたのかが本当にわからない焔である。
「あ、確かこの話は秘密にしていたんだったわね」
「あぁ。だからなぜお前が知っている」
「なんで知っているんだろうね~?それじゃあ焔君にちょっとお願いがあるんだ」
「…………なんだ?」
このタイミングでのお願い。一つしか浮かばないが、もしかしたら違うかもしれない。いや違っていてくれと切に願う焔。だが願いは叶わずにいとも簡単に崩壊した。
「内緒にしてあげるから私も焔君と遊覧飛行したいな~」
「え゛」
「バラしてもいいんだよ?」
「…………わかった」
拒否権はないよ?というのが込められた目と脅しで叶星に逆らうことはできず、渋々焔は了承したのだった。
「お姫様抱っこでお願いね♪」
「はいはい……」
ここぞとばかりに要求してくる叶星に焔は諦め、振り袖姿の叶星をお姫様抱っこして翼を顕現させて夢結たちがいる神社へと飛び立ったのだった。
神社の近くの人気の無い場所に着地してお参りしたのだが、見られていないはずなのに夢結に完全にバレていること、口パクで『オハナシが必要ね』と言われた時、焔は恐怖した。それと同時になぜ正月からこんなに恐怖しなければならないのかと嘆いたのだった。
オマケ
「あ、ねぇねぇ叶星先輩。この前定盛とお台場海浜公園に行った時に焔先輩が夢結先輩をお姫様抱っこして飛んで行くのを見たよ」
「灯莉ちゃん、その話詳しく」
お読みいただきありがとうございました。
策士叶星、爆誕。そして犯人はちゃっかり目撃していた灯莉でした。ちなみに姫歌は全く知りません。一体どのタイミングでみていたのか、謎ですねぇ~。
それでは今年もよろしくお願いします!レリでした!