アサルトリリィ―蒼焔のリリィ―   作:レリ

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あけましておめでとうございます。

レリです。

このような状況ですが、これでできるとは思いませんが、和ませられればいいなと思い、投稿します。

正月短編、始まります。


正月2024

 

「今年もやってきた初詣!」

 

 

百合ヶ丘女学院の近くにある神社。そこに初詣に来た焔、夢結、梨璃、結梨の四人。初詣とあって神社は人でいっぱいである。そんな中、一番はしゃいでる結梨がどんどんと進んで行ってしまう。

 

 

「結梨!迷子になるぞ!あまり離れるな!それに転んでしまうぞ!」

 

「大丈夫~!梨璃も早く~!」

 

「あ、待って結梨ちゃん!」

 

「梨璃まで!」

 

「いいんじゃない?焔。せっかくの初詣なのだから」

 

 

四人の仲睦まじい様子、それこそ一家団欒のような光景である。

 

 

「まぁ、夢結がそう言うなら。あ」

 

「……人混みに紛れたわね」

 

「言ってるそばから」

 

 

早速危惧していたことになり、焔は頭を抱えてしまった。そんな焔を見て夢結は左腕に抱きついてきた。

 

 

「夢結?」

 

「これなら迷子にならないでしょ?ほら、私たちも行きましょ」

 

「あぁ。早く初詣を終わらせて帰らないとな。楓の誕生日パーティもあるし」

 

「えぇ」

 

 

人混みでいっぱいなのに大胆な夢結だが夫婦なので全く気にしない夢結である。

 

 

ちなみにこの神社。ここには百合ヶ丘だけでなく、他のガーデンのリリィも来るのだが、場所によっては遠かったりするのにわざわざ来るリリィが多い。縁起のいい神社なので集まるのはわかるのだが、もう一つの理由があった。それは……

 

 

「あの!《蒼焔の隻眼》様!」

 

「ん?あれ、確か君は……」

 

「写真をお願いしてきた娘ね?あけましておめでとう」

 

「やっぱりか。おめでとう」

 

 

焔に話しかけて来た娘。それは一昨年の初詣に行った神社で写真をお願いしてきた娘だった。

 

 

「覚えていてくださったんですね!嬉しいです!あ、あけましておめでとうございます!」

 

「それで、どうした?また写真を撮るか?」

 

「ぜひお願いします!」

 

 

あの時とは別の神社なのだが、ここで会えたのも何かの縁。焔はもう一度写真を撮ったりしたのだが、案の定、周りにいたリリィたちに写真をお願いされたのだった。

 

 

◇◆◇

 

 

来ていた他のガーデンのリリィが案外少なかった為、早めに撮影会を終わらせることができたので梨璃と結梨を探しだした二人。

 

もうわかってると思うが、この神社に他のガーデンのリリィが来るのは、百合ヶ丘の近くにある神社、即ち、そこに焔が来る可能性が高い為。他ガーデンのリリィが集まる理由は焔を一目見ようという理由だった。

 

 

「焔、あなたの目線で二人は見える?」

 

 

身長が高いのを利用して焔の人混みの中から梨璃と結梨を探すが……

 

 

「駄目だな、見つからん。義眼のレーダーで探すことはできるが、こう人が多いと見つけてもすぐに合流は難しいな」

 

「でしょうね。たぶん、本殿の方に向かってると思うから私たちもそこに向かいましょう」

 

「了解だ。ん?あれは……」

 

「焔?」

 

 

何か見つけたのか、焔が見つけた方向に向かおうとするので夢結は焔の左手を握って着いていく。そして、人混みのかき分けて向かった先には……

 

 

「あ、焔様!それに夢結様も!」

 

「やっぱり月詩か」

 

 

アールヴヘイムのメンバー、月詩がそこにいた。焔曰く、人混みの中に見慣れたアホ毛が見えたので向かったらしい。

 

 

「月詩さん一人なの?」

 

「いえ!あかねぇと一緒に来ました!」

 

「茜はどうした?」

 

「えっと……はぐれてしまって」

 

「あぁ、なるほどな。じゃあ一緒に茜を探しに行くか。といっても本殿に向かうつもりだが」

 

「ご一緒してもいいんですか?」

 

「大丈夫よ。私たちも梨璃と結梨を探しながら本殿に向かうつもりだったし」

 

「それじゃあお言葉甘えて!お願いします!」

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

その後、月詩を連れて本殿の方に向かうと梨璃と結梨、そして二人と一緒にいた茜と合流でき、お参りをして百合ヶ丘に帰還したのだった。

 

 

「…………で?これはどういう状況だ?梅」

 

 

百合ヶ丘に帰還して楓の誕生日パーティをしようとラウンジに向かうと楓と閑が睨み合っている状況になっていた。

 

 

「あ~、楓が誕生日だから梨璃からどんなプレゼントが貰えるのか言っていたら……」

 

「……閑がこうなったと?一体何を言ったんだ楓は……」

 

「梨璃自身がプレゼントがいいって言ってた」

 

 

聞いていたと思われる鶴紗が言ってきた。鶴紗の言葉を聞いて焔はまたもや頭を抱えてしまった。

 

 

「……ちなみに聞くが、閑はなんて?」

 

「うちの梨璃さんって言ってた」

 

「…………あぁもう、なぜそこで煽る」

 

「…………………………私の梨璃なのに」

 

「鶴紗?今なんつった?」

 

「気のせい」

 

「いやあのな。小さい声で言ったのかもしれないがこんな至近距離でーーー」

 

「気のせい」

 

「鶴ーーー」

 

「気のせい」

 

「………………もういいよ。はい二人とも!んなことはさっさとやめる!パーティを始めるんだからこんなギスギスした空気じゃ楽しめないだろ!」

 

 

頑なに認めない鶴紗に諦めて二人の間に入る焔。止めたことで周りにいたリリィはほっとしていた。

 

 

「……仕方ありませんわね」

 

「……焔様に言われてしまえば、やめざるを得ません」

 

「わかってくれたのならよろしい」

 

「あら、ごきげんよう梨璃。新年のあいさつということで私と一緒に来てほしいのだけれど」

 

「え、亜羅椰さん?」

 

 

亜羅椰が梨璃に言い寄った瞬間、楓と閑の目がまたもや鋭くなった。

 

 

「火に油を注ぐな亜羅椰ぁ!!」

 

 

 

新年早々、百合ヶ丘女学院では焔の声が響いたのだった。

 

 

 

 

 

ちなみに亜羅椰から逃げた梨璃が焔の後ろに隠れてしまった為、楓と閑の鋭い視線は焔に向けられたが、いい加減イライラしていた焔は二人に強烈なチョップを落として落ち着かせたのだった。

 

 

 

 

年が明けても、百合ヶ丘は賑やかなのに変わりなく、今年も賑やかな一年になるだろうと、夢結は思ったのだった。

 





お読みいただきありがとうございました。


前書きでも言った通り、私の作品で、できるのかと不安しかありませんが、皆さんの心を和ませられればと思っての投稿です。

この回、本当は昨日投稿しようと思っていたものだったのでこのようなお話になっています。

北陸では今も尚大変な状況、少しでも早い復旧を祈っています。

それでは今年もよろしくお願いいたします。レリでした。
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