こんばんは、レリです。
今年最後の投稿。メインストーリーを投稿したかったけど、書き終わらず……。なのでこれが今年最後の投稿です。
大晦日短編、始まります。
大晦日。一年の締めくくりである。
そんな大晦日の日、百合ヶ丘女学院では毎年の如く大晦日パーティをやっていた。
皆、和気あいあいとパーティを楽しんでおり、その様子をカメラで撮影している祀。全員が輝かしい笑顔。その笑顔を写真に収める彼女も笑顔である。
そんな中、あるソファーに視線を移すと二人が楽しそうに話しながら食事をしていた。それを見た祀はすぐにカメラを向けて写真を一枚。
「祀?」
「いいじゃない。減るものじゃないし」
「いや、写真を撮るのは構わないが一言言ってくれればそっちに向いたんだが」
シャッター音で気づいたソファーに座っていた人物、焔が言ってきた。
「なら、もう一枚撮ってもらえばいいじゃない」
そう言ったのは隣に座っていた夢結である。
「そうね。じゃあもう一枚撮るわよ」
祀がもう一度カメラを向ける。すぐに焔はポーズをとるーーーことは無く、普通に座っている体勢のまま。夢結は焔に寄り添うようにする。
カシャ
「うん、二人とも良いのが撮れたわよ」
「そうか。ところで、写真なんて撮っててどうしたんだ?」
「え、今さら?今年もいろいろあったでしょ?その時から撮っててね。で、今年も今日で最後だし一年の締めくくりとしてね。アルバムも兼ねて撮ってるのよ」
「なるほど」
「ねえ、祀!今度は結梨もお父さんたちと撮りたい!」
「ふふ、良いわよ。さ、焔のところに行って」
「うん!梨璃も行こ!」
「ふえっ!?結梨ちゃん!?」
焔のところに行くのに結梨がちゃっかり梨璃の手を取って向かう。結梨に強引に引かれたことで梨璃は驚くがすぐに笑みに変わる。
そして焔の隣に結梨、夢結の隣に梨璃が座り、祀が写真を撮る。
「これ、家族写真ね」
「夫婦に娘の結梨、そして私の妹が一緒だからね。確かに家族写真ね」
「ねえ、焔。来年はどんな一年が良いなとかってある?」
写真を撮り終えた祀が寄ってきた夢結に撮ってきた写真を見せている。そんな中、百由がジュースのグラスを持ちながら焔のところへ。
「そうだなぁ。今年はあまり行事ができなかったから来年はまた楽しい行事をやって全力で楽しみたい、かな」
「行事ねぇ。私がまた面白いの作ってあげるわね」
「楽しみにしてる」
「手始めにまた猫になる薬をーーー」
「それはやめろ」
猫になる薬。焔にとっては地味に大変だった思い出なので嫌な記憶しかない。その時に被害者となった一柳隊のメンバーの一部が聞いていたのか顔を真っ赤にさせる。
「冗談よ」
「百由、猫になる薬は私も勘弁して」
「え、夢結まで?なんで?」
「……あの後焔にこっぴどく叱られたのよ。それを思い出すから……」
「あぁ……」
祀から写真を見せてもらっていた夢結が若干顔を青くさせながら百由の肩に手を乗せながら言う夢結を見て、百由は嫁にも叱る時は容赦ないんだなと思ったのだった。
「だからね、百由。来年は別の面白いのを作って」
「例えば?」
「そうね……。未来の自分と会う機械とか、かしら」
「ほうほう、なんで?」
「まあ、今が大晦日だし、来年はどんな一年になるのかって考えたらその先、それこそ未来の自分はどんな感じなのかって思ってね」
「なるほどねぇ」
「ん~、でもお母さんとお父さんは変わらないと思う」
夢結と百由の会話を聞いていた結梨が焔の膝の上に座りながら呟いた。
「確かに。お兄様とお姉様は変わらずに常に一緒にいると思います」
「うん。二人が一緒にいる以外想像ができない」
梨璃も頷きながら結梨の言葉に賛同した。それを聞いた焔は膝の上いる結梨と隣にいる梨璃の頭を撫でる。
「ふんふん、いいんじゃないかしら?それに、それはちょうどーーー」
「ん?百由?」
「あ、いえ、なんでもないわ。よし、夢結。アイディアありがと。いろいろ考えてみるわね」
「絶対欲しいってわけじゃないから、無理なら無理でいいからね」
「えぇ」
「は~い、みんな~!蕎麦持ってきたわよ~!」
撮影を終えた祀が蕎麦を乗せた台車を押しながら持ってきたことで全員が蕎麦を受け取りに集まり、全員で年越し蕎麦を食べたのだった。
「それじゃあ、今年一年お疲れ様。来年もよろしく頼む!!」
2024年、お疲れ様でした。よいお年を!
お読みいただきありがとうございました。
今年の大晦日短編はちょっとつまらないものでしたかね。まあ、これは前座なのですよ。正月の……ね。
今年一年も私の作品、『蒼焔のリリィ』を読んでくださり本当にありがとうございました。来年も短編も少し書きながらメインストーリーをどんどん進めていこうと思います。来年もこの作品『蒼焔のリリィ』をよろしくお願いします!
それでは以上、レリでした!皆さん、よいお年を!!