「「失礼します。」」
俺とリーナは 生徒会室に呼ばれたのでやって来た。
「 ようこそ生徒会室へ。さっ、 遠慮しないで入って。」
生徒会室に入るとそこには 七草会長と渡辺委員長、あと二人かわいい系と美人系の女の人がいた。七草会長が席を促してくれたのでそこの席に座った。そういえばさっき七草会長と渡辺委員長のステータスを確認しなかったな。
ステータス
七草真由美 17歳 高校3年
レベル37
体力 73/73
サイオン 255
力 30
敏捷 35
頑強 17
器用 89
魔法力 143
魔法技能 166
魔法ポイント
加速 80
加重 60
移動 75
振動 70
収束 80
発散 70
吸収 60
放出 60
無 65
系統外 60
知覚 80
魔法
ドライ・ブリザード ダブル・バウンド マルチ・スコープ 魔弾の射手 ドライ・ミーティア
ステータス
渡辺摩利 17歳 高校3年
レベル32
体力 129/129
サイオン 205
力 50
敏捷 101
頑強 33
器用 91
魔法力 111
魔法技能 144
魔法ポイント
加速 70
加重 80
移動 75
振動 55
収束 80
発散 40
吸収 50
放出 30
無 35
系統外 35
知覚 30
魔法
MIDフィールド 自己加速術式 硬化魔法 慣性中和魔法
なるほど、 二人は対照的だな、 遠距離型の七草会長と近距離型の渡辺委員長っていうところか。しかし、魔法科高校なだけあって、魔法ポイントは高いな。特に七草会長は苦手分野がないといったところだ。流石は『万能』の七草だな。
「 まずは紹介しますね。 手前から会計の市原鈴音。 通称リンちゃん。」
「… 私のことをそう呼ぶのは会長だけです。」
「うん。 この人にリンちゃんはないですね。」
「うう… とにかく書記の中条あずさ。通称あーちゃん。」
「会長~、 下級生の前で『あーちゃん』は止めてください。 私にも立場というのがあるんですから。」
「 うん、確かにこの人はあーちゃんだ。」
「ほら~……後輩にまで言われちゃったじゃないですか~」
「まぁ、 それだけ親しまれているって事ですよ。」
「親しまれすぎです!」
「まあまあ、あーちゃん落ち着いて」
七草会長があ~ちゃんを鎮めるがあ~ちゃん呼ばわりされてるので少し不服のようだ。さて、二人のステータスはっと…
ステータス
市原鈴音 17歳 高校3年
レベル 25
体力 88/88
サイオン 159
力 34
敏捷 39
頑強 20
器用 77
魔法力 89
魔法技能 151
魔法ポイント
加速 50
加重 45
移動 40
振動 40
収束 40
発散 40
吸収 40
放出 40
無 40
系統外 85
知覚 40
魔法
人体直接干渉魔法
ステータス
あーちゃん 16歳? 高校2年?
レベル21
体力 47/47
サイオン 128
力 20
敏捷 13
頑強 8
器用 33
魔法力 77
魔法技能 82
魔法ポイント
加速 45
加重 40
移動 40
振動 35
収束 40
発散 40
吸収 40
放出 35
無 40
系統外 90
知覚 35
魔法
梓弓
優秀な二人でも戦闘力が高くないとステータスも低いといったところなのかな? でも正直驚いたのはあーちゃんの名前の欄があーちゃんになっていて、年齢と学年に?が付いているところだ。ステータス欄でこの現象がでるとは……………そして、このステータスで学年主席とは……………謎だ…………あーちゃん、恐るべし
「 それで俺とリーナを何故ここに連れてきたのですか?」
「そうね、 では本題に入らせていただきます。当校は生徒の自治を重視しており生徒会は学内で大きな権限を与えられています。 生徒会は伝統的に生徒会長に権限が集められています。 生徒会長は選挙で選ばれますが生徒会役員は会長が選任します。 各委員会の委員長も一部を除いて会長に任命権があります。」
「 私の勤めている風紀委員会がその例外の一つだ。生徒会、部活連、教職員会、 この3者がそれぞれ3名ずつ計9名を風紀委員として選ぶ。 風紀委員長はその9名の風紀委員内の選挙で決まる。」
「 つまり摩利はある意味で私と同格の権限を持っているんです。毎年新入生首席には生徒会に勧誘するのが通例となっています 。本来の主席は真田くんなのですが断られたので今年の新入生総代として司波深雪さんを生徒会に入れようと思います。 ですが魔法実技歴代1、2位の真田くんと工藤さんをそのままにするのはということになりまして、 お二人に風紀委員に入ってもらいたいのです。 」
「…和樹…どうする?」
「 俺は別に構わない。 むしろ生徒会に入ってデスクワークをするより風紀委員の方が向いてるような気がする。」
俺はどちらかというと戦闘狂だ。 頭を使うことより体を動かす方が得意だし好きだ。ならば、 それに風紀委員に入れば 原作に関わることが多くなり 楽しくなりそうだ。
「 分かりました。私はお引き受けします。」
「 俺もいいですよ。」
「そうか、じゃあ決ま『nnnn………』…ちょっと待ってくれ。」
生徒会室に電話が鳴ったので七草会長が電話取った。
「 どうやら新入生たちが 校門前で何か騒いでるみたいよ」
それを聞いた俺はすぐに誰のことか思い当たった。
「それ、 多分俺の友人たちです。 俺も一緒に…いや… 渡辺委員長。 その件俺が鎮めてもいいですか?」
「 かまわんが何故だ?」
「 俺がこの先に風紀委員としてやっていけるかどうかを見てもらうためですよ。」
「なるほど…… いいだろう。」
そう言われ俺とリーナは 渡辺委員長から 風紀の腕章を渡され俺とリーナ、七草会長と渡辺委員長の四人で校門へ向かった。
校門に着くと、 新入生の一科生と二科生が 言い争っていた。
『いいかい? この魔法科高校は実力主義なんだ。 その実力において君たちはブルームの僕たちに劣っている。 つまり存在自体が劣っているということだよ。 身の程をわきまえたらどうだ。』
一科生の先頭に 立っていたのは 昼休みに 俺に突っかかってきていた 男だった。 その男が二科生達を見下す発言をしていた。
「 どうしてああも馬鹿なのかね。自分も大した実力を持ってないのに 選ばれた人間気取りか…」
「そうなの?」
「ああ。 あの程度の実力だったらリーナ一人で簡単に片付けられるよ。」
一科生達のステータスを見たが どいつもこいつも平均で30~40程度。あの先頭に立っている森崎、もうモブ崎でいいや。モブ崎は平均50といったところだ。 あの程度のモブならわざわざステータスを細かく書く必要はないな。『書くって何のこと?』何か突っ込まれたような気がするがそれは置いといて…
「 同じ新入生なのに 今の時点でどれだけ優れてるって言うんですか!!」
「!?…不味いなこれは…」
過激な発言が聞こえたので俺は不味いと思いCADを取り出した。
『 ウィードとブルームを同列に語るな。 その他思い知らせてやろうか?二科生…風情がぁぁぁぁ!!』
モブ崎がCADを取り出し、魔法を放とうとした。俺はその瞬間魔法を放った。
対抗魔法『術式解体(グラム・デモリッション)』
モブ崎が放とうとした魔法をグラム・デモリッションで相殺した。
『魔法式が…!!』
「そこまでだ!! 魔法による対人攻撃は校則違反以前に犯罪だぞ!!」
俺のその言葉に全員がこちらに気づいた。
「 お前は昼間の!!また邪魔するのか!!これはA組の問題だ!! 関係ない奴は引っ込んでろ!!」
「……お前……これが見えないのか?」
俺がそう言い自分の腕章を見せる。
「…お前…風紀委員…。」
「 状況が理解できたな。ということでお前は風紀委員室に連行する。」
「抵抗しない方がいいわよ。すでに起動式は展開済みです。 抵抗すれば即座に魔法を発動させます。」
「な!?何で俺だけ!?」
「 魔法による対人攻撃は校則違反以前に犯罪だ。 そして風紀委員が取り締まるのは魔法の不適正使用だ。そして、魔法を使おうとしたのはお前だけ」
「使ってないんだからいいだろうが!!」
「 はぁ…、 確かに使ってはいなかった。 だがそれは俺が止めたからだ。 止めていなかったら一体どうなっていた。 最悪殺人が起きていたところなんだぞ。 魔法を使う者として最悪の事態を考えるのは当然だ。 そんな甘い考えをしている時点でお前は魔法を使う資格はない。委員長、あとはお願いします。」
モブ崎はあとからやって来た渡辺委員長に渡し連行されていった。俺はその時渡辺先輩に一つお願いをした後、俺はリーナの腕章と一緒に返しておいた。
「 お前達も解散しろ。 もうこんなことはないようにしろよ。」
俺がそう言うとA組の連中は渋々解散していった。
「和樹さん!リーナ!」
「ほのか、雫。ついでに鋼とエイミィも。」
「誰がついでよ!」
「 僕たちの扱いひどくない?」
「 冗談だ。 一度言ってみたかったんだ。」
「酷い。」
鋼たちに対する俺の対応は何気に鬼畜だった。
「あの…お話し中すみません。」
声が聞こえたので振り向くとそこには司波さんと二科生の面々が揃っていた。
「ああ、司波さんも大丈夫だった? 人気者は大変だね?まぁ、司波さんの場合 日常茶飯時っぽいけど…」
「いえ、そんなことは…」
司波さんは少し顔を赤らめながら答えると…
「先程はすまなかった。礼を言う。」
司波さんの隣にいた男が声をかけてきた。
「いやいや、俺は自分の仕事をしただけさ。」
「そう言ってくれると助かる。俺は司波達也だ。」
「司波達也?もしかして司波さんとは兄妹?」
知ってはいたが初対面で知っているのも何かおかしな話なのでとぼけてみた。
「ああ。」
「ということは双子?」
「よく聞かれるが、 俺が4月生まれで妹が3月生まれだから同じ学年なんだ。」
「そっか、俺は真田和樹だ。和樹でいい。」
「俺も達也でいい。」
「オーケー、達也。」
「あの~」
達也との会話のタイミングを見計らってまたも俺に声をかけてきた眼鏡をかけた女の人がいる。
「さっきはありがとうございます。おかげて助かりました。 私は柴田美月といいます。」
「いいよ。 さっき達也にも言ったけど俺は自分の仕事をしただけさ。」
「 ありがとうございます。」
達也達と一緒にいた他の三人も声をかけてきた。
「さっきはすまねぇな。ついカッとなっちまって。西条レオンハルトだ。レオって呼んでくれ。」
「ありがとね、真田くん。私は千葉エリカ。エリカって呼んで。」
「僕は吉田幹比古。幹比古って呼んでくれ。」
「別に幹でもいいわよ。」
「僕の名前は幹比古だ!」
「よろしく、レオ、エリカ、幹比古。お前たちも自己紹介したら?」
俺は後ろにいる五人に声をかけた。
「そうね。私は工藤リーナ。リーナでいいわ。」
「僕は十三束鋼。鋼って呼んで。」
「私は明智英美。エイミィって呼んでね。」
「私は北山雫。よろしく」
「私は光井ほのかです!よろしくお願いします。」
とりあえずこの場にいる全員が自己紹介したので、 駅までみんな一緒に帰ることになった。
「ねぇ和樹君。」
「何?」
エリカが声をかけてきたので返事をした。
「さっき一科生の魔法を消した魔法って何?」
「グラム・デモリッションだな和樹。」
「正解だ。よくわかったな達也。」
「俺も使えるからな。」
「え?達也も?」
「達也も?ってことは鋼も?」
「うん。使えるよ。」
「達也、 それってどんな魔法なんだ?」
周りを見ればレオだけじゃなくみんな興味津々のようだ。
「 圧縮したサイオンの塊を直接ぶつけてそこに付加された起動式や魔法式を吹き飛ばしてしまう対抗魔法だ。」
「僕の場合は 飛ばしてぶつけることができないから接触型だね。」
「へぇ~、そんなことできるのか。三人ともスゲーな。」
「おっと、どうやら電車が来たようだ。 俺とリーナはこれに乗って帰るよ。じゃあ明日。」
「じゃあね皆、また明日。」
「なぁ、真由美。」
「どうしたの?摩利」
「和樹君の風紀委員は入りは確定だな。」
「そうね。まさか、グラム・デモリッションが使えるなんてね。でも、工藤さんはどうするの?」
「問題ないだろ。あの場で私より速く起動式を展開していたんだからな。ただ、実力を見たいから明日模擬戦をやってもらう」
「わかったわ。」