劣等生の世界でRPG   作:無理やー

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風紀委員

翌日

 

昼休み

 

俺とリーナ、そして、司波兄妹が生徒会室に来ていた。

 

「失礼します。 一年 B 組真田和樹です。」

 

「同じく、工藤リーナです。」

 

「 一年 A 組の司波深雪です。」

 

「 1年 E 組司波達也です。」

 

「 ようこそ生徒会室へ。 さっ、遠慮しないで入って。」

 

「失礼します。」

 

深雪は礼儀作法のお手本のようなお辞儀をした。

 

「え~と…… ご丁寧にどうも……」

 

生徒会室に入るその先輩達は すっかりその雰囲気に飲まれてしまっていた。

 

「 ランチはダイニングサーバーがあるのでお好きなメニューを選んでね。 お話はお昼を食べながらにしましょう。」

 

お昼を食べながら 七草会長は生徒会のメンバーを紹介していった。 俺とリーナは 昨日のうちに自己紹介をされたのでスルーして持参したお弁当を食べていた

 

「 あ…渡辺先輩、そのお弁当はご自分でお作りになられたのですか?」

 

司波さんが渡辺先輩がお弁当を持参してきたので聞いていた。

 

「そうだが…意外か?」

 

「いえ、少しも。 普段から料理をしているかどうかはその手を見ればわかりますから。」

 

達也がそう答えると渡辺先輩は 頬を赤く染め両手を隠した。

 

「 そうだお兄様、私たちも明日からお弁当にしましょうか?」

 

「 深雪のお弁当はとても魅力的だけど、二人になれる場所がね…」

 

「 兄妹というより恋人同士の会話ですね。」

 

司波兄妹の会話に市原先輩が答えた。

 

「そうですか? まあ確かに血の繋がりがなければ恋人にしたいと考えたことはありますが…」

 

それを聞いた深雪を含めた女性陣が顔を赤く染めた。

 

 

全く…このシスコン兄貴が…

 

「 もちろん冗談ですよ。 ところで和樹。 何か失礼なことを考えてないか?」

 

「 何のことだ俺はただ達也がシスコンだなと思っただけだ。」

 

「それ十分失礼よね。」

 

俺の言葉にリーナが突っ込んできた。

 

「?シスコンの何が悪いんだ?兄が妹のことを想っているのは当たり前だろ?」

 

「…そんな、お兄様が私のことを想ってることが当たり前だなんて……」//////

 

俺の言葉を聞いて深雪は天にも昇るような幸せな表情をしながら身悶えている。俺達はそんな深雪を見て何とも言えなかった。

 

「………そろそろ本題に入ってもいいかしら。」

 

場の空気を変えるため、 七草会長は 声をかけてきた。昨日 俺とリーナに話した内容を 達也たちに説明した。

 

「 生徒会長は任期中役員を自由に任命できます。司波深雪さん、 私はあなたの生徒会入会を希望します。 引き受けていただけますか?」

 

「 失礼ですが、そこの真田と工藤さんは 入試首席と次席と聞きましたが 生徒会に入らないのですか?」

 

「 彼らは風紀委員に入ることになった。」

 

七草会長が深雪に生徒会に入るように言った後に達也が疑問に思ったことを聞くと渡辺委員長が説明してくれた。

 

深雪は達也に目線を向けると達也が頷いた。 その後深雪は何故か 思いつめた表情をして口を開いた。

 

「 会長は兄の入試成績をご存知ですか? 有能な人材を生徒会に迎え入れるというのなら私よりも兄の方がふさわしいと思います。」

 

「おいっ、深…」

 

「 デスクワークに実技は関係ないと思います。 むしろ知識や判断力の方が重要なはずです。 私を生徒会に加えていただけるというお話は大変光栄です。 喜んでお引き受けしたいと思います。ですが… 兄も一緒に生徒会に入るわけにはいきませんでしょうか?」

 

「 残念ながらそれはできません。 生徒会役員は第一科の生徒から選ばれます。 これは不文律ではなく規則です。 この規則は生徒会長に与えられた任命権に課せられる唯一の制限事項として生徒会が現在のものとなった時に定められたものでこれを覆すためには全校生徒の参加する生徒総会で制度の改定が決議される必要があります。 決議に必要な票数は在校生徒の2/3以上ですから一科生と二科生がほぼ同数の現場では制度改定は事実上不可能です。」

 

深雪に対する答えを市原先輩が答えた。深雪が不満そうな顔をしているが 一応納得したようで謝罪した。

 

「 では深雪さんは書記として今季生徒会に参加していただきます。」

 

「はい。 精一杯務めさせて頂きますのでよろしくお願いします。」

 

「ちょっといいか?」

 

深雪が生徒会入りが決定したところで渡辺先輩が声をかけた。

 

「 昨日教職員推薦枠で風紀委員になるはずだった森崎の代わりにその枠に真田が入ることになったから一人代わりに一人いれなければならないだろ?」

 

「 そっちは今人選中。 昨日起きたばかりなのよ。」

 

「 実は昨日真田君に頼まれたことがあるんだが、 達也君を風紀委員に入れてはどうだろう。」

 

「はぁ!?」

 

渡辺先輩の発言に達也は驚きの声を出した。そして、俺の方を睨み付けてきた。 俺は知らないふりをして明後日の方を向いていた。

 

「 さっきの話だが、『 生徒会の役員は第一科の生徒から選ばれる』だったよな。つまり、一科の縛りがあるのは『生徒会』メンバーだけ、 風紀委員は二科の生徒を選んでも規定違反にはならない。」

 

「「!?」」

 

渡辺先輩の言葉に司波兄妹は驚愕した。だが、双方の反応は同じでも中身はまるで違っていた。達也は『不味い!』といった心境。深雪は『やった!』といった心境。

 

「和樹君、摩利、……あなたたち……ナイスよ!!そうよ、 風紀委員なら問題ないわ!生徒会は司波達也君を風紀委員に任命します!」

 

「はあっ!?」

 

普段の達也からは出ない、いや、あり得ない反応。これはレアだな。パシャリ、と…

 

「ちょっと待ってください!俺の意思はどうなるんですか! 大体風紀委員が何をする委員なのか 分かっているでしょう!中条先輩!」

 

「はうっ、あのっ、えっと、… 当校の風紀委員会その任務は魔法使用に関する校則違反者の摘発と魔法を使用した騒乱行為の取り締まり…いわば魔法科高校の警察です。」

 

「 風紀委員長確認させてください。」

 

「なんだ?」

 

「 今の説明ですと風紀委員は喧嘩が起こったらそれを力づくで止めなければならないということですよね?」

 

「そうだな。」

 

「 そして魔法が使用された場合それも止めなければいけないと。」

 

「 出来れば使用前に止めさせるのが望ましい。」

 

「 あのですね! 俺は実技の成績が悪かったから二科生なんです!! 実技で劣るに二科生に一科生の魔法使用を止められると思いますか!?」

 

「構わんよ。 力比べなら私がいる。それに君なら出来ると真田が言うのでね。」

 

「はあ?」

 

達也はワケがわからないといった顔をする。

 

「とはいえ実力を見ておきたいので放課後私と模擬戦をしてもらう。…そろそろ昼休みが終わるな。」

 

「 まだ話が終わっていませんが。」

 

「 では続きは放課後にここで。」

 

「わ…分かりました。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「和樹。どういうことだ?」

 

「なんのことだ?」

 

「惚けるな。何故お前が俺の実力を知っている。」

 

「ということは、和樹の言うとおり実力を隠してるってことね。」

 

達也が俺に対して自分の実力を知っていることに対して聞いてきたがそのやり取りでリーナも達也は実力があることがバレてしまった。

 

「そういうことじゃない。俺は…」

 

「司波さん。達也は風紀委員に入るのは無理だと思う?」

 

「そんなことはありません!お兄様なら必ず活躍できます。」

 

達也は反論しようとするが今度は俺と司波さんに遮られてしまった。

 

「なら何も問題ないな。」

 

「何が問題ないだ。俺の質問に…」

 

「俺は見ただけでそいつの実力がわかるんだよ。特殊な目をもっているのはお前だけじゃないってことだ。」

 

「!?」

 

俺のその言葉を聞き、達也は鋭い目で俺を睨み付けた。いや、司波さんもか…。俺は全く気にしなかったが

 

ところでさっき見た二人のステータスなんだが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ステータス

 

司波達也 15歳 高校一年

 

レベル 42

 

体力 302/302

 

サイオン 495

 

力 100

 

敏捷 162

 

頑強 91

 

器用 192

 

魔法力 50

 

魔法技能 222

 

 

スキル 

 

精霊の目(エレメンタルサイト) 体術(最上級)

 

 

魔法ポイント

 

加速 20

 

加重 20

 

移動 20

 

振動 20

 

収束 20

 

発散 20

 

吸収 20

 

放出 20

 

無 100

 

系統外 50

 

知覚 100

 

 

魔法

 

自己加速術式 自己修復術式 分解 再生 術式解体(グラム・デモリッション) 術式解散(グラム・ディスパーション) 雲霧散消(ミスト・ディスパージョン)

 

戦略級魔法

 

マテリアル・バースト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ステータス

 

司波深雪 15歳 高校一年

 

レベル 30

 

体力 165/165

 

サイオン 323

 

力 50

 

敏捷 83

 

頑強 33

 

器用 101

 

魔法力 139

 

魔法技能 120

 

 

魔法ポイント

 

加速 90

 

加重 70

 

移動 65

 

振動 100

 

収束 70

 

発散 60

 

吸収 50

 

放出 45

 

無 45

 

系統外 90

 

知覚 50

 

 

魔法

 

領域干渉 インフェルノ ニブルヘルム コキュートス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以前見たときと比べて達也は思ったより伸びてないな。あのときは俺より格段にレベルが高かった記憶がある。 おそらく格下ばかり相手にしていたからだろう。 自分と同等もしくはそれ以上の相手以外と戦っても経験値が伸びないことはすでに実証済みだ。

 

おそらく達也は俺と違って乱童のような人外と戦ったことがほとんどないのだろう。 実戦で格下ばかり相手にしてもレベルが上がるのは、おそらく九重八雲のおかげ。 だが、実戦と訓練では経験値がまるで違う。 そのせいで伸び悩んだのだろうな。

 

逆に司波さんはレベルが大分上がっている。 これは達也のおかげだろう。 沖縄に行く前は司波さんは達也とあまりいい関係じゃなかった分、一緒に鍛練をしたことがなかったはずだ。

 

だが、沖縄の件で達也とは良い関係を築くことになり達也の言うことを聞き大分腕をあげたとみた。

 

それでも、リーナより弱い。

 

原作では二人はライバルといわれるくらい力は均衡していたはずだ。リーナは俺に出会ったことで人外と戦う場面が多くなり経験値が増えたのだろう。

 

スターズにいたときより経験が多いって、俺、どんだけトラブルが堪えないんだろう…

 

そんなことを考えながら俺達は各自の教室に戻っていった。

 

 

 

 

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