艦これ Modern Record   作:箕理 田米李

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 中国潜水艦2隻の妨害を突破したQFOP第1艦隊だが、一難去ってまた一難と次の試練がやってきます。中国の妨害により作戦通りとはいかなくなってしまった訳ですが、それでも進んでいく様です。


記録10「激戦の幕開け」

中国海軍空母機動部隊の攻撃により尖閣諸島への奇襲が台無しとなり、島は蜂の巣を突いた様に慌ただしくなった。だが、作戦を中止する訳にはいかない。提督曰く...

 

第1艦隊

装甲空母 大鳳

CDC

提督「臨機応変に行かないとね。潜水艦隊の皆に対地ミサイル攻撃をしてもらうつもりだったけど、それも必要なくなっちゃったな。」

大鳳「対地ミサイル攻撃で敵を混乱させて私達第1艦隊とソロモン海域に展開中の第3艦隊が敵を陽動、誘引している隙にフィリピン海域に待機している第2艦隊が突入して内側から攻撃して逆包囲し殲滅する手筈でしたよね。」

参謀妖精「それも中国さんのせいで修正が必要になってしまいました。」

提督「今頃イムヤ達はため息ついてるか不貞腐れてるかのどっちかだろうね。」

作戦というのは立ててもそれ通りに行くとは限らないというのを改めて思い知る提督達にビーッ❗️ビーッ❗️ビーッ❗️と警報が鳴る。

大鳳「どうしたのッ⁉️」

通信妖精「艦隊左翼の駆逐艦 ネイサン・ジェームズが方位3-5-0にて深海棲艦偵察機を捕捉したと。」

 

第1艦隊 左翼

第1ミサイル巡洋駆逐戦隊

アーレイ,バーク級ミサイル駆逐艦

DDG-151 ネイサン・ジェームズ

CIC

トム・チャンドラー中佐(艦長)「大鳳、こちらネイサン・ジェームズ。」

大鳳(通信)「明瞭に聞こえますチャンドラー艦長。」

チャンドラー「偵察機を発見しました。判断を仰ぎたいと思います。」

第1艦隊左翼を構成する第1ミサイル巡洋駆逐戦隊の一隻である駆逐艦 ネイサン・ジェームズ艦長のトム・チャンドラー中佐が敵偵察機にどう対応するかを提督に判断を仰ぐ為、座乗艦である大鳳に無線を繋ぐ。

 

第1空母戦隊

装甲空母 大鳳

CDC

大鳳「提督❓」

提督「(中国機動部隊の攻撃で敵は既に臨戦体制下だしな。こちらの存在がバレるのも時間の問題...だけど敵に情報を与えるのも得策じゃないしな。)」

提督は間を取って考え、決断する。

提督「よろしい、撃墜してよろしと伝えて。」

大鳳「はい❗️艦長、撃墜許可が下りました。」

チャンドラー(通信)「了解、直ちに撃墜する。」

提督「通信妖精、第3艦隊に打電「渦中ニ入ッタ、前進セヨ。」と。」

通信妖精「はっ❗️」

 

第1ミサイル巡洋駆逐戦隊

ミサイル駆逐艦 ネイサン・ジェームズ

CIC

撃墜許可が下りたのを確認したチャンドラーは受話器を元に戻し戦術行動士官に命じる。

チャンドラー「戦術、対空戦闘用意。ESSM(発展型シースパロー)発射だ❗️」

戦術行動士官(TAO)

カーラ・フォスター大尉「戦術了解❗️キルトラック87452を捕捉。シースパロー1発、発射ッ❗️」

ネイサン・ジェームズの後部ヘリ格納庫上のVLSからシースパローが勢いよく空高く飛んでいき、方向を転換して深海棲艦の偵察機に命中する。

カーラ「命中、目標破壊❗️」

チャンドラー「よくやった大尉。」

CICレーダー手

カール・ニシオカ「艦長ッ❗️レーダーに反応、大編隊です‼️撃墜した偵察機と同方位から敵戦爆連合と思われる機影群を捕捉❗️目標は約80機です‼️」

偵察機を撃墜したのも束の間、深海棲艦の航空機大編隊が艦隊に近づいてくる。それは旗艦である大鳳もCDCのレーダーディスプレイ確認していた。

 

装甲空母 大鳳

CDC

大鳳「提督ッ❗️」

提督「思ったより早かったな。提督より艦隊全艦へ、対空戦闘用意。警報レッド、火器使用に備えッ❗️」

警報が鳴り響き、艦内放送で「戦闘配置❗️」が3度言われると各艦の乗員達は持ち場に駆け込み非常扉を閉める。艦隊は対空戦闘に備え陣形を整えつつあった。




中国海軍機動部隊のせいで当初の作戦計画がおじゃんになってしまいましたが、それでも提督は落ち着いてこの状況を臨機応変に乗り切ろうと前向きです。私も見習いたいですよこういう姿勢にwww.
ドラマ「ザ・ラストシップ」より主人公艦であるネイサン・ジェームズが登場ですね。イージスの本分をすぐ様発揮しましたが、すぐに大編隊が来てしまいました。QFOP 第1艦隊どうなるか⁉️

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