艦これ Modern Record   作:箕理 田米李

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中国海軍は国連海軍(QFOP)のこれ以上の西沙及び南沙諸島進出を阻止すべく新鋭空母を中心とした機動部隊を出撃させる。ASEAN諸国海軍と連携を取りつつ中国を監視していた日本国海上自衛隊の高野 五十六はのこの情報をQFOP第1艦隊に伝える。


記録31「迫る中国海軍新鋭空母機動部隊❗️」

南シナ海 西沙諸島周辺海域

QFOP 第一艦隊 旗艦 装甲空母 大鳳

艦橋

提督「高野閣下からなんだな❓間違いないか❓」

大鳳「えぇ、湛江海軍基地(南海艦隊)から空母機動部隊が出撃したそうよ。」

大鳳はデスク内蔵のディスプレイに入ってきた情報を開き提督と多田部に見せる。

多田部「空母1、ミサイル巡洋艦及び駆逐艦各4隻、ミサイルフリゲート艦4に潜水艦2隻も含めて15隻か、しかも空母と巡洋艦はオセロットが青島基地(北海艦隊)で見てきた新型もいるじゃないですか。」

提督「恐らく湛江海軍基地(南海艦隊)にも同様の秘密地下工廠があるんだろう。」

多田部「ただでさえ国は既に肥満体なのに国民からの搾取という名の甘い蜜でさらにブクブク太って軍備増強という名の別腹にそれを入れる。後には何が垂れ流されるのか連中は分かってるのかね〜❓」

容赦ない皮肉とブラックジョークを用いて多田部は中国の行動に呆れる。

提督「まぁこのままヤッ○ーワンよろしくビッ○リドッ○リメカを吐き出し続けていればいずれそうなるだろう。だが今はこの"黒腹生まれ黒腹育ちの女王"とその側近らをどうするか考えるのが先決だ。」

多田部「ですね。このまま行くとこっちの横っ腹を突かれます。いかがします提督閣下❓」

提督「背後から突かれるのは避けたい。補給は済ませてあるし少し付き合ってやろうじゃないか。向こうも本気ならこちらもその気だと知ってもらおう。」

多田部「了解。」

大鳳「分かったわ。」

 

同海域付近上空

日本国 航空自衛隊 早期警戒管制機 E-767 コールサイン"エリアルーラー(領域の支配者)"

レーダー手「ッ❗️中国空母より光点一つ...二つ...艦載機発艦の模様。」

QFOP第1艦隊が進む西沙諸島付近上空を飛行する航空自衛隊のE-767のレーダー手が中国新鋭空母機動部隊輪形陣のど真ん中に陣取る空母から艦載機の発艦を確認し同機内の管制官に報告する。

 

装甲空母 大鳳

CDC(戦闘指揮センター)

通信妖精「空自のAWACS(早期警戒管制機)から情報あり、中国空母から艦載機隊発艦を確認。」

大鳳「提督❗️」

提督「おいでなすったか...全艦戦闘配置❗️対空戦闘配置だ‼️」

提督の号令の下、QFOP第1艦隊の全艦艇に対空戦闘配置が発令され各艦とその乗員達は一斉に配置に着き始める。

大鳳「レーダー妖精、AWACSからさらに情報は⁉️」

レーダー妖精「来てますよ❗️一個編隊12機、機種は殲20だと。」

殲20こと殲撃20型(J-20)は中国の最新鋭第5世代ステルスジェット戦闘機だ。公開されている情報が少なくその機体自体とステルス性能については謎の多い戦闘機だ。その一個編隊がQFOP第1艦隊へと襲い掛かろうとしている。

大鳳「全艦対空戦闘配置完了よ。」

提督「よろしい。各イージス艦に伝え、向こうが撃つまでこっちからは撃つなとな。」

多田部「イージス艦のミサイル発射担当達は今頃トリガーに指を掛けたまんまだろうな、本当なら撃ち落とした方が早いと思ってるのに。」

提督「そうだな、だが上は中国との戦争は望んでいないだろうから撃墜は許可しないだろう。我慢させるのが申し訳ないよ。」

多田部「大丈夫、皆分かってるはずですよ。ったくこんな世だってのにこんな事気にしなくてはならないとは面倒も良いとこですね。」

提督は航空隊の温存と国際問題と中国との国家間戦争になるのを避ける為、中国機を撃墜せずミサイルのみの迎撃に注力する方向で事を進めている。深海棲艦と戦いながら中国との戦争になるのを回避しつつ迎撃しなければならない面倒な事態を多田部は素直に文句を口にする。それに対し提督は「言いたい事は分かるがやるしかないぞ❓」と顔を向ける。

レーダー妖精「敵編隊が6機ずつに分かれました❗️目標群a(アルファ)は高度10000に目標群b(ブラボー)は海面スレスレの位置にそれぞれつきます❗️」

大鳳「二手に分かれたわね。」

多田部「"サンドイッチ"ですなこれは。」

提督「あぁ、美味しく召し上がる気でいる様だ。」

レーダー妖精「両目標群ミサイル発射❗️距離80000‼️」

軽いサンドイッチジョークの束の間、上空と低空から必殺のYJ-91対艦ミサイルがQFOP第1艦隊に襲いかかる。

 

アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦 DDG-151 ネイサン・ジェームズ

CIC

ニシオカ「※ヴァンパイア❗️ヴァンパイア❗️ヴァンパイア❗️敵ミサイル総数48まっすぐ突っ込んでくる‼️」

(※適性飛行物体を表すアメリカ海軍の用語)

チャンドラー「戦術、迎撃開始だ一基残らず撃ち落とせ❗️」

カーラ「戦術了解❗️目標群aの敵ミサイルに向けSM-2連続発射、トラック1037、1038、1039❗️」

ネイサン・ジェームズに続き同型艦と僚艦であるミサイル駆逐艦 ヘイワード、シャクルトン、ジョン・スマイリー、ミサイル巡洋艦 ブルビネラ、ベロニカが艦隊防空ミサイル"SM-2"を次々と前後甲板のVLSから放出していく。

 

陽炎型駆逐艦 磯風

CIC

磯風「イージス達が上空ならこちらは低空のをやるぞ❗️シースパロー発射‼️」

イージス艦群が上空から接近するミサイル群を相手取る中、海面スレスレを飛行し近づくミサイル群は巡洋艦と駆逐艦の艦娘達と非イージス搭載の駆逐艦らは個艦防空ミサイルであるシースパローで迎え撃つ。迎撃は"完璧"と言って良い程の鮮やかさで敵ミサイル攻撃第一波を退けた。しかし、レーダースクリーンには既に敵の第二波が襲来し始めていた。

 

装甲空母 大鳳

CIC

大鳳「また来るわ❗️数は同じよ❗️」

多田部「物量にモノを言わせる気だな...なんともあの国らしい。」

提督「第三、第四も来るだろうが、この調子なら凌げる。そのまま迎撃を続行だ。」

 

中国新鋭空母機動部隊

山東級航空母艦 CV-17 山東

CDC(戦闘指揮センター)

レーダー手「第一次攻撃隊、帰還します。第二次攻撃隊、攻撃開始まであと15分。」

一方の中国海軍の新鋭機動部隊旗艦 空母"山東"のCDCでは自艦の航空隊の攻撃状況を確認していた。

副長「艦長、敵は迎撃機を上げてきません。どういう事でしょう❓」

空母"山東"艦長 リォウ・チャンロン大校「航空兵力を温存しているのだろう。それか、我々を試しているのか...❓」

空母"山東"の艦長リォウは冷静に分析して副長の問いに答える。その顔に微かに微笑んでる様にも見えたと副長が後に語る事になるのはまた別の話である。

副長「艦長、敵が迎撃機を上げる可能性があります。攻撃隊の兵装転換を進言致します。」

敵迎撃機の心配もあり用心のため攻撃隊に空対空ミサイルを搭載するよう艦長に進言する副長。

リォウ「その迷いが命取りなのだ副長。我が艦隊に"ミッドウェーの愚"を犯させたいのか❓」

攻撃目標の不明確さが生み出した敗北の例として海戦史において有名な「ミッドウェー海戦」を挙げる艦長。

副長「御言葉ですが、やはり心配です。もし本当に迎撃機を上げてきたらいかがしますか❓」

リォウ「その暇(いとま)を私は奴らに与えぬ。副長、これはチャンスなのだ。我が艦隊の動きを世界中が注目している今まさにこの時が...我が祖国中国が"アジアの王"たらんとする器を持つのか否かをな❗️第三次攻撃隊も発艦させよ❗️奴らに反撃の隙を与えるな‼️」

リォウ艦長はここぞというばかりに攻撃隊を矢継ぎ早に前面に押し出す様命じる。

 

装甲空母 大鳳

CDC

レーダー妖精「敵空母、第三次攻撃隊を上げてきました❗️」

大鳳「「攻撃は最大の防御」...数で圧倒する気ね。」

提督「よほど自分達の航空隊を信頼してなきゃここまで押さない。敵の指揮官の強い攻撃意志を感じるな。それと焦りもだ。」

大鳳「焦り❓」

提督「中国海軍には空母機動部隊のノウハウが無い。それにこの戦いを世界が注目しているなら中国にはこれほどの海軍力があるとアピールするには今この場が絶好なんだろう。」

多田部「ちょ〜っとあからさま過ぎな気もするけど、まぁプロパガンダ的なやり方的には有効なんだろうね〜。」

 

QFOP第1艦隊上空

殲20パイロット「上空10000m❗️上空からの一撃だ❗️先頭の奴...これで沈めッ‼️」

上空10000mの空、空母 山東から発艦した攻撃隊の内の一機の殲20が翼下のミサイルをQFOP 第1艦隊先頭艦に向け発射する。

 

装甲空母 大鳳

CDC

レーダー妖精「上空目標群d、対空ミサイルを撃ちました❗️」

多田部「対空ミサイルを艦に撃ったぁ⁉️」

多田部だけじゃなくCDCにいる皆が驚愕した。対艦ミサイルでなく対空ミサイルを撃つ、常識では考えられない事だからだ。

大鳳「チャフ発射❗️続いて回避運動‼️」

上から来る対空ミサイル群に対して大鳳を含むQFOP第1艦隊の空母群はチャフをばら撒きつつ回避運動に入る。しかしそれらを守る護衛の艦艇群は一歩も退かず迎撃する構えを見せる。

 

駆逐艦 浜風

CIC

レーダー妖精「敵ミサイル、高度8000で艦隊両側面より接近中❗️距離20000❗️計42基‼️」

浜風(駆逐艦娘)「面舵30°、シースパローで右舷接近のミサイルを迎撃する❗️攻撃始めッ‼️」

浜風は右舷に舵を切り、船体を斜めに向けて艦尾にあるMk-29 シースパロー八連装発射機を接近するミサイル向け発射する。それでも突破してきたミサイルはCIWS(近接防御火器)で弾幕を張った。しかし、全基撃墜には至らず3基のミサイルの突破を許してしまう。

 

軽空母 隼鷹

CDC

レーダー妖精「敵ミサイル、浜風の防空火力網を突破❗️接近します❗️」

浜風が撃ち漏らしたミサイルは護衛していた飛鷹型航空母艦(軽空母)隼鷹に向かってきている。

隼鷹(軽空母艦娘)「戦術〜SeaRAMでやっちゃって〜❗️」

そう軽空母 隼鷹の艦娘であり艦長の隼鷹が命じ放たれたのはSeaRAM、近接防空ミサイルだ。艦載防空システムの一つであるCIWS(近接防御火器)の一種でそれまでの物とは違い短距離ミサイルに迎撃を行う優れた対空兵装であるが、西側の代表的CIWSである"ファランクス"を完全に取って代わるものではなく現在ではセットで運用されていることが多い。隼鷹その他の軽空母が搭載する物は"ファランクス"の発射機を流用した十一連装モデルだ。敵ミサイルに指向されたSeaRAMはポンッ❗️とミサイルの蓋を弾け飛ばした後、バシュウッ❗️という音を立て発射された。それは見事に敵ミサイルに命中し「撃墜」とCDCのモニターに表示されたのを見て乗員達は「よし❗️」とそれぞれ小さく喜びの声を上げる。

 

駆逐艦 磯風

CIC

レーダー妖精「艦長❗️ミサイルがこちらにッ‼️」

磯風(駆逐艦娘)「なにっ⁉️」

レーダー妖精がミサイル接近の報を伝えたのも束の間、駆逐艦 磯風の船体は強い衝撃と激しい揺れに襲われた。直撃だ。その様子は周囲の艦艇の見張員達も目撃していた。

 

装甲空母 大鳳

CDC

レーダー妖精「駆逐艦 磯風、被弾。直撃のもよう❗️」

大鳳「提督❗️」

提督「心配は後だ❗️今は突っ込んでくるミサイルに集中だ‼️」

そういう提督だが、内心は心配しているに決まっている。だが、敢えてそれを口にも姿勢にも出さずに目の前の事態に集中する。大艦隊の指揮をする以上は常に全体を見ていなければならないのだ。

駆逐艦 磯風は艦橋から煙を上げつつも健在だった。CICで指揮を執る艦娘であり艦長の磯風はヘルメットを被っていたものの、ミサイルの直撃による衝撃で頭をどこかに強く打ちつけたらしく頭部から血を垂らしている。

 

駆逐艦 磯風

CIC

磯風「ぐ...ダメコンチーム。損害の程度を確認。」

ダメコン妖精(無線)「右舷ウィングに被弾、艦首ファランクス1番が沈黙❗️」

磯風「負傷者はどうだ❓」

ダメコン妖精(無線)「これから確認に向かいます。士官室で火災が発生しており人手が少し足りなくて。」

磯風「急げ❗️手空き要員も総動員して鎮火に当たらせろ、敵はまだまだ来るからな❗️(大した事はない、※坊ノ岬の時に比べれば❗️)」

(※昭和20年(1945年)4月7日に行われた戦艦大和率いる水上艦隊による沖縄への海上特攻。駆逐艦 磯風も大和の護衛として参加。)

右舷ウィングにダメコン妖精達が向かうと、そこはミサイルの直撃で構造が歪み張り付くように倒れている見張妖精達の姿が複数あった。

ダメコン妖精「右舷ウィングに到着。死傷者確認、数は13。」

磯風はダメコン妖精からの報告を聞き息を呑んで少し沈黙した後、「重傷者は後回しにして軽傷者を先に手当てしろ」と命じた。

 

旗艦 装甲空母 大鳳

CDC

大鳳「了解、磯風より報告。死傷者は13名だそうよ。」

提督「13か...磯風は意地張るねたぶん。」

レーダー妖精「敵第四波、攻撃を終了。引き返していきます。」

レーダー妖精が敵攻撃隊の離脱を報告すると提督は無線機を取り出し磯風に連絡を取る。

提督「全艦へ、こちら旗艦 大鳳座乗の提督。磯風は後方に下がり浜風と交代、応急処置を実施されたし。他はそのまま輪形陣を保て。」

「後方に下がれ」との提督からの指令を聞くや否や、磯風は無線機を取って提督に連絡をつける。

 

駆逐艦 磯風

CIC

磯風「司令ッ❗️喰らったのは"軽い"対空ミサイルだ❗️この程度の傷はどうという事はないッ‼️戦闘に支障はないのだ❗️前衛の任務は私が適任だと進言する‼️」

磯風は乗員に死傷者が出たにも関わらず悲しい顔と気持ちを見せずむしろ「まだまだ戦える❗️」と提督に強く進言する。

 

装甲空母 大鳳

CDC

提督「その心意気さすがだよ磯風。けどな磯風、我々はもうこれ以上の近接戦闘を許してはならないんだ。先の大戦で共に戦い共に転生してまた戦う事になった戦友として君も分かっているはずだ。後衛に下がり、速やかなる立て直しをお願いする❗️」

過去と現在の戦友である提督からの一言に磯風はしばらく沈黙した後、「転舵取り舵一杯、艦隊後衛につけッ❗️」と部下の妖精に命じ前衛を浜風と交代した。

 

同 ブリーフィングルーム(パイロット待機所)

フェニックス2「対空砲火の音が止みましたね隊長。」

フェニックス1「あぁ、凌いだようだな。」

装甲空母 大鳳のブリーフィングルームには出撃の時を待つ航空隊の妖精達がいた。耳に響く対空砲火の轟音を聞きながら待機していた彼等がやっとその鼓膜と心臓に悪い耳の感触を感じなくなったのを認識する。

フェニックス3「隊長、俺らこのままお座りしたまま出番なしすか❓」

フェニックス1「俺達の提督に限って航空隊の面目を丸潰れさせる様な事ないと思うぞフェニックス3。だが、もしそうなった時はこっちから艦橋にカチコミかけるさ。」

このまま出撃の機会なく艦隊の損害が増す。最悪には乗艦である大鳳が戦闘不能になるんじゃないかも知れないのに出番がない事を不安に思い隊長に質問するフェニックス3だったが、提督への信頼を口にしつつも「いざとなったら直談判も辞さない」と言い部下を安心させるフェニックス1であった。

 

戻って艦橋及びCDC

大鳳「なんとか凌いだだわね。」

提督「あぁ、被弾したのは今のところ磯風だけだが次来たらまた増えるな。」

多田部「ではどうします❓攻撃隊は出せないですよ。許可は上からは出てませんから。」

QFOPは国連の直属であるが、深海棲艦に対する為の多国籍艦隊であって人類国家との戦う為の艦隊ではない。故にこの場合QFOP所属艦が1隻でも中国艦隊艦船を攻撃し損害または撃沈してしまえば国際問題となり深海棲艦と中国の両方を相手取らないといけなくなる最悪のシナリオとなってしまうのだ。

提督「(多田部の言う通り、このまま耐え続ける事もできるがそれでは他の艦隊との歩調が狂うし何より深海棲艦に態勢を立て直す機会を与える事にもなる。どうする❓何か突破口はないか...⁉️)」

そう口をつぐんで考えを巡らせてる時だった。通信妖精が「通信、戦闘空母 ヒマラヤからです。"ヒマラヤ"自身が提督と話したいと。」と言ってきた。「繋いで」と提督が言うと提督達の正面のディスプレイの一つに擬似艦娘"ヒマラヤ"が映し出される。

ヒマラヤ「お父さ...提督。」

提督「どうしたラヤ❓急に君から連絡を入れるなんて珍しいね。」

ヒマラヤ「お伝えしたい事がありまして。」

提督「伝えたいこと❓」

ヒマラヤ「あの艦隊には...人の意思が通っていません。」




始まりましたQFOP第1艦隊vs中国海軍新鋭空母機動部隊(南海艦隊所属)。戦闘シーンや会話は「空母いぶき」第10巻をベースにしています。
QFOPは国連海軍直属の独立部隊故に割と自由な作戦行動が容認されていますが、さすが独断で他国と戦争状態に入る様な行動はできないので敢えて防戦に徹するしかありません。お陰で磯風は小破とはいえ被弾してしまいました。この話で提督の過去について少し語られましたね。「同じ死地を共にした仲間の言う事くらい聞いてくれ」と提督に言われたら士気旺盛で勇猛果敢な磯風も従わざるを得ないようです。
最後にヒマラヤが妙な事を言いましたね。「意思が通ってない」とはどういう意味なのか❓続きをお楽しみに。

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