トライデント作戦開始の数日前...
中国
青島軍港近郊の町
軍港を見渡せる廃ビル
1人の男が廃ビルから中国海軍人民解放海軍北海艦隊司令部のある青島軍港を見渡していた。
オセロット「アディ、町の人間達から何か聞けたか❓」
彼はオセロット(暗号名"山猫")、元CIAのエージェントでロシア人。その前はロシアで※スペツナズ(※ロシアの特殊任務部隊の事、一口にスペツナズと言ってもGRU(ロシア連邦軍参謀本部情報総局)や連邦保安庁、内務省、対外情報局などにもそれぞれのスペツナズが存在する。)に所属していたこともある実力者だ。兵士の尋問や拷問に対するプロフェッショナルでもある。
今現在、部下3人を引き連れ青島で情報収集に当たっている。
青島軍港 近郊の町
繁華街
アディータ・ジマー・サルダート「街の人達と話によれば近頃軍港が慌ただしくなってるみたい。"西太后"の姿を皆見てるそうだよ。」
ドゥーヴァ・ジマー・サルダート「"お付き"の姿も確認されてるそうだよ。」
トリィー・ジマー・サルダート「アチェーツ(ロシア語で"父親"彼女達の場合は提督の事を指している)が中国海軍が動くならここ青島だと踏んでるからね。」
続け様にオセロットに報告するこの暁型駆逐艦娘の次女 響にそっくりなこの3人はオセロットの部下であるジマー・サルダート三姉妹だ。艦娘の身体能力の高さに目をつけたロシアの科学者達(旧ソ連寄り)が「ジマー・サルダート(英語訳:Winter Soldier)計画」て生み出した駆逐艦娘 響のクローン艦娘である。クローンといっても完全なコピーではなく、元となった響が小学校高学年生の容姿をしているがジマー・サルダート三姉妹は高校生くらいの姿で遺伝子調整され生み出されている。左腕はソ連を表す赤い星がペイントされた機械義手にされ艦娘譲りの高い身体能力による格闘戦と豊富な銃火器を使いこなすまさに"冬の戦士"だ。しかし彼女達を研究していた施設は国連軍により制圧され彼女達が旧ソ連派に利用される事はなく冷凍保存されたままに終わった。制圧部隊に参加した後のQFOP提督が彼女達を引き取り自分の娘として育てる事を決め今に至る。
オセロット「中国海軍はこの4年間よく戦った方だ。だがそれでも深海の数的優勢は崩せず敗北を続け、今じゃまともな艦隊戦力が残ってるのはここ青島の北海艦隊だけになってしまったわけだ。
さて、おしゃべりはこれまでにしよう。作戦開始まであと数日だ、最後までしっかりな。」
アディータ、ドゥーヴァ、トリィー(通信)「ダー。」
トライデント作戦開始前夜
先と同じ廃ビル
作戦開始前夜、オセロットは廃ビルにて夜食のカップラーメンを食しながら双眼鏡で青島軍港を監視していた。その後ろで連日の聞き取り調査での疲れかアディータ達3人はすやすやと寝息を立てている。人造兵士として生み出された彼女達だが、その寝顔は年相応の少女そのものだ。
オセロット「(こいつらを引き取るって提督が言った時にはどうなる事かと心配してたが、寝顔は可愛いらしいな。)」
当時の事を振り返るも彼女達の寝顔を見て提督の判断は正しかったと思いほくそ笑むオセロットは視線を双眼鏡に戻すと...。
オセロット「ッ❗️おい❗️3人とも起きろッ❗️」
オセロットが声を上げて3人を起こす。アディータ達を目を擦って眠気を払い、オセロットに手渡された携帯双眼鏡で軍港を見る。
アディータ「遂に動いたな同志。」
ドゥーヴァ「やっと動いたね同志。」
トリィー「張った甲斐があったけどやっとだよ同志。」
仲の良い掛け合いをする三姉妹。
オセロット「あぁ、我らが大提督にご報告だな。」
そう答えるとオセロットは再び双眼鏡で出航する中国機動部隊を睨んだ。
「メタルギア・ソリッド」シリーズからオセロットの登場です。ここでのオセロットの容姿は「ファントム・ペイン」時のをイメージして貰えればOKです。アディータ、ドゥーヴァ、トリィーの3人のクローン艦娘の元ネタはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品の「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」のウィンター・ソルジャー(バッキー・バーンズ)です。艦娘が人間よりも身体能力が高い、それと艦娘のクローンというのは他の二次創作媒体でもよくあるので私もそれに倣ってという感じです。彼女達は艦娘としてというよりかはこの様な潜入工作等の任務を専門としています。元ネタのウィンター・ソルジャーもしくはブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフ並みの活躍をしてくれる事でしょう。