QFOP 第81独立機動艦隊
第1艦隊 第1空母戦隊
旗艦 装甲空母 大鳳
CDC
大鳳「了解よ。提督、全艦艇の対潜戦闘の用意が整ったわ。」
受話器を置いて提督に戦闘配置完了を知らせる大鳳。
提督「よろしい、さぁ〜てとこの後どおっすかだよな〜。」
参謀妖精「提督、敵は発射管に魚雷を装填したんですよ❓そんな呑気に構えてては...。」
提督「呑気なフリだけさ、もちろん敵が仁王立ちしてようと引き下がる訳にはいかんさ。」
通信妖精「提督ッ❗️空自のAWACS(早期警戒管制機)より入電、中国空母機動部隊から尖閣諸島へ艦載機発艦を確認。」
提督「なるほど、こちらが潜水艦にかまけてる間に尖閣を頂こうって寸法か〜。」
シンプルな陽動作戦だが、シンプルだからこそ効果的だ。
参謀妖精「ますます急ぐべきです。」
提督「同感だ。大鳳、ヒマラヤに繋いでくれる❓」
同艦隊
第1戦闘空母打撃群
旗艦 戦闘空母 ヒマラヤ
CIC
滝澤「はい、先程カムチャッカが敵潜が魚雷発射態勢に入ったと報告を。」
提督(通信)「シーホーク3機を爆雷と短魚雷を搭載して発艦、中国潜の頭上をホバリングで待機するようにしてくれ。それと...」
ヒマラヤの飛行甲板では3機のSH-60Kの両翼に爆雷と短魚雷が搭載され発艦する。
ヒマラヤ「シーホーク3機、予定通り発艦。ポイント到達まで後7分。」
滝澤「了解。通信士、モーニング・グローリーへ繋いで今から言う事をアクティブソナーでモールスするよう言いなさい。」
滝澤からの指示を受けた駆逐艦 モーニング・グローリーは艦首のバウ・ソナーでアクティブ・ソナーを打つ。コーンッ、コーンッと海中にソナー音が響き渡る。
海中
中国海軍 "遼寧機動部隊"
元級攻撃型潜水艦
遠征102
発令所
ソナー員「ッ❗️艦長、敵艦からアクティブ・ソナーが❗️」
副長「艦長ッ❗️」
艦長「落ち着け副長、よく聞けこれはモールスだ。」
攻撃型潜水艦 遠征102号艦長は狼狽る事なく冷静にソナーがモールスを打っている事に気付く。
艦長「ソナー、なんと言ってきている❓」
ソナー員「はっ❗️「貴艦ノ頭上ニ対潜ヘリ3機ガ待機シテイル。攻撃ヲ敢行スレバ爆雷ノ雨ヲ降ラセル。」」
副長「脅しです艦長ッ❗️日本人にそんな事ができるはずありませんッ‼️」
艦長「いや副長、向こうは海自じゃないぞ。」
副長「まさかあの...⁉️」
艦長「そうだ、噂に聞く国連が編成した艦娘多国籍艦隊だ。」
ソナー員「続きます。「貴艦ノ真ノ敵は我々カ❓」です。」
その文面に対し艦長は口をつぐんで額に汗を垂らす。
第1戦闘空母打撃群
旗艦 戦闘空母 ヒマラヤ
CIC
倉田「伝わったでしょうか❓」
ヒマラヤ「確率は低いと見えます。」
滝澤「提督を信じると同時に敵も信じなさい。」
倉田「敵もでありますか❓」
滝澤「相手も同じ中国人という名の人間よ、中国だって共同戦線を張ってないとはいえ他国と戦争がしたい訳じゃないわ。提督はそれを分かっててあの様な文を打ったのよ。」
中国が軍拡を進め領海問題を度々引き起こしても戦争にならなかったのはそういう事だと滝澤は2人に言う。
ヒマラヤ「お父様とミユの考えは分かりましたが、私にはやはりまだ人の心は理解できません。」
AIであり擬似艦娘"第1号であるヒマラヤは他の娘と比べ思考が機械的な部分がある為、まだ「人の心」という部分の理解が追いついけない事に落ち込む姿に滝澤は言う。
滝澤「そのうち分かるようになるわラヤ、そのうちにね...とにかく向こうが撃ってくるまで撃っちゃダメよ。」
倉田、ヒマラヤ「はっ❗️(了解しました)」
第1戦闘空母打撃群を含む第1艦隊は中国潜水艦二隻の頭上を通り過ぎた。その数分後には二隻の反応は消失した。
なんとか敵潜を撃たずに退ける事ができましたね。話としては空母いぶきのオマージュです。中国潜水艦もいぶきに登場する遠征102号です。
なんとか撃たずに済み前進できたQFOP 第1艦隊ですが、さらなる試練が待っていることでしょう。