ラブライブ!イーリスステージ!   作:コーギー

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I SUN SKY

宮下愛の日々は充実している

友達に恵まれ毎日楽しいの新記録更新中

最近はりなりーと一緒に猫のはんぺんを可愛がるのが日課

だけどそんな毎日でも何か足りない気がする

例えば風呂桶に十分な湯が入っているとしても溢れるほど入っていない、程よい量が入っている

そんな感じで充分足りているけどあと少しが足りない

そのあと少しをアタシは探していたのかもしれない

 

 

 

 

 

つまらない授業がまるでRPGの眠りのバッドステータスを与える敵キャラの如き行動をする先生をすり抜け昼休憩の時間、氷室はいつもの場所で睡眠を貪っている

 

「うふふ、可愛いね」

 

「ニャー」

 

その横でポムが猫と遊んでいた、浮気?

 

「白くてふわふわでなんだがシロ君みたいだね」

 

そう言ってポムは猫をまるで聖母のような微笑みで猫を撫でていた、結婚したら白い猫を飼おうか

 

 

「シロせんぱぁい!可愛いかすみんですよ!」

 

タヌキじゃなくてす~ちゃんが現れた

 

「えっとシロ君、この子は?」

 

「この子はす~ちゃん、スクールアイドル同好会にいた子だからす~ちゃん」

 

「かすみの”す”じゃなかったんですか!?」

 

「えっとそのす~ちゃんはどういう?」

 

話の内容が読めずにおろおろするポムに昨日の事を説明した

 

「スクールアイドル同好会ってあの優木せつ菜さんのいるあの」

 

「どうやら、もういないみたいだ」

 

「所で歩夢さんとシロ先輩ってどういう関係なんですか?」

 

「氷室とポムは幼き頃からの縁のある二人とも言えよう」

 

「つまり幼馴染!?」

 

なぜかす~ちゃんは凄く驚いていた

 

「お二人はそんな長いお付き合い何ですね…」

 

「ポムは氷室にとって血や戸籍を超えた繋がりを持つ者だ」

 

「…だったらかすみんだって…チャンスはありますよね」

 

す~ちゃんは俯きながらそのようなことを言った、氷室はす~ちゃんの頭を撫でた

 

「そなたは可愛い、凄く」

 

「えへへ」

 

す~ちゃんの笑顔は陽の輝きに似ている、だがその輝きは氷室を暖かく癒してくれる

 

「凄いね、シロ君は」

 

「ポム?どうかしたのか」

 

その光景を見ていたポムは優しい声でそういった

 

「昨日会ったばかりの後輩ちゃんにこんなに頼りにされるなんて凄いよ」

 

「氷室はあの時自分のやりたかったことをなしただけだ」

 

「やりたかったこと?」

 

「自分の作った音楽に命を与えたい、その為にはスクールアイドルが必要なのだ」

 

「そうか、それがシロ君のやりたいことなんだね」

 

ポムがまるで自分の事のように嬉しく笑うと氷室も嬉しい、氷室はそのままいつも通り眠りに入った

 

「でも無茶はしないでね、シロ君」

 

ポムは優しく氷室の髪を撫でる、猫を撫でるように聖母のような微笑みで

 

 

一方音楽科教室の中

 

「なんか人数増えているんですけどぉ!!たわし持ってこういいい!!」

 

クラスメイトにたわしぶつけられた

 

 

 

 

放課後いつもはポムが氷室を迎えに来るが今日は普通科の授業が長引いているようで氷室が迎えに来た

だが眠気が限界で廊下で立ったまま寝ていた

 

「良いじゃん、俺と遊ぼうぜ」

 

「おい、なにかって言ってんだよ、俺と付き合ってんだぞ」

 

「ちょっと、止めてよ」

 

その時に争う声が聞こえた、内容的に二人の男か一人の女を巡る戦い、もしくは一人の女が二股をかけていた修羅場

どちらでも構わないが氷室の眠りを妨げる者は何人たりとも許さん

 

「おい」

 

「なんだよって!イテテ…!」

 

氷室は騒いでる奴の腕を関節の逆方向に捻った

寝起きで力加減が上手く出来ずに思いっきり捻っている

 

「五月蠅い、消してやろうか」

 

「ギブギブギブ!!」」

 

そいつの腕を放すとそいつともう一人の奴は直ぐにいなくなっていた

女は金色の髪をしておりまるでギャルと言った女、氷室は知っている、こやつは学年一の有名人である、宮下愛

おそらくはこやつの誰にでも優しい性格を勝手に自分に好意があると勘違いした奴がさっきの二人だろ

 

「ありがとう、助けてくれて」

 

「五月蠅いから静かにしただけ」

 

「もしかして昨日の…」

 

金髪の女の子が何か言おうとしていると遮るようにポムがやってきた

 

「あれ?シロ君迎えに来てくれたの」

 

「寝ていたら一瞬だった」

 

「何それ、面白いねシロ君は、今日はどうするの」

 

「寝る」

 

「また?」

 

このまま帰って寝ろうとしているところ金髪の子に話しかけられた

 

「アタシ、宮下愛!貴方は」

 

「氷室四郎」

 

「よろしくね、シロー」

 

 

 

 

 

 

「愛さん、ポテト、落ちたよ」

 

「ありゃ、()()()()()()()落ちちゃった、微妙か」

 

「普段との違いが分からない」

 

あの後、アタシはりなりーと一緒にファストフード店にいた

その時アタシが考えていたことはシローのことだった

さっきの事は周りからいつかそうなるんじゃないかと心配されていたことだった

誰とでも仲良くしているはずなのに自分のものみたいに思われてさっきの事に、でもそんな時にシローはアタシの事を助けてくれた

シローからしたらアタシの事は特に気にしてないみたいだったけどそれが逆に気になっていた

 

「どうしたの愛さん?なにかあったの」

 

そんなアタシをりなりーは心配そうに聞いてきた

 

「アタシって毎日充実しているはずなのに何か足りないって感じなんだよね、あっ!もちろんりなりーと一緒にいるのがつまらないってわけじゃないからね」

 

毎日、情報処理科の刺激的な授業やいろんな部活動の助っ人、休日も友達と遊んだり、満ち足りた毎日のはずなのに何処か足りない

それにさっきシローと会った時に足りないところを足してくれたような気がした

そうりなりーに話していた

 

「愛さんって恋とかしたことある?」

 

「どうしたのりなりー!?そんなこと言って」

 

りなりーが突然そんなことを言い出した、恋ってあのLOVEとかそんな感じかな

 

「愛さんのしたいことってもしかして恋愛なんじゃないかな」

 

「アタシが恋愛したい?」

 

確かにアタシは恋愛はしたことはない、恋愛映画を友達と一緒に見たり、恋愛小説の感想や彼氏の愚痴やのろけを聞いたりすることもあった

だけどアタシが恋をしたいなんて思ったのかな

 

「きっとアタシは誰かと特別なことがしたいんだと思う」

 

「特別なこと?」

 

「その人としか出来ないこと、そうかだからあの時見たあの二人を楽しそうだって思ったんだ」

 

あの時部室棟の一室の中、楽しそうな音楽が聞こえて覗いてみたら、そこには特別な世界があった

カラオケで歌うにとは全然違う、そんな特別なものがあった、そしてそれはシローとなら

 

「ありがとう、りなりー、アタシやりたいことが見つかった」

 

 

 

 

音楽科の教室、誰かが入ってきた、ポムだと思ったら別の人が来ていた、宮下愛だ

 

「一緒に行こうシロー」

 

「う?え?」

 

そう言って氷室の手を引いて走り出した、その様子はとても楽しそうでそれでいて楽しみと言った様子だった

たどり着いたのはスクールアイドル同好会の教室だった

 

「なぜここに」

 

「アタシね、いつも溢れるくらいの楽しいを探していた、充分とかじゃあまだ足りない」

 

そこにおいた楽譜を手に取ってスマホから音楽を流した

 

「特別でいっぱいのこの想いを受け取ってくれるかな」

 

 

I SUN SKY

 

 

ON,Get in TOKIMEKI

OVER THE Thrilling

Looking for fun

believeMyFriend、enery time!

 

充実しているよ、楽しいことばかりの日々

皆の声が聞こえない時がないと思っちゃうくらい

だけどまだ足りないって思っちゃうのは

まだ楽しいの可能性があるってことかもね

 

聞こえたオリジナルソング!なにそれ楽しそうだよね

貴方がいないと始まらない、それって特別なんだよ

 

さぁ行こう!テンアゲで行こうI SUN SKY!

暗い場所でもこの歌で照らしあげるから!太陽みたいに

また会える!笑顔で言おうI SUN SKY!

笑顔になれちゃう、きっと嫌いなことも気にしないくらい

OVER THE Thrilling

 

 

共にいよう!貴方とならI SUN SKY!

楽しみが足りないでも、きっと大好きな貴方となら、あふれ出す

貴方を愛している!これはシャレじゃない!ありのままなんだ

特別があふれ出すんだよ!WEARE SUN SKY!

YOUARE SUN SKY!

 

 

 

「貴方が特別なんだよ、アタシのことをこんなにも熱くさせて」

 

愛の歌は楽しいが溢れたように汗やダンスで乱れた髪すらキラキラと輝いていた

その表情もまるで光を放つ太陽のようだった

氷室は煩わしい太陽が嫌いだ、だけどそなたのような太陽ならこの昼間も悪くないかもしれない

 

「アタシ、シローの事を愛しているよ」

 

そう言って愛は氷室に近づきそしてそのまま

 

「愛さんだけになって言わない、この気持ちはシャレじゃないから」

 

頬にくちづけをした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっと日本に帰ってこれた、うん!空気が美味しい」

 




次回予告

『Felice・Amore』

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