「さて、神様に連れて来られたのはいいが…」
俺はさくら達を助け出す為、俺を転生させた神様に連絡をして、修行場所を相談したところ、幻想郷に連れて来られた。
「幻想郷…っとなると、東方Projectの世界になるのか」
キャラとかは多少は知ってるが、話とかは全然わからねぇな。ま、なんとかなるだろう。取り敢えずまず俺がするべき事は…
「この森からの脱出だな」
取り敢えずタケコプターで上空に出るか。すると…
「シャンハーイ!」
「ん?」
俺の横にフワフワ浮かんでる女の子の人形がいた。人形…だよな?この大きさ…(上海のモデルはMMDで使われている物を想像して下さい)
「えっと…」
「シャンハーイ!シャンハーイ!!」
すると人形は俺の頭の上に乗ると、左側を指している。
「あっちに向かえばいいのかな?」
「シャンハーイ♪」
俺の言葉に頷く。取り敢えず宛もないし、この人形の言う通り進むか。暫く森の中を進んでいると、何処から声が聞こえてきた。
「上海〜!どこなの〜?」
「シャンハーイ!!」
すると俺の頭の上に乗ってた人形は、声がする方に飛んで行った。俺も後を追い掛ける。
「シャンハーイ!」
「上海!もうどこに行ってたの!」
上海「シャンハーイ!シャンハーイ!」
「えっ?」
「こんな場所に人がいるとは驚きですね」
「貴方は?」
上海「シャンハーイ!」
すると上海と呼ばれる人形が、再び俺の頭の上に乗った。
「この上海?って言うのかな?この子に案内されてここまで来たんですよ」
「そうなの。上海がここまで懐くなんて珍しいわ」
「そうなんですか?おっと、自己紹介が遅れましたね。私は森川大輔といいます」
「宜しく。私はアリス・マーガトロイドよ。アリスでいいわ」
「宜しくお願いしますアリスさん。自分も好きな様に呼んでください」
アリス「じゃあ大輔さんと呼ばさせてもらうわね。それと、彼女は上海人形の上海よ」
上海「シャンハーイ♪」
「よろしくね上海」
アリス「それにしても、大輔さんはなんで森に?」
これ言ってもいいのか?
「いえ、目が覚めたら森にいて、出口を探していたら上海に出会いまして。彼女の案内でここまで来たんですよ」
上海「シャンハーイ!」
いつの間にか、俺に抱っこされてる上海を見ながらそう説明する。
アリス「すると貴方は外来人なのね」
「外来人?」
アリス「外から来た人の事を私達は外来人って呼んでいるの」
なるほど。確か神に聞いたら、この世界は俺の…俺達の世界から切り離されているらしい。だから外来人か…
「そうなんですか」
アリス「取り敢えず、霊夢の所に案内しな…」
ドオオオオオオン!!!!
「「『!!!?』」」
音がした方を見ると、俺は驚いた。何故かここに降魔がいたのだから。
アリス「な、なんなのあれは…」
上海『シャ、シャンハーイ…』
「なんで降魔がここに!?」
アリス「降魔って?」
「ああ。俺の世界で戦っている魔物だ」
アリス「魔物…」
俺達は降魔を見る。
「取り敢えず、話をする前にこいつを倒さないとな」
アリス「そうね。上海!行くわよ!」
上海『シャンハーイ!!』
「いや、一匹だけだ。ここは俺に任せてくれ」
俺はアリスと上海の頭を撫でて前に出る。
「さて降魔。さくら達がいないからと言って、好き勝手できると思うなよ?」
降魔「ギシャアアアアアア!!!」
「悪いがさっさと終わらせてもらうぞ!投影・開始!!」
俺は一本の剣を投影する。
アリス「えっ!?剣が!?貴方も能力を持っているの!?」
「能力と言われれば能力だな。だが、その話は後だ。さて降魔よ…覚悟はいいか?」
俺は剣を降魔に向ける。
「…聴くがよい。晩鐘は汝の名を指し示した。告死の羽ーーーーー首を断つか!『
」
降魔「ギシャアアアアアアアアアア!!!!」
辺りに鐘の音が響き渡り、降魔の首はズリ落ちた。
「……ふぅ」
「『……』」
振り返ると、アリスと上海は驚いた顔で俺を見ていた。
「あ〜…どうかしたか?」
アリス「いえ…貴方とても強いのね」
上海『シャンハーイ…』
「まぁな。こいつらとは幾度となく戦ってきたからな」
アリス「そうなの。それと貴方それが素なのね」
「ああ。初対面なんかにはあの話し方だが、戦闘やバレるとこれに戻るな」
アリス「そうなの。まぁ別に気にしないわ」
「ならこの口調で話させてもらうぞアリス、上海」
アリス「ええ」
上海『シャンハーイ!』
アリス「さて、本当なら霊夢の所に連れていきたいんだけど、もう遅い時間ね」
周りは既に暗くなり始めていた。
「だな」
アリス「仕方ないわ。今から行っても霊夢に文句言われそうだし明日にしましょう。大輔さん、よかったら私の家に来てください」
「いいのか?別に1日くらいならなんとかできるが?」
アリス「大丈夫よ。助けてもらったし、一晩くらい家に泊まっていって。それに…」
上海『シャンハーイ!』
気が付くと上海が俺の裾を引っ張っていた。
アリス「この子も貴方に泊まっていってほしいみたいだしね。上海がここまで感情を出すなんて初めてだわ。余程大輔さんの事が気に入ったのね」
上海『シャンハーイ♪』
上海は俺の肩に座りながらそう言う。ま、気に入られたなら悪い気はしないがな。
「なら今日は世話になるぞ。代わりに飯を作らせてくれ。これでも向こうにいた時は料理屋を経営してたからな」
アリス「ならお願いしようかしら」
そして俺はアリスの案内で彼女の家に向かうのだった。