東方の世界へ   作:シャト6

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第1話

「さて、神様に連れて来られたのはいいが…」

 

俺はさくら達を助け出す為、俺を転生させた神様に連絡をして、修行場所を相談したところ、幻想郷に連れて来られた。

 

「幻想郷…っとなると、東方Projectの世界になるのか」

 

キャラとかは多少は知ってるが、話とかは全然わからねぇな。ま、なんとかなるだろう。取り敢えずまず俺がするべき事は…

 

「この森からの脱出だな」

 

取り敢えずタケコプターで上空に出るか。すると…

 

「シャンハーイ!」

 

「ん?」

 

俺の横にフワフワ浮かんでる女の子の人形がいた。人形…だよな?この大きさ…(上海のモデルはMMDで使われている物を想像して下さい)

 

「えっと…」

 

「シャンハーイ!シャンハーイ!!」

 

すると人形は俺の頭の上に乗ると、左側を指している。

 

「あっちに向かえばいいのかな?」

 

「シャンハーイ♪」

 

俺の言葉に頷く。取り敢えず宛もないし、この人形の言う通り進むか。暫く森の中を進んでいると、何処から声が聞こえてきた。

 

「上海〜!どこなの〜?」

 

「シャンハーイ!!」

 

すると俺の頭の上に乗ってた人形は、声がする方に飛んで行った。俺も後を追い掛ける。

 

「シャンハーイ!」

 

「上海!もうどこに行ってたの!」

 

上海「シャンハーイ!シャンハーイ!」

 

「えっ?」

 

「こんな場所に人がいるとは驚きですね」

 

「貴方は?」

 

上海「シャンハーイ!」

 

すると上海と呼ばれる人形が、再び俺の頭の上に乗った。

 

「この上海?って言うのかな?この子に案内されてここまで来たんですよ」

 

「そうなの。上海がここまで懐くなんて珍しいわ」

 

「そうなんですか?おっと、自己紹介が遅れましたね。私は森川大輔といいます」

 

「宜しく。私はアリス・マーガトロイドよ。アリスでいいわ」

 

「宜しくお願いしますアリスさん。自分も好きな様に呼んでください」

 

アリス「じゃあ大輔さんと呼ばさせてもらうわね。それと、彼女は上海人形の上海よ」

 

上海「シャンハーイ♪」

 

「よろしくね上海」

 

アリス「それにしても、大輔さんはなんで森に?」

 

これ言ってもいいのか?

 

「いえ、目が覚めたら森にいて、出口を探していたら上海に出会いまして。彼女の案内でここまで来たんですよ」

 

上海「シャンハーイ!」

 

いつの間にか、俺に抱っこされてる上海を見ながらそう説明する。

 

アリス「すると貴方は外来人なのね」

 

「外来人?」

 

アリス「外から来た人の事を私達は外来人って呼んでいるの」

 

なるほど。確か神に聞いたら、この世界は俺の…俺達の世界から切り離されているらしい。だから外来人か…

 

「そうなんですか」

 

アリス「取り敢えず、霊夢の所に案内しな…」

 

 

 

 

 

ドオオオオオオン!!!!

 

 

 

 

 

 

「「『!!!?』」」

 

音がした方を見ると、俺は驚いた。何故かここに降魔がいたのだから。

 

アリス「な、なんなのあれは…」

 

上海『シャ、シャンハーイ…』

 

「なんで降魔がここに!?」

 

アリス「降魔って?」

 

「ああ。俺の世界で戦っている魔物だ」

 

アリス「魔物…」

 

俺達は降魔を見る。

 

「取り敢えず、話をする前にこいつを倒さないとな」

 

アリス「そうね。上海!行くわよ!」

 

上海『シャンハーイ!!』

 

「いや、一匹だけだ。ここは俺に任せてくれ」

 

俺はアリスと上海の頭を撫でて前に出る。

 

「さて降魔。さくら達がいないからと言って、好き勝手できると思うなよ?」

 

降魔「ギシャアアアアアア!!!」

 

「悪いがさっさと終わらせてもらうぞ!投影・開始!!」

 

俺は一本の剣を投影する。

 

アリス「えっ!?剣が!?貴方も能力を持っているの!?」

 

「能力と言われれば能力だな。だが、その話は後だ。さて降魔よ…覚悟はいいか?」

 

俺は剣を降魔に向ける。

 

「…聴くがよい。晩鐘は汝の名を指し示した。告死の羽ーーーーー首を断つか!死告天使(アズライール)』…!!

 

降魔「ギシャアアアアアアアアアア!!!!」

 

辺りに鐘の音が響き渡り、降魔の首はズリ落ちた。

 

「……ふぅ」

 

「『……』」

 

振り返ると、アリスと上海は驚いた顔で俺を見ていた。

 

「あ〜…どうかしたか?」

 

アリス「いえ…貴方とても強いのね」

 

上海『シャンハーイ…』

 

「まぁな。こいつらとは幾度となく戦ってきたからな」

 

アリス「そうなの。それと貴方それが素なのね」

 

「ああ。初対面なんかにはあの話し方だが、戦闘やバレるとこれに戻るな」

 

アリス「そうなの。まぁ別に気にしないわ」

 

「ならこの口調で話させてもらうぞアリス、上海」

 

アリス「ええ」

 

上海『シャンハーイ!』

 

アリス「さて、本当なら霊夢の所に連れていきたいんだけど、もう遅い時間ね」

 

周りは既に暗くなり始めていた。

 

「だな」

 

アリス「仕方ないわ。今から行っても霊夢に文句言われそうだし明日にしましょう。大輔さん、よかったら私の家に来てください」

 

「いいのか?別に1日くらいならなんとかできるが?」

 

アリス「大丈夫よ。助けてもらったし、一晩くらい家に泊まっていって。それに…」

 

上海『シャンハーイ!』

 

気が付くと上海が俺の裾を引っ張っていた。

 

アリス「この子も貴方に泊まっていってほしいみたいだしね。上海がここまで感情を出すなんて初めてだわ。余程大輔さんの事が気に入ったのね」

 

上海『シャンハーイ♪』

 

上海は俺の肩に座りながらそう言う。ま、気に入られたなら悪い気はしないがな。

 

「なら今日は世話になるぞ。代わりに飯を作らせてくれ。これでも向こうにいた時は料理屋を経営してたからな」

 

アリス「ならお願いしようかしら」

 

そして俺はアリスの案内で彼女の家に向かうのだった。

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