東方の世界へ   作:シャト6

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第4話

紫「あなた…一体何者?」

 

まぁ予想通りな答えなことで。けど、普通は思うよな。傍から見たらただの人が、神に…それも創造神と知り合いって時点でな。

 

「すみませんがお答えできません」

 

紫「そう…」

 

そう言うと紫は、背後に先程の空間を出し攻撃してきた。

 

「!?」

 

俺は素早く避け外に出る。

 

霊夢「ちょっと紫!あんたいきなり何してんのよ!!」

 

魔理沙「そうだぜ!いきなり攻撃っておかしいだろ!!」

 

紫「黙りなさい!」

 

突然の怒鳴り声に、霊夢達は驚いた。

 

紫「彼は、幻想郷の秩序を乱す可能性がある限り、私は幻想郷を守護する義務があるのよ」

 

藍「紫様…」

 

なるほどね。この今の時代の背景などを考えると、俺のいる太正より前。多分江戸時代が一番当てはまるだろう。それに俺は神様…創造神のおかげでさくら達がいる太正の世界に転生した。だから、あの時代よりも更に先の技術や知識もある。それがこいつ、紫にとっては都合が悪いって事か。けど、別にお前らに敵対する気もなかったんだがなぁ。まぁ仕方ない。相手もやる気だし…

 

「そっちが先に手ぇ出したんだ。殺られる覚悟があるって事だよな?」

 

 

 

ギン!!

 

 

 

『!?』

 

俺は覇王色の覇気で、紫達全員を睨む。…ふむ、流石にアリスや上海達は気絶したか。霊夢と魔理沙、藍は気絶はしてないまでも、膝をついてる。紫は…

 

紫「な、なんなのよこれ…」

 

立ってるだけって感じだな。

 

「俺は別にお前と戦うつもりはなかったんだがな。けど、そっちから手を出してきたんだ。それなりの覚悟はあるって事だよな?」

 

紫「クッ…バカにして!」

 

紫は俺の上空に空間を開ける。

 

紫「くらいなさい!廃線『ぶらり途中下車の旅』!!」

 

すると俺の足元にいつの間にかレールが引かれ、目の前から電車が突っ込んできた。

 

「マズイ!」

 

俺はそのまま下敷きになる。

 

紫「……」

 

藍「紫様…やったのですか?」

 

紫「分からないわ」

 

「ほう…油断していないとは流石ですね」

 

『!?』

 

「やれやれ。先程の反動で眼鏡が壊れてしまいましたね」

 

俺は紫が出した廃車になった電車や船が溶けていく。あ〜、久々にこの力を解放したな。またタイミングも良く、昼ではないがそこそこ太陽は高い位置にある。

 

紫「な、何が起きてるの!?」

 

藍「紫様が出した物が…溶けている…」

 

「私があの程度で殺られるとでも?実におこがましい!」

 

俺は溶けた場所から脱出し、紫達の前に出る。一応距離は取っている。

 

霊夢「ねぇ…さっきから暑くない?」

 

魔理沙「そう言われれば…」

 

「霊夢、魔理沙。アリス、上海、蓬莱を連れて、今すぐここから離れる事をオススメします」

 

紫「あら?何故かしら?」

 

「それはですね…」

 

太陽がどんどん高くなっていく。すると当然俺の力も上がっていく。

 

「私が強い故に、彼女達を巻き込まない配慮です」

 

紫「あら…随分と言ってくれるわね」

 

「当然です。我が意志に応えよ…神斧リッタ!

 

この力を使う時に使う神器【神斧リッタ】を投影する。

 

「「!!?」」

 

神斧リッタを持った瞬間、紫と藍の奴の顔が変わる。

 

紫「なんなのあの斧は!?」

 

霊夢「片手で持つ斧なんて聞いたことも見たこともないわ!」

 

「神斧リッタ。太陽に愛でられし、乙女の名を冠した戦斧。暗闇に轟き生きる妖怪如きが名を言っていい物ではない」

 

藍「神斧…リッタ…」

 

紫「あなた…本当に人間なの……」

 

「ええ…人間です。ただし、全ての種族の頂点に立つ者でもある」

 

紫「全ての種族の頂点…ね。随分と傲慢な事を言うわね」

 

「当然です。それが私…〈傲慢の罪(ライオン・シン)〉森川大輔様だ」

 

紫「傲慢にも程があるわね」

 

「事実ですから」

 

俺はそう言うと、指先に力を集める。

 

霊夢「な、なんなのよあれ!?」

 

魔理沙「わ、私が知るかよ!!」

 

無慈悲な太陽(クルーエル・サン)!」

 

紫「クッ!」

 

俺は少し加減をした無慈悲な太陽を放つ。当然だが、博霊神社は跡形もなく消える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「ああああ…じ、神社が…」

 

魔理沙「うわ〜えげつないな」

 

アリス「う…うぅ〜ん」

 

魔理沙「おっ!アリス達が目を覚ましたぞ」

 

アリス「あれ?私は一体…って何よこれ!?」

 

魔理沙「あぁ。博霊神社がこうなった理由はあれだ」

 

私は魔理沙が指差す方を見ると、大輔さんと紫と藍が戦っていた。

 

アリス「…恐ろしい力ね」

 

魔理沙「全くだ」

 

霊夢「神社があああああああ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫「厄介ね…」

 

藍「はい、紫様」

 

紫「藍、あの力を抑え込むわよ。一時的にあの力を封印してみるわ」

 

藍「分かりました」

 

ふむ…どうやら俺のこの力を封印するみたいだな。無駄な事を…

 

紫「……」

 

まぁ、どんな感じで封印するか見てみるか。俺はわざと隙きを見せる。

 

紫「!今よ藍!!」

 

藍「はい!!」

 

すると藍は、俺に向けて術をかける。

 

紫「よし…これで…」

 

「がああああああああ!!!!」

 

紫「ら、藍!?」

 

術をかけた藍が突然苦しみ出す。

 

紫「藍!藍!!しっかりして!!」

 

「やはりこうなったか」

 

紫「あなた…藍に何をしたのよ!!」

 

何をって…俺何もしてないんだけど?

 

「俺は何もしていない。恐らくだが、俺の力を術で抑えつけているからだろうな」

 

紫「どういうことよ」

 

「お前が封じた力の一部〈太陽〉(サンシャイン)。太陽と同じ力だ。普通の人間…ましてや妖怪に扱える筈がない」

 

紫「妖怪って…藍は妖怪の中でもトップクラスの実力なのよ!」

 

「だが現に苦しんでるじゃねぇか。早く封印を解いた方がいい。でないと太陽の力でこの狐は燃えるぞ…」

 

『!?』

 

俺の言葉に苦しんでいる藍以外が驚きの顔をする。

 

紫「藍!すぐに封印を解きなさい!」

 

すると太陽の力が俺に戻ってきた。そして俺は新しい眼鏡をかける。

 

藍「さて…」

 

俺は藍に近づく。

 

紫「な、何よ」

 

藍「どけ。火傷が酷すぎる。治療する」

 

紫「触らないで!今から永遠亭に連れて行けば…」

 

「間に合うか!どけ!!」

 

俺は紫を弾き飛ばし藍の容態を確認する。

 

「…流石は九尾の狐だ。あれを喰らってもこの程度で済んでんだからな。なら」

 

俺は急いで藍の服を脱がせる。

 

紫「ちょっ!?何してるのよ!!」

 

「黙ってろ!」

 

俺はドクターアロエを藍に巻く。

 

紫「なんなのそれ」

 

「これはドクターアロエっていってな。外傷は勿論だが、火傷や凍傷等の壊死した細胞組織も治療する包帯だ。因みに1メートル辺り数十万円するけどな」

 

霊夢「す、数十万円…」

 

そう言うと霊夢は倒れた。

 

魔理沙「あちゃ〜。あまりの値段に霊夢の奴気絶したぞ」

 

アリス「そういう魔理沙も足が震えてるわよ」

 

魔理沙「ま、まぁな」

 

金額聞きゃそうなるか。

 

「さて…それでこいつの治療費だが…」

 

紫「……」

 

「普通の包帯ならいいが、これは希少でな。安くはしとくがな」

 

紫「…分かったわ」

 

「なら治療費だが…すぐには思いつかんから、思いついた時に言う。拒否権はないぞ?」

 

紫「分かってるわよ。…藍を助けてくれてありがとう」

 

「気にするな。数日は安静にしておけよ」

 

紫「ええ、分かったわ」

 

そして紫は、藍を連れて帰っていった。

 

「ふぅ…どうにかな「だ〜い〜す〜け〜さ〜ん〜!!」!?」

 

俺は振り返ると、霊夢が鬼の形相で睨んでいた。

 

「ど、どうした…」

 

霊夢「どうしたじゃないわよ!あなたの攻撃で神社が無くなったじゃないのよ!!」

 

「ま、待て!ちゃんと神社を直すから!」

 

霊夢「その間はどうするのよ!」

 

「いや…だから…」

 

胸ぐらを掴んで前後に揺するな!

 

「だから…落ち着け!」

 

俺は霊夢から離れる。

 

「一瞬で直るから安心しろ」

 

アリス「けど大輔さん。流石にそれは無理なんじゃ…」

 

いや、そうでもないんだよな。

 

「復元光線〜♪」

 

「「「復元光線?」」」

 

上海『シャンハーイ?』

 

蓬莱『ホウラーイ?』

 

「この光線を壊れた神社に当てると…」

 

復元光線を当てた神社は、あっという間に壊れる前に戻ったのだった。

 

「この通り」

 

『…………』

 

ま、当然だよなその顔…

 

霊夢「ホント大輔さんって何者なのよ」

 

「一応ただの人さ」

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