霊夢「それで、これから大輔さんはどうするのよ?暫くこっちにいるなら、住む場所とか必要でしょ?」
「確かにそうだな」
ん〜…どうするか。土地とかがあれば、俺の技術や秘密道具なんかで家はできるんだが…
「この辺に手頃な土地とかないか?」
魔理沙「土地?」
「ああ。流石にこのままアリスの家に世話になる訳にはいかないしな」
アリス「あら?別に私は気にしないわよ?上海達もそうでしょ」
上海『シャンハーイ♪』
蓬莱『ホウラーイ♪』
アリス「ほら、この娘達も嬉しそうだし」
上海も蓬莱も嬉しそうに返事をする。しかし、やはりさくら達の事もあるしな。
「気持ちはありがたいが、やはりな」
アリス「そう。なら仕方ないわね」
上海『シャンハーイ…』
蓬莱『ホウラーイ…』
アリスは顔に出してないが、上海と蓬莱は見て分かる通り落ち込んでる。
「なに、別に一生会えない訳じゃないんだ。会おうと思えば会える」
そう…さくら達と違ってな。
(あいつ等…元気のしてんのかな)
俺は向こうにいるさくら達の事を思い出すのだった。んで、俺は結局博霊神社と人里の間位の土地を紫と霊夢に紹介された。
(ま、家は後で建てりゃいいだろ)
その日は博霊神社に泊まった。因みに魔理沙やアリス、上海に蓬莱も泊まったのはお約束だ。翌日、俺達は人里に向かっている。霊夢達に色々店を教えてもらう為だ。
「へ〜、ここが人里かぁ」
霊夢「そうよ。必要な物は、皆大体ここで買ってるわね」
魔理沙「まぁ、これから頻繁に来ると思うしな」
アリス「後、案内できる場所といえば、
「香霖堂?」
魔理沙「人里の物はもちろん、冥界や妖怪、魔法の道具、それに外から来る道具も扱ってるんだぜ?」
「へ〜」
外からの道具ね。もしかしたら俺の知ってるのもありそうだな。
霊夢「香霖堂は今度案内するわ。アリスが」
いや、そこはお前じゃないのかよ!
アリス「霊夢は香霖堂の店主にツケ。魔理沙は、よく物を盗っていくから行けないのよね」
霊夢「グッ…今度依頼が来たら返すわよ…多分」
コイツ、物凄い小さな声で多分って言ったぞ。返す気ないな…
魔理沙「アハハ〜…わかってるんだけどな」
2人とも何やってんだか…
霊夢「そ、そう言えば紫が言ってたけど、今日家で宴会やるから」
魔理沙「おっ!宴会か!」
アリス「随分と急ね」
確かに。ま、話をそらしたかったってのもあるだろうがな。
霊夢「既に紫が幻想郷の連中に伝えてるわ。文の力も使ってね」
文?
アリス「そういう事なら、私達もここで食材買って帰りましょう」
魔理沙「だな」
俺達は食材や酒などを買って、博霊神社に帰った。夜になり、神社には人が集まっていた。
「随分多いですね」
アリス「いつもこんな感じよ?」
霊夢「そうね。後は森川さん見たさに来てるってとこかしら?」
アリスと霊夢が説明してくれる。既に魔理沙は酒を飲んでいた。
紫「やっほ〜霊夢」
霊夢「来たわね紫。藍も見た感じ大丈夫そうね」
藍「ま、まぁな」
藍は少しビクビクしながら答える。ま、俺の力…しかも太陽で焼かれそうになりゃトラウマになるわな。
「紫しゃま。この人が紫しゃまや藍しゃまに勝った人ですか?」
すると猫耳を生やした女の子が話しかけて来た。
紫「まぁそうね。紹介するわ。藍の式の橙よ」
橙「藍しゃまの式の八雲橙です」
「しっかりと挨拶できて偉いですね。私は森川大輔といいます。宜しくお願いしますね。橙さん」
橙「はい!」
俺は頭を撫でてやる。随分と人懐っこいな。
紫「さて、それじゃあ私達も楽しみましょう」
霊夢「そうね」
俺はアリス、上海、蓬莱、霊夢、紫、藍、橙と座り飲み始めた。
「それにしても、見た感じ人間が殆どいませんね」
紫「分かるの?」
「ええ。人は誰でも気や電磁波を発しています。人間には人間の。妖怪には妖怪の気や電磁波の色があります」
藍「そうなのか?」
「ええ」
俺は酒を飲みながら説明した。しかし、色んな奴がいるな。
「ん?」
すると神社の外から気配を感じた。
紫「これって…」
霊夢「十中八九…アイツよね」
アリス「もしかして…」
上海「シャ、シャンハーイ…」
蓬莱「ホーライ…」
橙「ら、藍しゃま…」
藍「……」
どうやら、こいつ等からしても、かなりの実力者が来るみたいだな。
「あら?随分警戒されちゃってるわね」
やって来たのは、緑色の短髪癖っ毛の女だ。コイツも妖怪か。
霊夢「あのねぇ…あんたが来たらそうなるに決まってるでしょ!」
アリス「まぁ…そうよね」
紫「それで、何しに来たのかしら?幽香?」
どうやらこの女は幽香っていうらしいな。
幽香「私は、ここに来た外来人見に来たのよ。なんでも紫、あなたに勝ったって知ってね」
『!?』
幽香「何故知ってるって顔をしてるわね?それはあそこの鴉の新聞で知ったのよ」
おいおい…いつ見てたんだよ。
紫「そう…」
やれやれ。これ以上隠れてると、アリスや上海に蓬莱が気の毒だな。
「えっと、私がその外来人?ですけど」
幽香「あら?貴方がそうなのね」
「ええ」
幽香「へ〜…」
すると幽香は、俺をジロジロと見る。
幽香「あなた本当に紫に勝ったのかしら?」
「そんな」
幽香「そうよね。するとあそこの鴉のデマって事かしら?」
このまま穏便に済みゃいいがな。
「あややや…」
「そうかしら?」
すると今度は、メイドの側にいた紫の髪の子供が来た。
「名乗っていなかったわね。私はレミリア・スカーレットよ」
「これはご丁寧に。私は森川大輔といいます」
レミリア「森川ね。それで、あなたは本当はそこのスキマ妖怪に買ったんじゃないのかしら?」
このガキ、穏便に済む話を蒸し返しやがって…
「いえいえ。私は人間ですよ。妖怪である紫さんに敵う筈ないですよ」
レミリア「ふ〜ん…」
「…!!」
するとレミリアは俺に攻撃してきた。
『!!』
レミリア「やっぱりね」
コイツ…
幽香「どうやら、あの鴉が言ってた事は本当みたいね」
すると幽香の奴もコッチを見る。はぁ…面倒だな。
「仮にそれが本当だとしてどうするんですか?」
幽香「もちろん私と戦ってもらうわ」
「は〜…」
面倒だな。今は夜だからあれは使えないが…ま、俺も修行になるしいいか。
「断りたいですね」
幽香「あら?断ってもいいわよ。けど…貴方が何もせずに死ぬだけよ!」
すると幽香は、地面から蔦を出して俺に攻撃してきた。このバカ!場所を考えろ場所を!!
「ボイスアーマー&音壁!」
俺は素早く、霊夢達参加者にボイスアーマーと音壁で守りを作る。
幽香「あら?随分と頑丈なのねそれ」
「……」
コイツ…被害関係なく攻撃してきやがったな。なら仕方ない。ここから離れるか。
幽香「あら、どこに行くのかしら?」
そう言いながらも追いかけて来る。さて、神社から大分離れればいいだろ。
大輔さんは幽香を連れて行ってしまった。
紫「あの人、私達やここにいる皆の事を気遣って離れたのね」
霊夢「でしょうね。いくらなんでも幽香の攻撃じゃ、並の連中じゃ敵わないわ」
アリス「……」
私はそのまま大輔さんの後を追い掛けた。
魔理沙「お、おいアリス!」
霊夢「仕方ないわね!」
魔理沙「霊夢の奴まで…あ〜もう!私も行くのぜ!」
見ると霊夢と魔理沙も追い掛けてきた。急いで行かなきゃ!
紫「やれやれ」
藍「紫様。如何なさいますか?」
紫「そうね…」
どうしようかしら…
「紫」
紫「あら幽々子」
幽々子「ここは私と妖夢で見ておくわ」
紫「いいのかしら?」
幽々子「ええ」
けど珍しいわね。幽々子からそんな話が出るなんて。
紫「何を考えているのかしらね」
幽々子「酷いわ紫。私はただ、あの人が作るご飯を食べたいだけよ」
紫「…ホント幽々子らしい理由ね。藍、行くわよ」
藍「分かりました。橙、あなたはここをお願いね」
橙「分かりました!紫しゃま!藍しゃま!お気を付けて!」
そして私と藍も、霊夢達の後を追い掛けて森川…いえ、大輔の元に向かった。