東方の世界へ   作:シャト6

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第5話

霊夢「それで、これから大輔さんはどうするのよ?暫くこっちにいるなら、住む場所とか必要でしょ?」

 

「確かにそうだな」

 

ん〜…どうするか。土地とかがあれば、俺の技術や秘密道具なんかで家はできるんだが…

 

「この辺に手頃な土地とかないか?」

 

魔理沙「土地?」

 

「ああ。流石にこのままアリスの家に世話になる訳にはいかないしな」

 

アリス「あら?別に私は気にしないわよ?上海達もそうでしょ」

 

上海『シャンハーイ♪』

 

蓬莱『ホウラーイ♪』

 

アリス「ほら、この娘達も嬉しそうだし」

 

上海も蓬莱も嬉しそうに返事をする。しかし、やはりさくら達の事もあるしな。

 

「気持ちはありがたいが、やはりな」

 

アリス「そう。なら仕方ないわね」

 

上海『シャンハーイ…』

 

蓬莱『ホウラーイ…』

 

アリスは顔に出してないが、上海と蓬莱は見て分かる通り落ち込んでる。

 

「なに、別に一生会えない訳じゃないんだ。会おうと思えば会える」

 

そう…さくら達と違ってな。

 

(あいつ等…元気のしてんのかな)

 

俺は向こうにいるさくら達の事を思い出すのだった。んで、俺は結局博霊神社と人里の間位の土地を紫と霊夢に紹介された。

 

(ま、家は後で建てりゃいいだろ)

 

その日は博霊神社に泊まった。因みに魔理沙やアリス、上海に蓬莱も泊まったのはお約束だ。翌日、俺達は人里に向かっている。霊夢達に色々店を教えてもらう為だ。

 

「へ〜、ここが人里かぁ」

 

霊夢「そうよ。必要な物は、皆大体ここで買ってるわね」

 

魔理沙「まぁ、これから頻繁に来ると思うしな」

 

アリス「後、案内できる場所といえば、香霖堂(こうりんどう)くらいかしら」

 

「香霖堂?」

 

魔理沙「人里の物はもちろん、冥界や妖怪、魔法の道具、それに外から来る道具も扱ってるんだぜ?」

 

「へ〜」

 

外からの道具ね。もしかしたら俺の知ってるのもありそうだな。

 

霊夢「香霖堂は今度案内するわ。アリスが」

 

いや、そこはお前じゃないのかよ!

 

アリス「霊夢は香霖堂の店主にツケ。魔理沙は、よく物を盗っていくから行けないのよね」

 

霊夢「グッ…今度依頼が来たら返すわよ…多分

 

コイツ、物凄い小さな声で多分って言ったぞ。返す気ないな…

 

魔理沙「アハハ〜…わかってるんだけどな」

 

2人とも何やってんだか…

 

霊夢「そ、そう言えば紫が言ってたけど、今日家で宴会やるから」

 

魔理沙「おっ!宴会か!」

 

アリス「随分と急ね」

 

確かに。ま、話をそらしたかったってのもあるだろうがな。

 

霊夢「既に紫が幻想郷の連中に伝えてるわ。文の力も使ってね」

 

文?

 

アリス「そういう事なら、私達もここで食材買って帰りましょう」

 

魔理沙「だな」

 

俺達は食材や酒などを買って、博霊神社に帰った。夜になり、神社には人が集まっていた。

 

「随分多いですね」

 

アリス「いつもこんな感じよ?」

 

霊夢「そうね。後は森川さん見たさに来てるってとこかしら?」

 

アリスと霊夢が説明してくれる。既に魔理沙は酒を飲んでいた。

 

紫「やっほ〜霊夢」

 

霊夢「来たわね紫。藍も見た感じ大丈夫そうね」

 

藍「ま、まぁな」

 

藍は少しビクビクしながら答える。ま、俺の力…しかも太陽で焼かれそうになりゃトラウマになるわな。

 

「紫しゃま。この人が紫しゃまや藍しゃまに勝った人ですか?」

 

すると猫耳を生やした女の子が話しかけて来た。

 

紫「まぁそうね。紹介するわ。藍の式の橙よ」

 

橙「藍しゃまの式の八雲橙です」

 

「しっかりと挨拶できて偉いですね。私は森川大輔といいます。宜しくお願いしますね。橙さん」

 

橙「はい!」

 

俺は頭を撫でてやる。随分と人懐っこいな。

 

紫「さて、それじゃあ私達も楽しみましょう」

 

霊夢「そうね」

 

俺はアリス、上海、蓬莱、霊夢、紫、藍、橙と座り飲み始めた。

 

「それにしても、見た感じ人間が殆どいませんね」

 

紫「分かるの?」

 

「ええ。人は誰でも気や電磁波を発しています。人間には人間の。妖怪には妖怪の気や電磁波の色があります」

 

藍「そうなのか?」

 

「ええ」

 

俺は酒を飲みながら説明した。しかし、色んな奴がいるな。

 

「ん?」

 

すると神社の外から気配を感じた。

 

紫「これって…」

 

霊夢「十中八九…アイツよね」

 

アリス「もしかして…」

 

上海「シャ、シャンハーイ…」

 

蓬莱「ホーライ…」

 

橙「ら、藍しゃま…」

 

藍「……」

 

どうやら、こいつ等からしても、かなりの実力者が来るみたいだな。

 

「あら?随分警戒されちゃってるわね」

 

やって来たのは、緑色の短髪癖っ毛の女だ。コイツも妖怪か。

 

霊夢「あのねぇ…あんたが来たらそうなるに決まってるでしょ!」

 

アリス「まぁ…そうよね」

 

紫「それで、何しに来たのかしら?幽香?」

 

どうやらこの女は幽香っていうらしいな。

 

幽香「私は、ここに来た外来人見に来たのよ。なんでも紫、あなたに勝ったって知ってね」

 

『!?』

 

幽香「何故知ってるって顔をしてるわね?それはあそこの鴉の新聞で知ったのよ」

 

おいおい…いつ見てたんだよ。

 

紫「そう…」

 

やれやれ。これ以上隠れてると、アリスや上海に蓬莱が気の毒だな。

 

「えっと、私がその外来人?ですけど」

 

幽香「あら?貴方がそうなのね」

 

「ええ」

 

幽香「へ〜…」

 

すると幽香は、俺をジロジロと見る。

 

幽香「あなた本当に紫に勝ったのかしら?」

 

「そんな」

 

幽香「そうよね。するとあそこの鴉のデマって事かしら?」

 

このまま穏便に済みゃいいがな。

 

「あややや…」

 

「そうかしら?」

 

すると今度は、メイドの側にいた紫の髪の子供が来た。

 

「名乗っていなかったわね。私はレミリア・スカーレットよ」

 

「これはご丁寧に。私は森川大輔といいます」

 

レミリア「森川ね。それで、あなたは本当はそこのスキマ妖怪に買ったんじゃないのかしら?」

 

このガキ、穏便に済む話を蒸し返しやがって…

 

「いえいえ。私は人間ですよ。妖怪である紫さんに敵う筈ないですよ」

 

レミリア「ふ〜ん…」

 

「…!!」

 

するとレミリアは俺に攻撃してきた。

 

『!!』

 

レミリア「やっぱりね」

 

コイツ…

 

幽香「どうやら、あの鴉が言ってた事は本当みたいね」

 

すると幽香の奴もコッチを見る。はぁ…面倒だな。

 

「仮にそれが本当だとしてどうするんですか?」

 

幽香「もちろん私と戦ってもらうわ」

 

「は〜…」

 

面倒だな。今は夜だからあれは使えないが…ま、俺も修行になるしいいか。

 

「断りたいですね」

 

幽香「あら?断ってもいいわよ。けど…貴方が何もせずに死ぬだけよ!」

 

すると幽香は、地面から蔦を出して俺に攻撃してきた。このバカ!場所を考えろ場所を!!

 

「ボイスアーマー&音壁!」

 

俺は素早く、霊夢達参加者にボイスアーマーと音壁で守りを作る。

 

幽香「あら?随分と頑丈なのねそれ」

 

「……」

 

コイツ…被害関係なく攻撃してきやがったな。なら仕方ない。ここから離れるか。

 

幽香「あら、どこに行くのかしら?」

 

そう言いながらも追いかけて来る。さて、神社から大分離れればいいだろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大輔さんは幽香を連れて行ってしまった。

 

紫「あの人、私達やここにいる皆の事を気遣って離れたのね」

 

霊夢「でしょうね。いくらなんでも幽香の攻撃じゃ、並の連中じゃ敵わないわ」

 

アリス「……」

 

私はそのまま大輔さんの後を追い掛けた。

 

魔理沙「お、おいアリス!」

 

霊夢「仕方ないわね!」

 

魔理沙「霊夢の奴まで…あ〜もう!私も行くのぜ!」

 

見ると霊夢と魔理沙も追い掛けてきた。急いで行かなきゃ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫「やれやれ」

 

藍「紫様。如何なさいますか?」

 

紫「そうね…」

 

どうしようかしら…

 

「紫」

 

紫「あら幽々子」

 

幽々子「ここは私と妖夢で見ておくわ」

 

紫「いいのかしら?」

 

幽々子「ええ」

 

けど珍しいわね。幽々子からそんな話が出るなんて。

 

紫「何を考えているのかしらね」

 

幽々子「酷いわ紫。私はただ、あの人が作るご飯を食べたいだけよ」

 

紫「…ホント幽々子らしい理由ね。藍、行くわよ」

 

藍「分かりました。橙、あなたはここをお願いね」

 

橙「分かりました!紫しゃま!藍しゃま!お気を付けて!」

 

そして私と藍も、霊夢達の後を追い掛けて森川…いえ、大輔の元に向かった。

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