あれから随分と離れたし、丁度広い場所も見えるな。
「この辺でいいだろう」
俺は広い場所に着地する。するとついてきてた幽香の奴も来た。
幽香「あら?もう逃げないのかしら?」
「ああ。テメェ如きに逃げる必要ねぇからな」
その言葉に、表情は変わってねぇが怒りは感じた。
幽香「へ〜…話し方もさっきと違うし、雰囲気も変わったわね」
「……」
幽香「これなら、私も存分に楽しめそう…ね!!」
すると幽香は、地面から複数の蔦が出てきた。
「!?」
俺は素早く距離をとる。
幽香「あら?よく避けたわね」
「まぁな」
幽香「フフフ…どんどん行くわよ!」
すると幽香は、次々と蔦や触手を出してくる。
「数が多いな…宝具解放!」
俺は宝具を解放し、蔦や触手の相手をする。
「…三千世界に屍を晒すが良い。……天魔轟臨!これが魔王の
俺は全ての蔦類を破壊した。
幽香「!?驚いたわ。まさか私の攻撃が全てやられるなんてね。紫を倒したって信じれるわ」
「それはどうも。で、まだやるか?」
幽香「当然よ。貴方を倒せば、私はもっと強くなれるわ」
すると今度は、幽香の背後に無茶苦茶な数の弾幕が出現した。オイオイ…昔ゲーセンでやった弾幕系シューティングじゃねぇか!まさか自分が生身で体験するとはな。弾幕には及ばないかも知れないがな。
幽香「次は何かしら?特に変わりないわよ?」
「それはどうかな?」
幽香「何を…」ピチャッ
幽香の奴が動くと水音が聞こえた。
幽香「!?水…いつの間に」
「俺が『それはどうかな?』言った時だよ!」
辺りは水浸しどころか軽く湖が出来上がる。もちろん、村の方とかには結界が張ってある。俺は出てきた帆船に乗る。
幽香「なっ!!」
霊夢「ちょ、ちょっと!!」
魔理沙「流されるのぜ〜!」
「俺の名前を覚えて逝きな!『テメロッソ・エル・ドラゴ』!太陽を落とした男ってな!!」
幽香「きゃあああああああ!!!!」
主砲を撃った瞬間、周りからも同じ様に主砲が撃ち込まれる。当然幽香が出してた弾幕に対抗できたのは言うまでもない。
「さてと」
俺は気絶した幽香の側に行く。って…
「なんで霊夢に魔理沙までいるんだ?」
アリス「それは貴方を心配して来たからよ」
振り返るとアリス、上海、蓬莱がいた。少し怒ってるが…
アリス「全く…急に辺りが水になるなんて驚いたわ。咄嗟にあの木に掴まったからよかったけど」
上海「シャンハーイ!」
蓬莱「ホウラーイ!」
アリスの言葉に頷く上海と蓬莱。
「あ〜…それは悪かった。まさかお前らがいるとは思わなかったから」
アリス「もう…」
「…さて、帰るか」
アリス「帰るのはいいけど、霊夢達どうするの?」
「あっ…」
そうだった。幽香の奴はほっといてもいいが、霊夢と魔理沙は連れて帰らなきゃなんねぇよな。
紫「それなら安心してちょうだい」
紫が隙間から出てきた。
紫「霊夢と魔理沙、幽香は私が家まで隙間で送っておくわ」
「そうか」
紫「ええ。それに、貴方達が行ってから皆解散しちゃったしね」
解散したのか。あのガキにお仕置きしたかったが…
紫「そうそう。レミリアから伝言よ」
「あっ?」
紫「『面白いものを見せてもらったわ。今度屋敷に来なさい。存分にもてなすわ』ですって」
「ほう…」
あのクソガキ…お前が原因なのに何が『存分にもてなすわ』だ!一度立場を分からせねぇとな…
「…ん?どした?」
アリス「いや…怒るのは分かるけど」
紫「殺気を抑えなさい。私でも気を抜けば気絶するわよ」
「ああ。悪い悪い。あのガキが舐めた事をぬかしてたから」
俺が殺気を収めると、安心したのか上海と蓬莱が来て抱っこを求めたので応じた。
アリス「なんていうか…レミリアには同情するわ」
紫「そうね。私や藍、幽香に勝った大輔を相手に、よくそんな事が言えたわね」
「ま、一度痛い目に合えばいいんだよ」
今度あったら、拳骨とケツ100叩きしてやる!
「けど、お前の隙間便利だよな。中のあれはキモいけど」
紫「酷いわね。皆センスが分かってないわ!」
センスもなにもねぇだろ。どう考えてもキモいだろ。中に目があんだけあれば…けど、あの隙間の能力があれば、もしかしたらアイツ等の所に…