転入初日で反抗する者全員返り討ちにし、1-Sを掌握した九鬼紋白。
「紋様、今日のお昼休みはどうされるのですか?」
元一年トップ武蔵小杉は既に紋白の配下である。
「2、3年でしたら私に案内させてください、紋様」
2-Sの井上準も配下にしていた。
「兄上を含め挨拶等は昨日終わったからな。今日は一年で気になっていた生徒に会いに行く」
そう言って紋白が訪れたのは1-Cの教室だった。
「1-Cですか?」
「ここに面白い人材がいるのでな」
「でもCクラスは普通の人しか……ひょっとして黛さんですか?」
「剣聖の娘だな、もちろん黛もスカウトしたい人材の一人だが、もう一人いる」
「……そんな人いましたっけ?」
首を傾げるムサコッス。
「では入るぞ」
同昼休み、ヨコヅナ、由紀恵、伊予は一緒に昼食を食べていた。
「ヨコヅナ君のお弁当ってまさにドカベンだよね」
机がいっぱいになるぐらい大きいヨコヅナの弁当を見てそう言う伊予。
「腹六分目ぐらいだべがな」
「さすが、ヨコヅナ!」
「大きいのに冷凍食品ではなく全て手作りですね」
「そうだべ」」
「さらにさすが、料理部!」
「よく分かるだな」
「私も毎日お弁当作りますから」
「まゆっちの目を欺くことは出来ないぜ」
「まゆっちのお弁当美味しそうだべな」
「ヨコヅナ君のお弁当も量だけでなく味も良さそうです」
「…なんかちょっと、恥ずかしく思えてきたな…」
ヨコヅナと由紀恵は自作の弁当に対して、伊予の昼食はコンビニ弁当だ。
「何かおかず交換しないだか?」
「良いですね。私はこのロールキャベツをあげます」
「だったらオラは、オクラの豚バラ巻をあげるだ」
ヨコヅナと由紀恵がお互いに交換したおかずを食べる。
「……美味いだ!」
「……美味しいです!」
お互いに相手のおかずを誉め合う二人。
「私も!私も交換したい!」
そんな風にヨコヅナ達が楽しく食事をしているところに、
「我、顕現である」
九鬼紋白が1-Cの教室に入ってきた。
「……いきなり、何だろ?」
「噂の転入生だべな」
「…何かこっち見て視線と止めたぜ」
「え、あれ、こっち来ますよ」
紋白は真っ直ぐヨコヅナ達が座る席へとやってきた。
「フハハハ!目的の相手が二人とも揃っているとは、僥倖であるな」
「「「目的の相手?」」」
三人は周りを見て、目的の相手とやらを探す。
「お前たちの事だ、黛由紀恵、そして井ノ中ヨコヅナ」
「わわわ、私ですか!?」
「オラだべか?」
紋白が1-Cを訪れた理由はヨコヅナに会う為であった。
小説投稿サイト『カクヨム』にて、
ヨコヅナが主人公のオリジナル小説、
『なんでオラ、こんなとこにいるだ?』を投稿しております。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054922126022
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