真剣でちゃんこに恋しなさい!   作:ニッケン

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13話

 突然のご指名に茫然としている二人に

 

「紋様の話を聞く姿勢がなってないわよ二人とも」

「紋様の前では直立不動が常識だろぉ!」

 

 ムサコッスと準の雑魚っぽい台詞を言い放つ。

 

「は、はいっ!!」

 

 慌てて立ち上がる由紀恵、

 

「…仕方ないだな」

 

 ヨコヅナも渋々ながら立ち上がる、ムサコッスと準は関係ない、奥で怖い老執事が見ているからだ。

 

「なな、な何の御用でしょうか?」

「昼食中に悪いな。二人の東西交流戦での活躍、見させてもらったぞ」

 

 東西交流戦の様子はモニターで紋白も観戦していた。

 

「まままさか、私のせいで交流戦で負けたから…」

「負けた責任はオラにあるだよ…」

「いや、交流戦の戦犯をあえて言うのであれば、ムサコッスだ。二人は気にする必要はない」

「プレミアムな私が戦犯にされてる!?」

「交流戦の結果は今はどうでもよい」

「どうでも良いのに戦犯あつかい!?」

 

 驚愕するムサコッスをよそに紋白は二人に、

 

「二人は将来の夢は決まっているのか?」

 

 目的の為の質問をする。

 

「……いきなり、なんでそんなこと聞くだ?」

 

 初対面の相手、それも会って数分、聞き返すのも無理はない、

 

「質問に質問でかえすな!」

 

 だが、自称紋白の忠臣、井上準が叱咤をする。

 

「よい。我はスカウトが趣味みたいなモノでな、学園でも有望そうな生徒には声かけていくつもりなのだ」

 

 この言葉を聞いて、(あれ?私スカウトされてない!)とムサコッスは内心思うのだが、今はどうでもいい。

 

「交流戦を見たからって何も分からないと思うだか…」

「少なくとも二人は普通の生徒50人と戦っても負けないという事は分かったぞ」

「強い人をスカウトしたいだか?」

「いや、あれはきっかけに過ぎぬ、こうして目を見れば色々と分かってくる」

 

 そう言ってヨコヅナの目を真っすぐ見つめる紋白。

 

「そうだべか……今、オラの目を見て何を考えてるか分かるだか?」

「……ふむ、早く昼飯が食べたい、と言ったところか」

「よく分かっただな」

「オイオイ、紋様に対して失礼だろ」 

「そうよ、ちょ~と交流戦で活躍したからって調子乗ってじゃないの?」

「よいのだ、昼飯を邪魔したのは、事実だからな」

「いえ、ここは先輩として俺が指導を」

「はぁ~、……」

 

 ヨコヅナは教室の外に目を向ける。

 

「俺に何か言いたげだな、赤子」

 

 一瞬にしてヨコヅナの横に移動する、九鬼家従者部隊零番ヒューム・ヘルシング

 

「あんたみたいな強い人が後ろについてるから、雑魚が調子に乗るだよ」

 

 昼休みを邪魔されてヨコヅナは、本当に気分を害していた。

 

「そう言いたくなる気持ちは分からなくもないが、人のせいにするのはよくないぞ赤子」

「…雑魚とは言ってくれんじゃねぇか」

 

 準はワッペンを取り外し叩きつける。

 

「決闘だ!雑魚と言ったんだ受けるよな」(ここで紋様に良いところを見せるぜ)

 

 




 小説投稿サイト『カクヨム』にて、

 ヨコヅナが主人公のオリジナル小説、

『なんでオラ、こんなとこにいるだ?』を投稿しております。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054922126022

 こちらも読んで頂ければ幸いです。
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