九鬼紋白の相談を受けた、2-F直江大和の発案で、源義経達の歓迎会が行われることになった。
「大和さん、一緒に手伝ってくるれる、伊予ちゃんとヨコヅナ君です」
「が、頑張ります!」
「頑張るだよ」
「ありがとう、二人の事はまゆっちから聞いてるよ」
そして由紀恵の歓迎会を手伝うという意思に、伊予とヨコヅナの二人も賛同した。
「まゆっちは当日の料理もヘルプで入ってくれるんだって?」
「はい!、あとヨコヅナ君も料理部なので、そっちも手伝ってくれます」
「へぇ~、料理部なんだ」
大和は交流戦での戦いを見てヨコヅナは相撲部だろうと思っていたので、少し意外だった。
「……得意料理はちゃんこ鍋かな」
でも名前がヨコヅナなので冗談でそう言ってみたら、
「はははっ、良く分かるだな」
「誰でも分かるよな~」
「ヨコヅナ君だもんね」
ヨコヅナが料理部だと知った者は皆、得意料理はちゃんこ鍋かな思うし、実際当たっている。
「歓迎会の料理でちゃんこ鍋作っても良いだべかな?」
「ん~、どうだろうな?」
今は初夏であり、歓迎会で鍋料理は微妙な気がする大和。
「メニューは料理担当に任せてるから、話し合って決めてくれ」
なので担当に任せることにした。
「分かりましただ」
「とりあえず今日は設営準備頼むよ」
「はいっ!」「はい」「はいだ」「ウェ~イ」
時は進み歓迎会当日、場所は歓迎会の料理を作ってる家庭科室。
「食材は熊飼先輩が指定して集めたって聞きただ。さすがだべ」
「少ない予算なのに、ほんと凄いわ~クマちゃん先輩」
用意された食材の量と質の高さに、驚きと賞賛の声を口にするヨコヅナと1-Sのオカマ。
歓迎会の料理の食材は、熊飼満(通称クマちゃん)が指定して揃えた食材だ。
「ぼくは直江君に教えただけで、ここまでの量を集めれたのは直江君と買いに行ってくれた人たちのおかげだよ」
謙遜するクマちゃんだが、情報が確かでなければこの結果は生まれない。
食のスペシャリストとまで称される熊飼満、ヨコヅナも含め料理部全員が尊敬する人物だ。
「まゆっち……この三人…」
「分かってます松風、かなりデキます」
ヨコヅナ、クマちゃん、オカマは会話をしながらも、丁寧且つスピーディーに調理をこなしている。
他の料理部員と比べ、この三人の料理の腕前は頭一つ抜けていた。
「私も負けてられません!」
「まゆっちが燃えてるぜぇ」
普段から料理を作る者として対抗心を燃やしながら由紀恵も料理を作る。
「……私ひょっとして、場違いだったかな」
少しでも手伝えることがあるかもと、料理のヘルプにきた伊予は肩身が狭い思いをしていた。
小説投稿サイト『カクヨム』にて、
ヨコヅナが主人公のオリジナル小説、
『なんでオラ、こんなとこにいるだ?』を投稿しております。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054922126022
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