真剣でちゃんこに恋しなさい!   作:ニッケン

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22話②

「そう言えば、釈迦堂さんは今日はいないんだべな?」

 

 板垣三姉妹が師匠と呼ぶ釈迦堂刑部、前回鍋している時はフラっと現れたが今日はいない。

 

「師匠は今日バイトだよ~」

「師匠今、梅屋の店員やってんだぜ」

「梅屋の…店員………」

 

 飲食チェーン店梅屋の店員と聞いて、凄い微妙な顔になるヨコヅナ。

 

「はははっ、そういう顔になる気持ちは分かるぜ」

「でも、賄い目当てで頑張ってるみたいだよ」

「……想像できないだな」

 

 釈迦堂が接客とかしてる姿がまるで想像できないヨコヅナ。

 

「そう言うヨコヅナは新しいバイト見つかったのか?」 

「代行業で力仕事なんかを斡旋してもらってるだ」

「料理店じゃないんだね~」

「厨房が広い店って中々なくて、オラの体を見ただけで面接で落とされるだよ」

「それは仕方ないねェ。将来開くちゃんこ鍋屋は広い厨房にしなよ」

「そうだべな…しっかり資金を貯めないといけないだな」

「店出したらウチも食いに行ってやるよ。金は払わねぇけどな」

「金払わないなら食べに来なくて良いだよ」

「そりゃそうだ」

「「「「「はははははっ」」」」」

 

 普通に仲の良いヨコヅナと板垣家である。

 

「ふぅ~、食った、食った。ごっそさん」

「今日も美味かったぜ」

「ごちそうさま~」

「美味しかったよ、ごちそうさん」

「ごちそうさまだべ」

 

 河原でのちゃんこ鍋パ?も終わり、洗い物が済んだところで、

 

「よっしゃ、ヨコヅナ。腹ごなしに俺と、ほぼ全裸で逞しい体をぶつけ合おうじゃねぇか!」

「変な言い方はやめるだよ」

「何も間違った言って事ねぇだろ」

「普通に手合わせって言えば良いだよ……まだ時間があるから、大丈夫だべかな」

 

 一応説明しておくが、今言ってるのは1()8()()()()()()手合わせではなく、()()()()()()の手合わせだ。

 竜兵はガチホ〇だが、ヨコヅナにその()はない。

 服を脱ぎ、褌一丁になるヨコヅナ。 

 

「あははっ、ほぼ全裸って言われても否定できないよな」

「お尻丸出しだしね~」

「相撲はそういうもんだべ」

「相変わらず良い体してるねェ、鞭で叩きたくなるよ」

「鞭は本当に痛いからやめてくれだべ」

 

 ヨコヅナはドMでもないので、亜巳に鞭で叩かれて喜んだりもしない。

 

「俺も脱ぐとするか」

 

 竜兵も服を抜き、褌ではないもののボクサーパンツ一丁になる。

 

「いつも通り、勝者は敗者の体を好きに出来るってことで良いよな?」

「そんなルールを了承した覚え一度もないだよ!?」

 

 勝ったところでヨコヅナに全く得がない。

 

 何だ彼んだ言いながらも、向かい合うヨコヅナと竜平。

 

「うんじゃ、ウチが合図だしてやるよ」

 

 

 




 小説投稿サイト『カクヨム』にて、

 ヨコヅナが主人公のオリジナル小説、

『なんでオラ、こんなとこにいるだ?』を投稿しております。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054922126022

 こちらも読んで頂ければ幸いです。
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