局は普通に紋白を可愛い娘だと思っている設定で進めます。
「話を戻すが、ヒューム式研修で最後まで残れた、紋の言う学生は根性と耐久力はあるみたいだな」
帝は紋白の従者の話に戻す。
「はい父上、ヨコヅナという名前だけあって、幼い時から相撲部屋に通って鍛えられた力士体型をしております」
「ははっ、相撲は俺も嫌いじゃねぇ」
「その学生、ヒューム卿のジェノサイドチェーンソーを喰らっても膝をつかなかったんですよ。なかなかロックな奴ですよね」
「マジか!?そいつはスゲェな……もしくは、ヒュームが老いてポンコツになってきただけか?」
「ポンコツになどなっておりません……手加減してましたが、その学生の赤子が膝をつかなかったのは事実です、かなり手加減してましたが…」
本気のジェノサイドチェーンソーではないことを、しっかり言い含めるヒューム。
「ほぅ~、ヒュームのジェノサイドチェーンソーを耐えるか、興味深いな。我も会ってみたい」
九鬼家の中で一番の武闘派である揚羽も興味を持つ。
「はは、ヨコヅナの名は伊達じゃねぇってわけか。護衛としては使えそうなわけだな」
「だが紋よ、井ノ中ヨコヅナは将来自分の店を持ちたいのではなかったか、ちゃんこ鍋屋を開業したいという話を聞いたぞ」
そう言ったのは英雄、直接の関わりはないがヨコヅナの事は多少なり話を聞いている。
「はい。なので期間限定の仮専属という事になります、それにヨコヅナは得意不得意の偏りが大きく、総合的には有能の人間とは言えません」
「ならどうしてその者を従者にするんだ?、紋」
「未熟だからこそ、我が育てたいのです父上、フハハハハ」
ババンっ!という感じに宣言する紋白。
「はははっ!良い答えだ紋!何かを育てるのは子どもの情操教育のよい影響を与えるって言うしな」
「帝様、ペットを飼うのとは違うのですよ。未熟な者を執事にして、紋にもしものことがあったらどうするのですか?」
局の心配も当然と言える。可愛い娘が怪我でもしたら大変だ。
「大丈夫だって、ヒュームもフォローするだろうし……あぁ、でもポンコツになってきてんだったな~」
帝のヒュームいじりがまだ続いていた。
「ポンコツになどなっておりません。赤子のフォローぐらい完璧にこなして見せます」
「と言ってるから大丈夫だろ、それに失敗もまた勉強だ」
帝も紋白の事を可愛い娘だと思っているが、子供は失敗して怪我するのも勉強という考えだ。
「よーし紋!俺が許可する、従者の件は好きにして良いぞ」
「ありがとうございます父上!」
ヨコヅナは知らない所で勝手に紋白の仮専属従者の話が纏まる。
小説投稿サイト『カクヨム』にて、
ヨコヅナが主人公のオリジナル小説、
『なんでオラ、こんなとこにいるだ?』を投稿しております。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054922126022
こちらも読んで頂ければ幸いです。