真剣でちゃんこに恋しなさい!   作:ニッケン

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 義経は好きなヒロインなんですよ、言い訳とかでなく、

 でも、弁慶が虐めたくなる気持ちも分かる…


36話⑦

 義経必殺の発勁を受けても倒れないマントマン。

 

「もう一度!」

 

 再度発勁を放つ為、相手の腹に手を添えようとする義経だが、

 

 パンっ

 

「それはもう喰らいたくないだ」

 

 マントマンは義経の手を払いのける。

 

実況百代『2-Sのコースを塞ぐマントマン、義経の発勁を嫌がって手で払う……あれは、良いんですか?ルー師範代」

解説ルー『マントマンには反撃しないようにと言ってあるネ。でも発勁を無防備に喰らい続けろ、とも言えないヨ、軽く払いのけるぐらい仕方ないネ』

 

「くっ、このっ!」

「それは止めてくれだべ」

 

 パンっ

 

 手を添えようとしも、払いのけられる義経は…

 

 パンっ、パンっ、パンパン

 

「このぉっ!!」

 

 どんどん手をだす速度を増していき、

 

 パンパンパンパンパパパパパパっ!

 

 手を添えるというか、高速連撃の掌底打ちになる。

 

「ん、あ、痛、速、いだ!」

 

 動かないことには自信があるマントマンだが、義経の高速連撃にはさすがに、払う手が追い付かない。

 

 

 

 2-S陣営

 

「…義経もう自棄になって、掌底で殴りだしたぞ。良いのかアレ?」

「審判の学長が何も言ってないからいいんじゃないかい。……それでも押し出せそうにないしね」

「ほんと凄いですね、あのマントマンは。…さすがは()()と言ったところですか…」

「一年男子で他にいねぇわな…」

「135㎏のデブと135㎏の力士は全く別物じゃ。どう考えも不公平じゃろ!」

「だが、学校の書類では、1-C男子生徒 料理部所属、でしかないからな。学長の続行判断に異議は出来ないだろう」

「ですが、足止めももう終わりです」

 

 

「一分経過!」

 

 鉄心のその言葉を聞いて、マントマンは、

 

「やっとだべか」

 

 自ら円を出る。

 

「はぁ、はぁ…」

「通って良いだよ。義経先輩」

「くっ……」

 

 最後まで押し出すことも倒すことも出来ず、義経は悔しさで一杯だったが、今優先するのは第二走の生徒にタスキを渡す事だ。

 

実況百代『義経、一分経過により障害物クリア。先に進めるようになったぞ』

解説ルー『2-Fは網潜りの障害物をクリアして今から二つ目の障害物ネ』

 

 

「うぅ、ごめん!義経のせいで、本当に…」

 

 半泣きになりながら、タスキを渡す義経。

 

「義経はよく頑張った。あとは任しとけ!」

 

 義経を責めるようなことはせず、カッコイイ台詞を言って、走り出す2-Sの第二走、庶民A。

 

「うおぉぉぉ!」

 

 気合を入れながら網に潜り進む庶民A。

 

実況百代『2-Fの二走は既に二つの目の障害物、飴探しだ!』

解説ルー『白い粉の中から手を使わず飴を探すやつだヨ。これも定番だネ』

 

 

「走り高跳び屋で陸上部の僕の特技が活かせない…ゲボっゲボっ」

 

 




 小説投稿サイト『カクヨム』にて、

 ヨコヅナが主人公のオリジナル小説、

『なんでオラ、こんなとこにいるだ?』を投稿しております。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054922126022

 こちらも読んで頂ければ幸いです。
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