でも、弁慶が虐めたくなる気持ちも分かる…
義経必殺の発勁を受けても倒れないマントマン。
「もう一度!」
再度発勁を放つ為、相手の腹に手を添えようとする義経だが、
パンっ
「それはもう喰らいたくないだ」
マントマンは義経の手を払いのける。
実況百代『2-Sのコースを塞ぐマントマン、義経の発勁を嫌がって手で払う……あれは、良いんですか?ルー師範代」
解説ルー『マントマンには反撃しないようにと言ってあるネ。でも発勁を無防備に喰らい続けろ、とも言えないヨ、軽く払いのけるぐらい仕方ないネ』
「くっ、このっ!」
「それは止めてくれだべ」
パンっ
手を添えようとしも、払いのけられる義経は…
パンっ、パンっ、パンパン
「このぉっ!!」
どんどん手をだす速度を増していき、
パンパンパンパンパパパパパパっ!
手を添えるというか、高速連撃の掌底打ちになる。
「ん、あ、痛、速、いだ!」
動かないことには自信があるマントマンだが、義経の高速連撃にはさすがに、払う手が追い付かない。
2-S陣営
「…義経もう自棄になって、掌底で殴りだしたぞ。良いのかアレ?」
「審判の学長が何も言ってないからいいんじゃないかい。……それでも押し出せそうにないしね」
「ほんと凄いですね、あのマントマンは。…さすがは
「一年男子で他にいねぇわな…」
「135㎏のデブと135㎏の力士は全く別物じゃ。どう考えも不公平じゃろ!」
「だが、学校の書類では、1-C男子生徒 料理部所属、でしかないからな。学長の続行判断に異議は出来ないだろう」
「ですが、足止めももう終わりです」
「一分経過!」
鉄心のその言葉を聞いて、マントマンは、
「やっとだべか」
自ら円を出る。
「はぁ、はぁ…」
「通って良いだよ。義経先輩」
「くっ……」
最後まで押し出すことも倒すことも出来ず、義経は悔しさで一杯だったが、今優先するのは第二走の生徒にタスキを渡す事だ。
実況百代『義経、一分経過により障害物クリア。先に進めるようになったぞ』
解説ルー『2-Fは網潜りの障害物をクリアして今から二つ目の障害物ネ』
「うぅ、ごめん!義経のせいで、本当に…」
半泣きになりながら、タスキを渡す義経。
「義経はよく頑張った。あとは任しとけ!」
義経を責めるようなことはせず、カッコイイ台詞を言って、走り出す2-Sの第二走、庶民A。
「うおぉぉぉ!」
気合を入れながら網に潜り進む庶民A。
実況百代『2-Fの二走は既に二つの目の障害物、飴探しだ!』
解説ルー『白い粉の中から手を使わず飴を探すやつだヨ。これも定番だネ』
「走り高跳び屋で陸上部の僕の特技が活かせない…ゲボっゲボっ」
小説投稿サイト『カクヨム』にて、
ヨコヅナが主人公のオリジナル小説、
『なんでオラ、こんなとこにいるだ?』を投稿しております。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054922126022
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