2-Fの二走、走高跳び屋は早くも遅くもなく、
「はへ、ほへまひは!」(飴、取れました)
「うむ、クリアじゃ」
二つ目の障害物、飴探しをクリアする。
そしてタスキを第三走、一子へと渡す。
「はのんはよ!」(頼んだよ!)
飴が口に入ってるので、ちゃんと喋れてないが
「任せて!」
一子は思いは理解してタスキを受け取る。
実況百代『2-Fの第三走、川神一子へとタスキが渡った!』
解説ルー『リードは十分あるけど、この先の障害物次第で分からないネ』
実況百代『三走一つ目の障害物は、ハードル走!』
解説ルー『ハードルは五個しかないけど、一つでも倒したらやり直しネ』
思いっきり普通の障害で、体育の授業で行われることもあり、
「これぐらい楽勝よ!」
一子の運動能力であれば、余裕でノーミスクリアできる障害物だ。
だが、こういう状況の時こそ、
「更にリードを広げてやるわ!」
人は油断をしてしまう。
ガタッ
「しまった!?」
実況百代『あっと一子、足を引っかけハードルを倒してしまった』
解説ルー『…油断したネ、普通なら余裕でクリア出来るはずだよ』
「ハードルを倒したため、やり直し!」
やり直しになりハードルを起こして戻る一子。
2-Fから「焦るなワン子」「一個一個確実にな」と声援がとぶ。
「今度こそ!」
二回目はハードルを倒さずノーミスでクリアする一子。
実況百代『一子、一つ目の障害物クリア…』
解説ルー『2-Sはまだ飴探しだネ』
リードはまだ十分ある状態で、一子は二つ目の障害物へ、
実況百代『三走、二つ目の障害物は、パン食い!』
解説ルー『吊るしてあるパンを手を使わず取る障害物ネ』
実況百代『パンを食べきったら障害物クリアだ』
解説ルー『急いで喉を詰まらせないようにネ、コース横に水を置いてあるヨ』
この障害物を見て、2-Fの生徒は「ラッキーだね!」「ワン子の得意分野だ」「寧ろワン子の為の障害物と言えるぜ」と喜ぶ。
2-Fの予想通り一子は、
「とりゃぁー!、ガブっ」
一跳びで吊るされたパンを咥え取り、
「ガブガブ…、モグモグモグっ……ゴクンッ、食べました!。あー」
「うむ、クリアじゃ」
あっ、という間にパンを間食し、二つ目の障害物をクリアした。
そして、アンカーの忠勝にタスキを渡す。
「ごめんタッちゃん。ミスして少し詰められた…」
「十分リードしてる。任せろ」
タスキを受け取った忠勝は、一つ目の障害物へと進む。
実況百代『2-Fのアンカーは源忠勝。アンカーの一つ目の障害物は、フリースローだ!』
解説ルー『一個でもゴールリングにボールを入れれたらクリアだヨ』
第四走者の一つ目の障害物はフリースロー。
忠勝は簡易ゴールリングから少し離れた、指定された線の前でボールを構える。
「ハ…」
忠勝の第一投は、
ガンッ…
実況百代『一投目は惜しくも外れた!』
「チっ…」
解説ルー『ボールは取りに行かなくても、次のボールを使えばいいよ』
たくさんのボールが入った籠が近くにあるから、すぐに次ぐを投げれる。
2-Fから「落ち着いて~」「ゲン、左手は添えるだけ…だ」とアドバイスがとぶ。
そして、忠勝の第二投、
スパッ…
実況百代『入った!源、二投目で決めた!』
解説ルー『良い集中力だネ』
「よし!」
忠勝は直ぐに、次の障害物の準備へ
実況百代『さ~、ラストの障害物は、加重ベストとつけてのトラック一周だ!』
解説ルー『最後は自力勝負だヨ!』
加重ベストを付けた忠勝は、全力で走り出す。
その忠勝の走りは、重りを付けてる事を感じさせない程速い。
2-F陣営
「源くん頑張れー!」
「頑張ってー源ちゃん!」
「源殿、ファイト!」
「気合いだ!ゲン、気合い!」
「もうちょっとだよ、頑張れ!」
「ゲンさん!行けー」
「風になれ!ゲンさん!!」
「……………嘘……なに、あれ?」
2-Fの声援に後押しされた、忠勝はラストの直線へ。
ゴールテープは目前、
「よし、勝っ…」
忠勝が勝ちを確信しそうになったその時、
白い突風が隣を通り過ぎ、
「な!?」
先にゴールテープを切った。
「ウェーイ!、ぼっく、1番ー!!」
2-Sのアンカー、榊原小雪。
彼女の足は、人の壁を越える可能性を持つ。
小説投稿サイト『カクヨム』にて、
ヨコヅナが主人公のオリジナル小説、
『なんでオラ、こんなとこにいるだ?』を投稿しております。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054922126022
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