真剣でちゃんこに恋しなさい!   作:ニッケン

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36話⑨

実況百代『大・逆・転!ゴール間際までリードしていた源忠勝を追い抜き、先にゴールしたのは榊原小雪、川神戦役1回戦を勝利したのは2-Sだ!!!」

解説ルー『1回戦から接戦で見どころ満載の勝負だったネ!』

 

 ルーの言葉を肯定するように、

 

 ワアァァァ!!!

 

 と、観戦している生徒たちは大盛り上がりだ。

 

実況百代『最後の榊原小雪の走力は、川神院の者として見ても、目を見張るものがありましたね、ルー師範代』

解説ルー『そうだね。でも私は2-S4人の走者、全員での勝利だと思うネ』

実況百代『確かに、2-Sは二走と三走も、ミスが無くタイムが2-Fより速かったですね』

解説ルー『それに、義経の最初の平均台でのリードがなかったら2-Sは負けてたネ。全員よく頑張ったヨ』

 

 

 

「ありがとう榊原さん!二人も、ほんとにありがとう!うぅ…」

 

 半泣きで…というか普通に涙を零しながらお礼を言う義経。

 

「泣かなくていいよー義経。マシュマロあげる~」

「そうそう、俺達が勝ったんだからよ」

「言っただろ、義経はよく頑張った。ルー先生が解説してる通りだ」

 

 四人は2-S陣営へと戻る。

 

「フハハハハ、よくやった四人とも、褒めてつかわす」

「まずは一勝ですね!」

「じ、えーんどじゃな。にょほほほ」

「ユキ、よく頑張りましたね」

「お手柄だぜ、ユキ」

「他の三人もよくやったと褒めてあげましょう」

 

 2-Sは勝利した四人を笑顔で迎える。

 そんな中、

 

「……義経は一人、足を引っ張ってしまった、情けない…」

 

 誰も責めたりしないが、落ち込んでいる義経、

 

「気にしなくていいよ義経、勝ったんだし、それに4人のうち誰が一走でもあのマントマンに足止めされてたさ」

 

 そんな義経を、仲間であり主従でもある弁慶が慰める。

 

「でも、義経は義経のクローンだから、多少の困難は乗り越えれないと…」

「パワー系は武蔵坊弁慶のクローンである、私の役目でしょ……義経のクローンだからって関係ないよ」

「でもでも、弁慶がいない時で、もし実践だったら…」

「実践だったら、義経は刀持ってるから何とでも出来るでしょ……はい、反省はここまで、筋力つけたいって言うなら、トレーニング付き合ってあげるから」

「弁慶……うん、分かった。義経はこれから頑張る」

 

 弁慶のフォローで持ち直す義経、だが、

 

「まぁ…源義経が後輩に全く歯が立たなかったという事実は、学園中の生徒に印象ついちまったけどな」

「うぁぁぁ……」

 

 与一の無慈悲な言葉に、また泣き出す義経、

 

「与一~!」

「姉御、痛い、苦しい。アルゼンチン・バックブリーカーは止めてくれ」

 

 

 

 2-F陣営

 

「すまん、みんな俺のせいだ…」

「いや、あれは源君でも無理だよ、速すぎだもん」

「そうだよ、タッちゃんのせいじゃないのよ。私が油断してハードルでミスしたから…」

「一回ぐらい仕方ないですよ、ワン子ちゃん」

「そうだぜ、気にすんな!」

「今回は相手が少し上手だった、それだけのことだ」

「倒し甲斐があるっもんだぜ!」

「切り替えていこう」

「2回戦の前に、誰た引抜かれるかだな…」

 

 

 

 

 

「さぁ、S組!誰を指名するか選べ!」

「私達が欲しいのは 直江大和君です」

 

 1回戦勝利したS組が引き抜いたのは、F組の直江大和。

 

 




 小説投稿サイト『カクヨム』にて、

 ヨコヅナが主人公のオリジナル小説、

『なんでオラ、こんなとこにいるだ?』を投稿しております。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054922126022

 こちらも読んで頂ければ幸いです。
 
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