真剣でちゃんこに恋しなさい!   作:ニッケン

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明日は投稿出来ないと思います。


43話

「多分、忍足さんは今日はもう戦えないと思うから、少しは戦力差縮まったと思うよ~」

「ありがとうございました、燕先輩」

「それじゃ、頑張ってね」

 

 そう言っては燕は颯爽と3-Fの観戦場所へと帰っていった。

 

 

「では四投目じゃ……何が出るかな、何が出るかな」

 

 ダイスに出た名前は。

 

【直江】 【不死川】

 

 

実況百代『四投目は大和対不死川だ!』

解説ルー『これはカードから難しいネ』

 

「にょほほ、此方がSの1勝目をあげてやるのじゃ」

 

 心がカードを受け取る。

 大和は真面に戦えば心に勝てないことは分かっている。

 だが、ここで出したカードは…

 

 大和『2』 不死川『4』

 

「数字の大きい2-S、どうする」

「『2』とは舐めた事してくれるの、当然勝負するのじゃ」

 

実況百代『これも勝負が決定したぞ!』

解説ルー『カードは『2』『4』どちらも意外だったネ』

 

 大和と心が対面して立ち、

 

「両者構えて…、はじめっ!!」

 

 鉄心の合図で試合が始まるが、

 

「聞きたいことがある」

 

 試合が始まってから心に普通に話しかける大和。

 

「何じゃ?」

「何故カードで『4』をだした、『7』を出してくれた方が嬉しかったんだがな」

「にょほほ、今までSは『1』『2』『3』と出してきたからの、だから『4』を出したのじゃ。山猿に勝つのに読み合いなど必要ないからの」

「今は1-0でFがリードしているが」

「3年の力を借りてじゃろ、それに今から1-1なるのじゃ」

「そう言えば、この川神戦役を提案したのが不死川さんだと聞いた」

「その通りじゃ」

「それを聞いて俺は疑問に思った、……何故不死川さんがそんなことを提案したのかと…2-Fの生徒を引抜いても何も不死川さんに利などないのでは?と」

「それもその通りじゃ、別に此方はFの生徒などいらん」

「俺は色々なところから情報を集め、不死川さんが川神戦役を提案した理由を推測した」

「ほう、なんじゃ言ってみよ」

「……俺が導き出した答えは、FにSとの格の違いを知らしめる為、となった」

「間違っておるの。()()()()格の違いを、じゃ、にょほほ」

「だが、その目論見は既に破綻している」

「何じゃと?」

「今までの4戦で2勝2敗。互角の状況なんだ、誰ももう格が違うなんて思わない」

「馬鹿を言え、女装対決で勝ったからと言って何じゃ。それに利き川神水は弁慶の自爆じゃ」

「それだけじゃないだろ、最初の障害物競走でも接戦だったんだ」

「あれは、マントマンの差じゃ。もしマントマンが逆だったら…」

 

 会話に夢中になっている心だが、

 

「不死川心、いつまで話をしているのですか!もう試合は始まっているのですよ!」

「な!?」

 

 マルギッテの言葉に驚いて、鉄心の方を見る。

 

「開始の合図は出したぞ」

 

実況百代『ルー師範代、後何秒ですか?』

解説ルー『もう残り20秒切ってるヨ』

 

「クククッ。こんな簡単に引っかかるとはな」

「このぉ山猿~、投げ飛ばしてやるのじゃ!」

 

 その後、捕まえようとする心の手を、大和は残り時間回避し続け、時間切れで引き分けとなった。

 




 小説投稿サイト『カクヨム』にて、

 ヨコヅナが主人公のオリジナル小説、

『なんでオラ、こんなとこにいるだ?』を投稿しております。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054922126022

 こちらも読んで頂ければ幸いです。
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